今回の内容はデビュー・ヒット３作品、『Larry Carlton』(1977)、『Strikes Twice』(1980)、『Sleepwalk』(1982)から構成されたジャパンツアー！
メンバーはグレック・マシソン（key）、エイブラハム・ラボリエル（b）、ジョン・メイヤー始めスティングなどから絶大な信頼を寄せられている、キース・カーロックという超豪華メンバーでのツアーとなった。

ブルーノート東京で４日間ライブが行われたが、４日間、1st、2ndステージともに超満員という、未だ日本で不動の人気を誇るラリー・カールトン。

335RecordsからリレコーディングされたRoom335のイントロを弾きながらラリーがメンバー紹介をし、グルーヴ、繊細なギターのニュアンスで始まった＜Don't Give It Up＞、Bassのエイブラハムのグルーヴからはじまる＜Last Nite＞、この時点で、ステージとオーティエンスが一体化している。
ギターを335からフェンダーのストラトに持ち替え＜Song For Katie＞で会場の空気を一気に変えた。ラリーは335以外のギターを弾く事が珍しいのでとてもフェンダーのサウンドが新鮮だった。 続いて2010年、B'zの松本孝弘と共同で作り、グラミーを受賞したアルバム『Take Your Pick』にも収録された＜Nite Crawler＞。エイブラハムのベースソロ（超圧巻！！！）に続く＜Rio Samba＞、バラードチューンの＜It Was Only Yesterday＞。
ギターはバラードの曲調の方がニュアンスの表現を出すのが難しい楽器だがグルーヴ、ピッチともに抜群のサウンドだ。
続く＜10P.M.＞、＜Sleepwalk＞、そして＜Room335＞。
会場のボルテージは一気に頂点へ。

アンコールでは＜Fire Wire＞から＜Goodbye＞。

あっという間の一時間だった。
世界一のギタリスト、ラリー・カールトン。
ブルードドライブからなる335の音色はライブに参加し続けるオーディエンスをこれからも魅了し続ける事だろう。

*INTERVIEW
http://www.jazztokyo.com/interview/interview096.html