# このCD2013海外編#07
『ウェイン・ショーター/ウィズアウト・ア・ネット』
text by 成田 正(Tadashi Narita)
EMIミュージックジャパン TOCJ-90077 2,500円(税込) |
ウェイン・ショーター (ts,ss)
ダニーロ・ペレス(p)
ジョン・パティトゥッチ(b)
ブライアン・ブレイド(ds)
(注)6.PegasusのみThe Imani Windsが加わる
The Imani Winds:
Valerie Coleman (fl)
Toyin Spellman-Diaz (oboe)
Mariam Adam (cl)
Jeff Scott (frh)
Monica Ellis (basoon)
1. オービッツ
2. スターリー・ナイト
3. S.S.ゴールデン・ミーン
4. プラザ・リアル
5. ミルラ
6. ペガサス
7. フライング・ダウン・トゥ・リオ
8. 果てしないゼロ・グラヴィティ
9.(ザ・ノーツ)UFO
プロデューサー:Wayne Shorter
エンジニア: Rob Griffin
収録:2011年ヨーロッパ・ツアーのライヴ録音 (6.Pegasusを除く)
6.Pegasus:2010年12月8日、ウォルト・デイズニー・コンサート・ホールにて収録
このカルテットが日本に初めて姿を現したのは、まだアルバムがひとつもなかった2001年8月、斑尾ジャズ祭でのこと。以来もう12年。ショーターには同じメンバーでさほどねばり強く続けてきたバンドは生涯初。すると、1933年8月生まれは80歳になり、本作は43年ぶりのブルーノート・レコード・レーベル復帰作にもなった。手短に復習したうえでもう一度二度聴くと、できるものなら「三位一体」を「四位」としたくなる。引っ張り役はショーターだが、サイドメンのはずの3人が、時として音楽の前を行く。中でもドラムスのブライアン・ブレイドの突っ込みの激しさ、これに反応する4人の瞬発力たるや凄まじいものがあって終始ハラハラドキドキ。知っているはずの大筋を煙に巻きながら突き進む劇場型音楽、こう呼びたいアンサンブルが、年々熱を帯びながら切れを良くしてきたことが身に染みて分かった。旅程によると、4人は2014年になっても世界を巡ることになっている。(成田 正)
追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley
:
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣
:
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi
#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻
音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美
カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子
及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)
オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)
:
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義
:
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄
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