# 121
Chuck Haddix/チャック・ヘディックス
チャック・へディックによるバード(チャーリー・パーカー:1920年8月29日〜1955年3月12日)の生き様と音楽を綴った新刊が8月30日に刊行された。パーカーに関する従来の著作が主としてパーカーの音楽とレコーディングに焦点を当てていたのに対し、ヘディックスの新刊では、16才で溺れたドラッグがどのように彼の人生や音楽に影響を与えたかについて、新たに発見した資料や見過ごされて来た資料を丹念に読み直す事によって解き明かしている。
ヘディックスは1951年7月ミズーリ州カンザス・シティ生まれ。ユニバーシティ・オブ・ミズーリーカンザス・シティ・ライブラリー、マー・サウンズ・アーカイヴスのディレクターとして、ジャズに関する様々なアーカイヴの収集と管理、リサーチを行っている。また、地元FM局のラジオ番組『フィッシュ・フライ』のプロデューサー兼ホストを務め、カンザス・シティ・アート・インスティチュートでカンザス・シティ・ジャズの歴史について、教鞭もとっている。
♪ カンザス・シティ・ネイティヴによる新刊『バード』 Jazz Tokyo : 『bird;The Life and Music of Charlie Parler』の出版おめでとうございます。 本を書くにあたり、構想、調査、執筆から出版まで何年かかりましたか?
JT : すでにチャーリー・パーカーについての本は何冊か出版されています。 JT : ロス・ラッセルの『バードは生きている』とロバート・ライズナーの『チャーリー・パーカーの伝説』は日本でも翻訳されており、多くのジャズ・ファンに読まれています。この2人はチャーリー・パーカーと同時代を生きた人達で、実際にチャーリー・パーカーを良く知っています。チャーリー・パーカーを直接知らないあなたとしては、本を書く材料は主としてどのようなものだったのですか? JT : 執筆にあたり、以前見落とされていた数多くの新発見があったとのことです。また、今までに刊行された本に見つかった多くの誤報も修正されているようですね。
チャーリー・パーカーを知る上で、もっとも重要な新発見はどんなことだったのでしょうか? これはという例をいくつか教えて下さい。
JT : あなたはカンザス・シティ・ネイティヴですね。(註:1951年7月カンザス・シティ生まれ)同じカンザス・シティ・ネイティヴであるチャーリー・パーカーについて書く事にあたって、そのことが役に立ちましたか? また、あなたはチャーリー・パーカーの伝記を書いた最初のカンザス・シティ・ネイティヴと思いますが...? JT : あなたが直接知る、カンザス・シティ・ジャズのゴールデン・エイジに生きた人達にはどんな人がいましたか?ミュージシャンに限らず挙げてください。 |
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JT : この本はあなたにとって2005年に出版されたフランク・ドリグス氏との共著、『カンザス・シティ・ジャズ/ラグタイムからビ・ビバップへ・ヒストリー』についで2冊目ですね。カンザス・シティ・ジャズの歴史の中で、チャーリー・パーカーの存在はどのようなものであると考えますか?
JT : この本を書くのに一番苦労した事は?一番楽しかった事は?
JT : この本を200ページに簡潔にまとめた理由は?
JT : 本の出来に満足していますか?まだ書き足したい事はありますか?
JT : この本をどんな人達に読んでもらいたいですか? 読者に一番知ってもらいたい事は何でしょうか?
♪ インプロヴァイザーとしての天性にバードの魅力を感じる JT : あなたがチャーリー・パーカーを初めて聴いたのはいつでしょうか?どのようなきっかけで?その時、どんな印象を持ちましたか?
JT : チャーリー・パーカーの何に一番魅力を感じますか?
JT : 個人的に一番好きなチャーリー・パーカーの演奏、ベスト3を挙げて下さい。
JT : チャーリー・パーカーのジャズ界での最大の功績は何だと思いますか?
JT : チャーリー・パーカーが存在していなかったらジャズの方向性はどうなっていたと思いますか?
JT : チャーリー・パーカーが健康で長寿だったら、彼の音楽はどのように変化したでしょうか?また、ジャズの方向性をどう変えたと想像しますか?
JT : 誰がチャーリー・パーカーのスピリッツと音楽コンセプトを一番引き継いでいると思いますか?
♪ 生まれ故郷のカンザス・シティが最高! JT: あなた自身について伺います。いつ頃から音楽を聴き始めましたか?どんな音楽を聴いて育ちましたか?
JT: あなたの音楽の知識量はジャズ、ブルース、リズム&ブルース、ロックン・ロール、ジャンピン&ジャイブ、ザディコからポップスまで幅広く膨大な量ですね。クラシックや
他のジャンルの音楽は聴きますか?チャーリー・パーカーはストラビンスキーをよく聴いており、また多くのクラシック・ミュージシャン達がチャーリー・パーカーに興味を持っていた様ですが。
JT : 特別な音楽の想い出はありますか?
JT : 一番好きなミュージシャンは?やはりチャーリー・パーカーでしょうか?
JT:音楽以外に何か好きな事は?秘密の特技はありますか?
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JT : 現在、UMKC・ミラー・ニコラス・ライブラリー、マー・サウンド・アーカイブスのサウンド・エンジニアであり、ディレクターですね。ここで働きだしたきっかけは?現在、どのような仕事をしていますか?
JT : 次の仕事のプランは何かありますか? JT : カンザス・シティで、例えばチャーリー・パーカー・ミュージアムを建てるとか、何かそのような運動を始めようと考えていますか? JT : 近年のカンザス・シティでの市民やミュージシャン達のチャーリー・パーカーに対する扱いをどう思いますか? JT : カンザス・シティには、今後も住み続けますか?この街のどんなところが好きですか? |
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JT : あなたの夢を教えてください。
どうもありがとうございました。 *関連リンク |
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追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley
:
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣
:
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi
#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻
音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美
カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子
及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)
オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)
:
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義
:
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄
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