# 027
Lithuanian Jazz Federation presents
「LT JAZZ from Lithuania 2013」
text by 稲岡邦弥
Disc 1:
1 Dominykas Vysnjauskas
2 Dainius Pulasukas
3 Vytaute Pupsyte
“In a Sentimental Mood”
4 SmallSky Trio
5 Liudas Mockunas-Barry Guy
6 Remigijus Rancys Sextet
7 Anna Polukord
“After You Have Gone”
8 Kestutis Vaiginis Quartet
9 Valerijus Ramoska and Kaunas Big-band
10 Kablys
11 Andre
“One Touch of Silence”
12 Eugenijus Jonavicius Quartet
13 Dainius Pulauskas-Veronika Povilioniene
Disc 2:
1 Dainius Pulauskas
2 Domas Aleska & D’Orange
3 Vytautas Labutis Quartet
4 Giedre and Jazz Miniatures
“God Bless the Child”
5 Mockuno NuClear
6 Dmitrij Golovanov
7 InSearch
8 Leonid Shinkarenko Jazz 5
9 D’pendent Ensemble
10 Vytis Smolskas-Nadia Basurto
“Retrato em Branco e Preto”
11 AccoSax Freeminded Trio
12 Veronika ChiChi Quartet
“Body and Soul”
13 Sheep Got Waxed
以前、Galleryで取り上げたリトアニア・ジャズ連盟(Lithuanian Jazz Federation)刊行の「LT JAZZ from LITHUANIA」の最新版(2013年版)。今回は、CD2枚組となり、CD1、2ともそれぞれ13トラックずつ、すなわち26組のリトアニアのジャズ・ユニットが紹介されている。そのうち、CD1で8トラック、CD2で7トラック、計15トラックが未発表トラックなので、リトアニアにはまだまだCDリリースを待っている有力ジャズ・グループがたくさんいるという層の厚さを物語っているのだろう。日本でも輸入盤を通して知られているリトアニアの有力ジャズ・レーベル No BusinessからリリースされているLP(そう、このレーべルは、初回限定のLPのみという作品も多い)やCDは、いわゆるインプロ系が多いが、このサンプラーに収録されているグループはいわゆるジャズ・フュージョン系が多い。さらには、6人の女性ヴォーカルが収録されているが、それぞれがなかなかのくせ者揃いで、アルバムがリリースされた折りには世界のジャズ・マーケットでかなりの話題になると思われる。1曲を除いては、<イン・ナ・センチメンタル・ムード>や<ゴッド・ブレス-ザ・チャイルド><ボディ・アンド・ソウル>などジャズ・スタンダードの定番を歌っているのでそれぞれの個性が良く分かりショーケースさながらといった趣きである。
No Businessレーベルからは欧米の貴重なアーカイヴがいろいろリリースされているが (NYダウンタウン・シーンのボス的存在ウィリアム・パーカーの6枚組CDボックスがリリースされた時は本当に驚いた。日本のリード奏者●●●●のポルトガルのグループのLPもリリースされている)、さすがにそれらはこのサンプラーには1曲も収録されていない。文字通り、人口300万弱の“ジャズ大国”リトアニアのジャズの現状紹介に焦点をあてたものである。日本でもお馴染みのリード奏者リューダス・モツクーナスがプロデューサーの一員として名を連ねている。(稲岡邦弥)
*http://www.jazztokyo.com/live_report/report616.html
追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley
:
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣
:
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi
#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻
音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美
カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子
及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)
オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)
:
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義
:
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄
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