３.11の東日本大震災そして東電原発事故で多くの外来音楽家がキャンセルするなか、『私は音楽の持つ力を信じています。音楽を通じて人々の気持ちは寄り添い、音楽は人々の心を一つにします。音楽を届けることで少しでも力になることが出来れば、と日本に参ることにしました。』と3大テナーの一人として知られているプラシド・ドミンゴは来日、そしてコンサートを行った。
彼はスペインに生まれメキシコで育った。25年前のメキシコ大地震では身内の人を亡くしているので、日本の皆様の気持ちはよく分かりますとコメント。
日本の地震を知ったのはワシントン･オペラで＜蝶々夫人＞の指揮をしている時だった。詳しくはホテルに戻ってから知った。 このコンサートでは始めから気合十分で大いに盛り上がり、アンコールは6曲におよび、最後は日本語で＜ふるさと＞を4番まで熱唱。演奏会の後、いつの日か必ず立ち直れる日が来ると信じて下さい、とメッセージを残した。

アンコールの｢ふるさと｣を 歌い終えて涙ぐむトーラに ハンカチを渡すドミンゴ	急きょ代役のヴァージニア・トーラと オペラ・アリアから ミュージカル｢トゥナイト｣まで披露