♩ 12/26 デイヴィッド・グラブス著『レコードは風景をだいなしにする』
「スクワール・バイト」、「バストロ」、ジム・オルークも参加した「ガスター・デル・ソル」などで活動したギタリスト/シンガーソングライターで、現在ニューヨーク市立大学の准教授としてブルックリン校音楽院/大学院でパフォーマンス、相互メディア芸術、文章創作のコースで教えているデイヴィッド・グラブスの『レコードは風景をだいなしにする−ジョン・ケージと録音物たち』(若尾裕・柳沢英輔訳、フイルムアート社)が刊行された。録音物が氾濫し、またオンライン・アーカイヴによって変容していった現代のリスナーの「聴取」と「体験」に、「録音の不可能性」というアプローチから迫る。1月19日には京都精華大学友愛館でレクチュア/コンサートも行われた。
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♩ 1/15 ウラジーミル・タラーソフ自伝『トリオ』刊行
ロシアを代表するドラマー、ウラジーミル・タラーソフの自伝『トリオ』(鈴木正美訳、法政大学出版局)が刊行された。ヴャチェスラフ・ガネリン、ウラジーミル・チェカシンとの伝説的なトリオが71年に結成され、ソ連解体直前に解散するまでを辿る。ソ連で「自由」なジャズを演奏するということはどういうことだったのか、その闘いを伝える歴史的なドキュメンタリー!タラーソフは何度か来日しており、佐藤允彦、ローレン・ニュートンとの録音もある。なお、本著日本語版は旧ソ連のミュージシャンの紹介にも務めた故副島輝人氏に捧げられている。
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♩ 1/29〜2/25 クリスティアン・メオス・スヴェンセン ソロ・ツアー
ノルウェーからコントラバスの若きヴィルトゥーゾ、クリスティアン・メオス・スヴェンセンが来日、ソロ公演を敢行中。スヴェンセンはノルウェー国立音大を卒業、コントラバスの無限の可能性を追求するインプロヴァイザー。3月にはピアノの田中鮎美とドラムスのペール ・オッドヴァール ・ヨハンセンが合流して田中鮎美トリオとして国内ツアー。また、田中とは昨年末にカルテットNAKAMAを結成、CDデビューを果たしている。
ツアーの詳細は;
http://www.norway.or.jp/norwayandjapan/culture/music/Christian-Meaas-Svendsen-/#.Vq3JjWC9fKM
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♩ 2/04〜05 ニューオリンズのマルディグラがブルーノート東京で
全米最大のカーニバル「マルディグラ」が都心で満喫できるという企画が実現する。ニューオリンズのマルディグラ(ファット・チューズディ)は、かつては秘教的な祝祭の色が濃かったが、現在では観光も含めた大衆のカーニバルとして受け入れられている。来日するのは、魂をゆさぶる歌声で“ノンストップ・グルーヴ・マシーン”の異名をとるニューオリンズ・ファンクの急先鋒、チャ・ワ。
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/cha-wa/
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♩ 2/28スガダイロー「独奏」
デビュー以来全力疾走を続けるピアノのスガダイローが2月28日渋谷のWWWで独奏会を開く。WWWは渋谷宇田川町にあるキャパ400のロックバンドのためのヴェニュー。選んだ会場からもダイローの心意気が感じられるようだ。
http://www.jjazz.net/jjazznet_blog/2016/01/-www.php
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♩ 3/03〜12 田中鮎美トリオ ノルウェーから「来日」ツアー
本誌連載エッセイ「オスロに学ぶ」でお馴染みのノルウェー王立音楽院に学ぶピアニスト田中鮎美がトリオを率いて帰国、ツアーを行う。
共演のクリスティアン・メオス・スヴェンセン(b)は1988年生まれ、ポール・ニルセン・ラブやアリルド・アンデルセンらと共演経験を持ち、1月からソロで来日ツアー中。昨年末には田中らとカルテットNAKAMAを結成、デビュー・アルバムを発表した(別掲)。ドラムスはペール ・オッドヴァール ・ヨハンセンで過去6回ノルウェーのグラミー受賞経歴を持つ1968年生まれのベテラン。
ツアーの詳細は;
http://invs.exblog.jp/24062074/
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♩ 3/04〜08 ニコライ・ヘス・トリオ「ラプソディ」コンサート
2月24日に新作『ラプソディ〜ハンマースホイの印象』(Cloud) をリリースするデンマークのピアニスト、ニコライ・ヘスがイェンス・スコウ・オルセン(b)と池長一美(ds)によるトリオでCD発売記念ツアーを行う。ヘスはデンマークとNYを拠点に自らの演奏活動の他、後進の育成、映画音楽など幅広い活動を展開するベテラン。
ツアーの詳細は;
https://www.facebook.com/Rhapsodyニコライヘス来日公演-1095716397119532/?fref=photo
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♩ 3/20 BASS TALK "鈴木良雄 70th Birthday Celebration with Special Guest KEIKO LEE"
日本のジャズ界を支えてきた重鎮の一人、ベーシスト/コンポーザーの鈴木良雄が古稀を迎え、モーション・ブルーでバースデー・セレブレーションを行う。演奏は、2002年に結成、翌年『Moon and Breeze』でCDデビューしたBASS TALK。メンバーは、鈴木良雄の他に野力奏一(p)、井上信平(fl)、岡部洋一(perc)、ゲストにケイコ・リー(vo)を迎える。昼夜2回公演。
http://www.motionblue.co.jp/artists/suzuki_yoshio/
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♩ 4/20 エグベルト・ジスモンチ+ナナ・ヴァスコンセロス・デュオ来日
ECMに『輝く水』の不朽の名作を残したブラジルのデュオ、エグベルト・ジスモンチが復活、新作制作とアジア・ツアーを敢行、4月20日1回限りの来日公演を行う。このデュオは、1979年の「ECMスーパー・ギター・フェスティバル」で初来日、翌年単独公演を果たして以来、36年ぶりの来日となる。
公演の詳細は;
http://www.shalala.co.jp/gnduo2016/
www.facebook.com/gnduo2016
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♩ 10月 ドン・モイエがやってくる
アート・アンサンブル・オブ・シカゴのドラマー、ドン・モイエが単独来日、インター・インプロヴィゼーション・ミュージック・フェスティバル 2016に出演、梅津和時、原田依幸を中心とする生活向上委員会大管弦楽団と共演する。
詳細は追って公表の予定。
http://seikoui2016.info
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追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley
:
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣
:
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi
#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻
音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美
カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子
及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)
オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)
:
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義
:
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄
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