#  このCD2011海外編#10

『マイルス・デイヴィス・クインテット/ライヴ・イン・ヨーロッパ1967』
text by 悠 雅彦


ソニー・ミュージック
SICP-20316 - 9

Disc 1:
1. アジテイション
2. フットプリンツ
3. ラウンド・ミッドナイト
4. ノー・ブルース
5. ライオット
6. オン・グリーン・ドルフィン・ストリート
7. マスクァレロ
8. ジンジャーブレッド・ボーイ
9. ザ・テーマ
録音:1967年10月28日 ベルギー、アントワープでのライヴ

Disc 2:
1. アジテイション
2. フットプリンツ
3. ラウンド・ミッドナイト
4. ノー・ブルース
5. マスクァレロ
6. アジテイション
7. フットプリンツ
録音:
11,2,3,4,5/967年11月2日 デンマーク、コペンハーゲンでのライヴ
6.7/1967年11月6日 フランス、パリでのライヴ

Disc 3:
1. ラウンド・ミッドナイト
2. ノー・ブルース
3. マスクァレロ
4. アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イーズィリー
5. ライオット
6. ウォーキン
7. オン・グリーン・ドルフィン・ストリート
8. ザ・テーマ
録音:1967年11月6日 フランス、パリでのライヴ

Disc 4:
1. アジテイション
2. フットプリンツ
3. アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イーズィリー
4. ジンジャーブレッド・ボーイ
5. ザ・テーマ
6. アジテイション
7. フットプリンツイヴ
8. ラウンド・ミッドナイト
9. ジンジャーブレッド・ボーイ
10. ザ・テーマ
録音:
1,2,3,4,5,/1967年11月7日 ドイツ、カールスルーエでのライヴ
6,7,8,9,10/1967年10月31日 スウェーデン、ストックホルムでのライヴ

 3月の大震災が昨日のことのよう。色んなことがあった1年がもう終わろうとしている。何と速いこと!
そんな中で今年は例年になくライヴ演奏を聴くことに精をだしたこともあり、おかげでCDを集中的に聴く時間がもてなかった。言い訳がましいけれど、評判の高かったCDでも聴く機会がなかった作品もある。そんなわけで、長考したあげく、45年近い前の演奏になるが、敢えてマイルスの全盛期のライヴ演奏を選んだ。
 といっても、古い演奏を選んだという感覚はまったくない。現代のどの演奏にもまして新鮮、かつジャズ表現の美ともいうべきテンションの充満したこの充実感! 私はCD4枚組からなるこの67年10月28日から11月7日にかけてのヨーロッパ・ツアー演奏が、またショーターやハンコックらを擁した黄金期のマイルス・クィンテットが、いかに感動を呼ぶ歴史的な存在であったかを再認識した。海賊盤で評判となっていた、むろん公式未発表演奏集。(悠 雅彦)

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追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

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#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
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#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
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CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
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