●米「ダウンビート」誌が21世紀の10年間を総括

米国のジャズ専門誌「ダウンビート」誌が1月号を21世紀の10年間を総括する特別号に当てている。直近10年間に同誌のレヴューで5〜4.5星を獲得した優秀CD全作をリスト・アップ、10年間の歩みを回顧している。注目すべきは、10年間のジャズ界の総括と今後のトレンドの予測。NYでは、2004年にはHMVが、タワーレコードは2006年、ヴァージンは2009年にそれぞれ姿を消した。さらには、CDを併売していた書店チェーン、BordersやBarnes & NobleがCDの在庫を相当数削減しているという。2000年には全米で8億枚近いセールスを上げたCDが、2008年には3億6千枚に激減、2009年は10月現在でさらに14%減の3億枚強と急降下を続けている。しかし、それでもなお、ジャズにはCDが必要で、CDは残るとDB誌は結論付けている。

ダウンビート

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●PREZ FEST 2010 がアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズを特集

NYで開催される「PREZ FEST 2010」がアート・ブレイキー(1919~1990)とジャズ・メッセンジャーズを特集する。ハーレムのナショナル・ジャズ・ミュージアムは3月を「アート・ブレイキー月間」と定め、ブレイキーの生前のインタヴューを放映したり、「ジャズ学校」と呼ばれ多くの優れたミュージシャンを輩出したジャズ・メッセンジャーズの68人の現役プレイヤーによるイベントなどが予定されている。主なOBには、ウェイン・ショーターts、シダー・ウォルトンp、ルー・ドナルドソンts、テレンス・ブランチャードtp、ビリー・ハーパーts、ブラインアン・リンチ、ドナルド・ハリソンtp、レジー・ワークマンb、ボビー・ワトソンtp、キース・ジャレットpなどがいる。3月14日には、“ジャズ教会”と呼ばれる54丁目のセント・ピータース教会で終日、資料の展示、パネル・ディスカッション、ドラミングの解説、OBによる演奏などが予定されている。

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■ジョー・ザヴィヌル最後のプロジェクト音源発売

ジョー・ザヴィヌル(2007年9月病没)が2004年から構想,死の直前まで取り組んでいた最後のプロジェクト“Absolute Ensembleモ の音源がドイツの「Intuition」レーベルからリリースされた(キング・インターナショナルから輸入販売)。『Absolute Ensemble feat. Joe Zawinul/Absolute Zawinul』(Intuition)は、2007年の1月から4月にかけてNYのスタジオで録音された音源7曲に「シンジケート」によるトリビュート・ライヴから1曲を加え、さらに11分におよぶザヴィヌル自身の映像を含むもの。このプロジェクトは、ザヴィヌルがウィーンのトーンクストラー・オーケストラの首席指揮者クリスチャン・ヤルヴィから持ち掛けられ渾身の力で応えたもので、ザヴィヌル自身映像の中で「Absolute Ensembleとのプロジェクトは、自分の今までやってきた中で最高の仕事のひとつ。録音したものは、多分すべての中でベストのもになるだろう」とコメントしている。「アフリカン・グルーブ・フュージョンとストリングスやリードのアンサンブルが共演する演奏」は、「西洋的なアンサンブルと非西洋のグルーヴ・ヴォイス」とのスリリングな拮抗を呈している。

ジョー・ザヴィヌル最後のプロジェクト音源

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●シンプォニー・スペースが“Celebrating Chick Corea”

去る1月14日から4日間行なわれた全米会議“Big Ideas for presenting Small Ensembleモ(NYシンフォニー・スペース主催)の一環として、16日、チック・コリア(1941~ )を表敬するイベントが行なわれた。イベントにはコリア自身を始め、ゲイリー・バートン、ジュフ・キーザー、アントニオ・サンチェス他多数の共演者、関係者が参加した。コリアは現代屈指のジャズ・ピアニスト、作曲家として知られるが、40年を超えるキャリアではジャズを超えクラシックにまで及んでおり、当夜は、チェンバー・ミュージック・アメリカの協力でハーレム弦楽四重奏団も出演した。チック・コリアのレコーディングの業績は、15回のグラミー賞受賞、51回の同賞ノミネートで客観的に評価されている。最新の受賞は2009年のゲイリー・バートンvibとのデュオによる『ニュー・クリスタル・サイレンス』(Concord)。

シンプォニー・スペース

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●パット・メセニー「オーケストリオン」ワールド・ツアー

「少年時代からの夢の実現」と告白するパット・メセニーのオフィシャルHPには関連記事や写真が満載されているが(http://www.patmetheny.com/)、1月26日(国内発売は27日)のCDリリースに合わせて、30日からはワールド・ツアーがスタートする。2月1日にフランスのシャンパーニュ(ソールド・アウト)でスタートするツアーは、オランダ、スウェーデン、ノルウェー、デンマークと続き28日のポーランドで一端打上げた後、3月はドイツやスイスのドイツ語圏を巡演、イタリアを経て、4月6日からいよいよ全米ツアーに。 そして、5月22日にニューヨークのタウンホールで打上げるという4ヶ月にわたる壮大なツアーとなっている。詳細は、http://www.patmetheny.com/tours.cfm。

パット・メセニー

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JAZZ TOKYO
WEB shoppingJT jungle tomato

FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


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