#  737

『潮先郁男・さがゆき・加藤崇之/I Wish You Love』
text by 成田 正

地底レコード B47F & B48F 2,625円(税込)

潮先郁男(el-g)
さが ゆき(vo)
加藤崇之(el-g)

Disk 1:
1.ドリーム・ア・リトル・ドリーム・オブ・ミー
2.イッツ・イージー・トゥ・リメンバー
3.ホエン・ライツ・アー・ロウ
4.アイ・ウィッシュ・ユー・ラヴ
5.サムホエア・アロング・ザ・ウェイ
6.モナ・リザ
7.ボーイ・ネクスト・ドア
8.ムーンライト・ビカムズ・ユー
9.ギルティ
10.メイビー・ユール・ビー・ゼア
11.クレイジー・ヒー・コールズ・ミー
12.ゴー・アウェイ・リトル・ボーイ
13.イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ・オブ・ザ・モーニング

Disk 2:
 1.ホワット・アム・アイ・ヒアー・フォー
 2.アフター・ユーヴ・ゴーン
 3.トゥー・レイト・ナウ
録音:2009年11月16日、2010年3月16日
場所:合羽橋 なってるハウス
エンジニア:三住和彦(Rec & Mix)、石崎信郎(Mastering)
プロデューサー:潮先郁男・さがゆき・加藤崇之・吉田光利(地底レコード)



 ギターの潮先は、今年、楽歴60年の節目を迎えた本邦ジャズ界の古豪。もうひとりギターの加藤は、純即興の自由演技からボサノヴァの規定演技に至る螺旋階段を、思いのまま上り下りできる中堅トップ。このふたりとさがゆきとは目下、ふたつ別々のユニットで活動中だが、録音で3人一緒になる厚遇を受けたのは、これが初めてらしい。中には、どちらか一方の伴奏で歌う曲もあるものの、息を合わせたギタリズムの抱擁が、さがに盛大な効き目をもたらしたのは間違いない。過剰に声を張り上げずとも、エモーショナルになれるギフテッドな多才、その豊かさがしなやかに羽を伸ばす感じに、ガッツリと胸ぐらを捕まれたからだ。ノンリハの大半を「せーの」で一発録音したのも、 即興スピリットを駆り立てるのに効果抜群。歌にもギターにも、生々しい皮膚感覚の気配がついてきたからいい。ボーナス・ディスクの3曲は、そこのところがなお目に染みる、本ナマのクラブ・ライヴ。こっちも最後の最後までじっくりつき合わないと、宝の山に入りながら手を空しくして帰ることになりかねない。(2010年10月22日 成田 正)

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追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
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COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
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