# 118
Thomas Morgan/トーマス・モーガン(double bass)
♪ ECMとの付き合いは2008年のアバークロンビー4から Jazz Tokyo:ECMレーベルとのレコーディング・キャリアは2008年の『ジョン・アバークロンビー・カルテット/ウェイト・ティル・ユー・シー・ハー』
から始まっていますが、このレコーディングの経緯から。このカルテットとは以前にも共演の経験が?
JT:セッションの状況は?今までの録音セッションと変わったところはありましたか?例えば?? JT:ECMのオシシャル・サイトは「優れた若手ベーシスト、トーマス・モーガン(当時28才)の巧みな演奏が(スコット)ラファロ的創意を詳らかにした、と書いています。この“ラファロ的創意”とは何を指していると思いますか? JT:スコット・ラファロ(b、1936~1961)については良く研究し、何らかの方法で彼のコンセプトを発展させようとしてきましたか? |
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♪ ポール・モチアン、菊地雅章との出会い JT:ECMでの2作目は2009年の『菊地雅章トリオ/サンライズ』でした。菊地やモチアンと演奏するようになったきっかけは?レコーディングまでのふたりとの共演歴は?
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JT:そして、日野=菊地クインテットで『カウンター・カレント』の録音に展開していくわけですね。
JT:菊地の『サンライズ』セッションはスムーズに進行しましたか? JT:菊地とモチアンの音楽上の関係はとても緊密で、どこか特別なものがあると思います。そういう関係のふたりと世界を容易にまたうまく共有できたと思いますか? JT:ECMのオフィシャル・サイトには“禅ベーシスト、トーマス・モーガン”と書かれている。禅を信奉しているのですか?それとも醸し出される雰囲気を伝えようとしたのでしょうか? JT:ところで、菊地の演奏に何か日本的なものを感じますか? |
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♪ テイボーン3とスタンコのNY4は続けて録音された JT:ECMの3作目『クレイグ・テイボーン・トリオ/チャンツ』と4作目『トマシュ・スタンコ NYカルテット/ヴィスワヴァ』はともに2012年6月に録音されていますが、どちらが先に録音されたのですか? 両者の間隔は?
JT:ECMによると、クレイグとはマンハッタン音楽学校(MSM)の10代の学生の頃からの仲間とのことですが、MSMではどういう関係だったのですか? JT:クレイグは、「ベーシストがトーマスでなかったら『Chants』の特別な演奏はできなかった」と発言している。彼の言う特別な演奏を可能にしたのは何だったと思いますか?また、どのようにして彼の音楽的要望に応えたと考えますか? |
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JT:ポーランド出身のトランペッター、トマシュ・スタンコと知り合ったきっかけは?共演する前から彼を聴いていたのですか?
JT:スタジオに入る前に一緒に演奏したのですか? |
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JT:ECMによると、あのアルバムで演奏した楽曲はポーランドの詩人で、エッセイスト、ノーベル文学賞も受賞したヴィスワヴァ・シンボルスカ女史の詩にインスパイアされて書いたということだけど(アルバム・タイトルは彼女の名前“ヴィスワヴァ”に因んでいる)、彼女は2012年に他界しているんだ。君も彼女の詩を読んでインスパイアされていたのでしょうか?
JT:キューバ出身のピアニスト、David Virelles(ダヴィ・ヴィレージェス)は気に入りましたか?彼とは以前からの知合いでしたか? JT:あのアルバムは結果として2枚組になったのですか?それとも最初からトマシュが2枚組を計画していたのですか? JT:1942年生まれのトマシュにダブル・アルバムを一気に録音するのはかなり大変だったと思う。録音にかかった時間は?うまく進行したの? |
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♪ ECM5作目のグイディはレンタル・ベースで.... JT:ECMでの最新作は、2012年12月録音の『ジョヴァンニ・グイディ/シティ・オブ・ブロークン・ドリーム』になるわけですが、ジョヴァンニを知ったきっかけは?以前にも共演の経験はありましたか?
JT:NYの喧噪を離れたルガーノのような静かな環境は精神的に、ひいては演奏にも影響してきますか? JT:JazzTokyo #186の『トーマス・モーガンECM録音聴き比べ』
で知ったのですが、ジョヴァンニの録音ではレンタル・ベースで演奏していますね。借り物の楽器だとやはりどこか違和感がありますか?
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♪ 14才の時にジャズとダブルベースに出会って虜に... JT:ところで。音楽的な家庭に生まれたのですか?
JT:音楽に興味を示したのはいつ、どんな音楽でしたか? JT:NYへはいつ移住して来たのですか? JT:「NYダウンタウン・ジャズ・シーン」というのは今でも存在すると思いますか? JT:ウィリアム・パーカーbやティム・バーンsaxはその主役を担っていると言えるのだろうか? JT:現在、レギュラーやセミ・レギュラーで演奏しているグループはいくつ位? JT:リーダー・アルバムの制作をオファーされたらどんなアルバムを作りたいですか? JT:ソロの演奏はどうですか? |
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JT:マクロビオティック(長寿法といわれる食餌療法の一種)を実践してるようですが、動機は?
JT:音楽以外に何か趣味は? JT:もしアイドルがいれば...。 JT:夢を語ってもらえますか? JT:今秋にはヤコブ・ブロg、ジョーイ・バロンdsのトリオでのECM録音が予定されているようで、楽しみにしています。 |
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♪ ECMウォッチャーであり、NYダウンタウン・ジャズシーン・ウォッチャーを自認する多田雅範さんの質問に答えて 多田雅範:日野=菊地クインテットのCD『カウンター・カレント』(SONY)についてはどう思っていますか? このセッションから多くを学べたと考えていますか?
MT:Pooさん(菊地雅章)の音楽的特徴をどう捉えていますか? MT:クリス・スピードとのグループをどのように展開していくつもりですか? MT:Pooさんからクリスを入れたグループについて聞いたことがあります。 MT:サラ・セルパとのレコーディングの予定はありますか? MT:橋爪亮督(sax)、橋本 学(drums)、市野元彦(guitar)を知っていますか? MT:日本の女子ポップ・グループの「akb48」や「ももいろクローバーz」を知っていますか? MT:今、聴くべき、あるいはあなたが推薦するCDを10作挙げてもらえますか? |
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* 関連リンク |
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追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley
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#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣
:
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi
#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻
音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美
カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子
及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)
オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)
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#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義
:
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄
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