♩12/31 ナタリー・コール逝く

2008年にC型肝炎感染を公表、その後腎移植をするなど健康回復に努めていた歌手のナタリー・コールが、12月31日、ロサンゼルスで心臓疾患のため逝去。享年65。ナタリーはナット・コールの娘で11歳でデビュー。1991年、父親とのソングブック『アンフォゲッタブル』と同名のデュエット<アンフォゲッタブル>でグラミーを2冠制覇、話題を独占した。その後、本格的なジャズ歌手として活躍、生涯で9回のグラミー賞に輝いた。

[1.31.2016] Page Top >

♩1/03 ポール・ブレイ逝く

バップからアヴァンガルド、シンセサイザーまでこなしたミュージシャンズ・ミュージシャン、稀代のスタイリスト、インプロヴァイザー、ポール・ブレイが避寒先のフロリダの自宅で逝去。公表された死因は老衰。1932年カナダ・モントリオール生まれで、享年83。ECMに録音した『オープン、トッ・ラヴ』でソロ・ピアノに新しい世界を確立、遺作もソロ・ピアノによる『プレイ・ブルー』。来日歴は3回。詳細は本誌、追悼特集。

[1.31.2016] Page Top >

♩1/05 米「ジャズ・インサイド・マガジン」1/2月号刊行

全米のジャズ情報をカバーするNY発のジャズ専門誌『ジャズ・インサイド・マガジン』1/2月号(Volume:7 Issue:6)が刊行、カバー・ストーリーはECM。NYのウインタージャズ・フェストのECM特集に因んだもので、とくに、アヴィシャイ・コーエン(tp)、マイケル・フォーマネック(b)、チェス・スミス(ds)、デイヴィッド・トーン(g)に焦点が当てられている。デジタル版トプリント版があり、デジタル版は無料でダウンロード可能。
http://jazzinsidemagazine.com/publications/guide/january-2016

[1.31.2016] Page Top >

♩1/06 米「ダウンビート」誌2月号刊行

米ジャズ専門誌「ダウンビート」2月号(Volume 82, Number 2)が刊行された。
カバー・ストーリーはスナーキー・パピー。スナーキー・パピーは2004年マイケル・リーグ(b)によりテキサス州で結成されたインディ系バンドで自立活動が注目されていたが、インパルスと契約、メジャー・レーベル・アーチストとなった。昨年、東京JAZZに来日。特集は他にパキート・デリヴェラ、ランディ・ブレッカー、マイク・リード、全世界ベスト・ジャズ・クラブの紹介など。

[1.31.2016] Page Top >

♩ 1/12 メールス市の2016年度インプロヴァーザー・イン・レジデンスはキャロリン・ポーク

メールス・ジャズ祭でよく知られるドイツ、メールス市の2016年度インプロヴァーザー・イン・レジデンスはキャロリン・ポークに決定。1981年生まれのポークは現在ニューヨークをベースに活躍しているドイツ人ヴァイオリン奏者/作曲家。彼女は一年間メールス市に在住、コンサートなどの企画を行う。1月21日には、2015年度のインプロヴァーザー・イン・レジデンスのヘイデン・クリスホルムとハロー/グッドバイ・コンサートを行った。

[1.31.2016] Page Top >

♩1/15 チャールス・ロイドがブルーノートから新作リリース

昨年ブルーノートレコードと再契約したサックス奏者のチャールス・ロイドが移籍後2作目のアルバム『I Long To See You,』をリリース。チャールス・ロイド&ザ・マーヴェルスと称するバンドには、従来のリューベン・ロジャース(b)とエリック・ハーランド(ds)の他に、ビル・フリゼール(g)、スチール・ギターのグレッグ・ライスが参加。さらにスペシャル・ゲストとしてウィリー・ネルソンと野良・ジョーンズが参加。1965年にCBSに録音した『オブ・コース、オブ・コース』を再演、シングル・カットするという。

[1.31.2016] Page Top >

 

♩1/28 スペインのジャズ国際投票で藤井郷子が「作曲家部門」3位に

スペインのジャズ・ブログ「el intruso」(エル・イントルーゾ)主催の2015年度国際ジャズ批評家投票(第8回)で藤井郷子が「コンポーザー」部門で3位に選出された。ウィナーはヘンリー・スレッギル、2位マリア・シュナイダー、4位スティーヴ・コールマン、5位ジョン・ゾーン。なお、同投票の「アーチスト・.オブ・ザ・イヤー」と「アルバム・オブ・ザ・イヤー」はスティーヴ・コールマンが2冠制覇。

http://elintruso.com/2016/01/15/encuesta-2015-periodistas-internacionales/

[1.31.2016] Page Top >

♩1/29 ECMからアヴィシャイ・コーエン(tp) 他新譜2作

快進撃を続けるECMから1月29日、新譜2作がリリースされた。1枚はトランペットのアヴィシャイ・コーエンの新作『Into The Silence』(ECM2482)で、カルテットによる演奏。アヴィシャイはすでにマーク・ターナーのECM作『Lathe of Heaven』にも参加しているが、リーダー作は初めて。1月にNYで開催されたウィンター・ジャズフェストのECM特集でも好演したが、2014年にトリオで来日も経験している。
https://www.ecmrecords.com/catalogue/1452519654/ecm
http://www.jazztokyo.com/column/liveevil/001.html#liveevil003

もう1枚は、トルド・グスタフセン・トリオの『What was said』(ECM2465)。
グスタフセン(p) はカルテットなどですでに6作のアルバムをECMからリリースしているが、トリオでは4作目。
https://www.ecmrecords.com/catalogue/1452516760/ecm

[1.31.2016] Page Top >

♩1/30 ビル・フリゼールが新作『星に願いを』リリース

人気ギタリスト ビル・フリゼールの新作は映画音楽をフィーチャーした『星に願いを』。エンニオ・モリコーネ、バーナード・ハーマン、ヘンリー・マンシーニ、エルマー・バーンスタインらの映画テーマをクインテットの演奏で特集。
フリゼールは2月13日から全米ツアーをスタート、3月15日からは1週間、NYのヴィレッジ・ヴァンガードへの出演が予定されている。

https://www.youtube.com/watch?v=dzZpqlfkwvU

[1.31.2016] Page Top >

♩2/11 ポール・ブレイ追悼コンサート

新年1月3日逝去したピアニスト、ポール・ブレイを追悼するコンサートがNYCダウンタウンのグリニッチ・ハウス・ミュージック・スクールで催される。ポールに私淑するバド・プラスのピアニスト、イーサン・アイヴァーソンの主宰によるもので、「MR. JOY: A CELEBRATION OF PAUL BLEY」の名の下、7人のピアニストがポールに感謝、追憶、演奏を捧げる。参加するミュージシャンは、アイイヴァーソンの他に、フランク・キンボロウ、アーロン・パークス、マット・ミッチェルら。

http://dothemath.typepad.com/dtm/2016/01/service.html
https://www.facebook.com/events/157671294604158

[1.31.2016] Page Top >

♩2/20 セロニアス・モンク国際ジャズ・コンペティション「ヴォーカル部門」プレゼンテーション

2015年度セロニアス・モンク・インターナショナル・ジャズ・ジョンペティション「ヴォーカル」部門のファイナリスト(1〜3位)によるプレゼンテーションがトライベカ・アート・センターで行われる。2015年度のウィナーはジャズメイア・ホーン、2位ヴェロニカ・スイフト、3位ヴイヨ・ソタシェ。ジャズメイアはすでに、サラ・ヴォ〜ン・インターナショナル・ヴォーカル・コンペティションで新人賞(2012)、最優秀賞(2013)を獲得している逸材。

https://www.youtube.com/watch?v=fL5SCQClWAs

[1.31.2016] Page Top >

WEB shoppingJT jungle tomato

FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


Copyright (C) 2004-2015 JAZZTOKYO.
ALL RIGHTS RESERVED.