Live Report #739

東京JAZZ 2014

2014年9月6日・7日 東京国際フォーラム
Text by Hideo Kanno(神野秀雄)
Photo by 中嶌英雄(the HALL) 岡利恵子(The HALL) ヒダキトモコ (The CLUB、朝ジャズ) 亀和田良弘(the PLAZA)

東京JAZZは2002年に始まり今年で第13回を迎えた。2006年に東京国際フォーラムで開催となり、丸の内の夏から秋に向かう風物詩に。10周年を迎えたラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(LFJ)と並んで、東京・丸の内、そして日本を代表する音楽フェスティバルとして定着している。いずれも通りがかりでも友人と家族と気軽に音楽に接することができる点でも貴重なイベントだ。地上広場「東京JAZZ LABO」では、10:30「朝ジャズワークショップ」から静かにフェスティバルが始まり、次第に人が集まってきた。ホールAがメイン会場ではあるものの夏の陽射しを受けながら始まるフェスティバルは気持ちが上がる。

Simon Phillips Drums Workshop
サイモン・フィリップス・ドラム・ワークショップ
2014年9月6日 11:45 東京国際フォーラム 地上広場 (The PLAZA)

ⓒ2014 亀和田良弘 ⓒ2014 亀和田良弘

「the PLAZA Main Stage」では、11:45からサイモン・フィリップス・ドラム・ワークショップ。上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトで来日している。限られた時間なのでと前置きして、本番前の楽屋で、ホテルの部屋で実践しているというウォーミングアップ、基礎練習を教えてくれるという。スネアドラムのみを使い、いずれも単純なものから始まり、しかしテンポを少しずつ速めとんでもないことに、そして右手と左手のコンビネーションも次第に複雑になる。自身のバンドで、TOTOで、上原ひろみとともに、生み出される正確で繊細なリズムはこうして生み出されるのか。そしてツインバスドラムのフルセットでのすばらしいデモ演奏、アマチュアのドラマーが多いと思われる観客から大きな歓声があがった。


THE JAZZ POWER
2014年9月6日 12:30 東京国際フォーラム ホールA (the HALL)

Jaga Jazzist
ラーシュ・ホーントヴェット (g,cl,sax,keyb) マーティン・ホーントヴェット(ds) リーネ・ホーントヴェット (tuba,fl,per,glockenspiel,vo) オイスタイン・ムーエン(synth,p) アンドレアス・ミョース (vib,g,key,per) エーリク・ヨハネッセン(tb,perc,vo) マルクス・フォシュグレーン (elg,effects) エーヴェン・オルメスタ(b,key)

Starfire
Bananfluer Overalt
One-Armed Bandit
Music! Dance! Drama!
Touch of Evil
Oslo Skyline

ⓒ2014 中嶌英雄

Michel Camilo × Hiromi
ミシェル・カミロ × 上原ひろみ
ミシェル・カミロ(p) 上原ひろみ(p)
Tropical Jam
Caravan
Besame Mucho
Desert on the Moon
Billie’s Bounce
The Gods Of The Yoruba

ⓒ2014 岡利恵子 ⓒ2014 中嶌英雄
ⓒ2014 中嶌英雄

Randy Brecker, Mike Stern, Makoto Ozone
ランディ・ブレッカー、 マイク・スターン、 小曽根 真

ランディ・ブレッカー(tp) マイク・スターン(g) ライオネル・コーデュー(ds)
トム・ケネディー(b) 小曽根真(p)
Out of the Blue
KT
The Dipshit
What Might Have Been
Some Skunk Funk

ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ2014 岡利恵子
ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ2014 岡利恵子

いよいよ、ホールAでの公演が始まる。トップバッターはノルウェーからJAGA JAZZIST。フジ・ロック・フェスティバルなどを含め3回目の来日となる。ヘビーなビートの上で、アコースティックとエレクトリックを織り交ぜた繊細で厚いサウンドを作っていく。決して誰もが心地よく聴く音ではないが、それでも観客は思い思いに受け止め楽しんでいるようだ。ノルウェーの音楽シーンについては、Office Ohsawaなどが地道な招聘を続け、ジャンルに囚われない自由なサウンドを聴くことができるようになった。しかしラージアンサンブルとなると経費的にも呼ぶのが困難だ。東京JAZZのオープニングにJAGA JAZZISTを持ってくるあたりに、単なるジャズフェスでは終わらせないという意気込みを感じた。

ミシェル・カミロと上原ひろみのデュオ、2台のピアノが会話を交わすよう楽しくやりとりし、超絶のテクニックで鍵盤上を駆け巡る。ラテン的なグルーヴを中心にとても良い相性をみせる。途中<月の沙漠>も取り上げる。対等に絡み合う演奏に場内は興奮に包まれる。強いて言えば、曲のフォーマットを大きくは崩さない中、同じ土俵の上で対等に闘っていたが、もっとどこに行ってしまうかわからないような枠を取り外したかけひき、場外乱闘も聴いてみたいと思った。

ランディ・ブレッカー、マイク・スターン、小曽根真。トリプルリーダーバンドというふれこみだったが、結果的にはマイク・スターン・バンドの通常の流れを踏襲しその上でスタープレイヤー二人をフィーチャーするという形になった。これは公演プログラムの説明とは食い違うものの、マイク・スターン・バンドの自由さと品質から言って決して悪いことではない。マイクの美しいバラード作品の中からは<What Might Have Been>が演奏された。エンディングにはランディー参加の際の定番<Some Skunk Funk>がお約束で演奏された。トリプルリーダーバンドという謳い文句に文字通り従えば、小曽根真のオリジナルもマイク・スターン・バンドで聴けたらよかったと思うし、それは今後に期待したい。小曽根とマイクの共演では、幼少からオルガンを弾いて来た小曽根ならではのグルーヴがいつも鳥肌もので、今回も期待を裏切らなかった。実は2013年の来日メンバーをもとに、小曽根、トム、デイヴ・ウェックルにゲイリー・ミーク(sax)を加えてデイヴ・ウェックル・アコースティック・バンドを結成し、ファーストアルバムとなる『Of the Same Kind』をリリースしたばかりだ。トムはテクニックを一見してひけらかすようなプレイはしないが、実際は高速でベースラインを正確に弾き、卓越したリズム感でマイク・スターン・バンドのグルーヴのコアになっている。なお、9月14日、高崎音楽祭では、「JAZZ MEETS SYMPHONY〜ランディ・ブレッカー&マイク・スターン・バンド with大友直人指揮 群馬交響楽団 スペシャルゲスト ヴォディック・パヴリク」が行われ<Wishing Well><Wing and a Prayer><Night in Calisia>などが群響と演奏されたことを付記しておきたい。

ICP Orchestra
ICP オーケストラ

2014年9月6日 17:00- コットンクラブ (the CLUB)
Han Bennink (ds) Ab Baars (cl,sax) Tobias Delius (cl,sax) Ernst Glerum (double-bass) Thomas Heberer (tp) Tristan Honsinger (vc) Michael Moore (cl,sax) Mary Oliver (vn,va) Wolter Wierbos (tb)

Hehehe waar is de
Kwela P'Kwana
Back to Lipizza
Jacky-ing
Bolly Wolly
Solitude
Flute
Happy Go Lucky
Rollo U
※演奏前の手書きセットリストより。変更になっている可能性あり。

ⓒ2014 ヒダキトモコ ⓒ2014 ヒダキトモコ

ICP (Instant Composers Pool) オーケストラは、オランダのフリー、アヴァンギャルドミュージックシーンを代表してきたピアニスト、コンポーザーのミシャ・メンゲルベルグによって結成された。同じくエリック・ドルフィー『ラスト・デイト』に参加し、1967年共にICPを組織したハン・ベニンクの他、欧米の優秀なミュージシャンをメンバーに、メンゲルベルグが病気のため海外公演が難しくなった今も精力的に活動を続けている。初めて聴いたが、ヨーロッパならではの、美しいクラシック的響き、デキシーランドジャズ的な響き、ヨーロッパの伝統的大衆音楽としてポルカのようなリズム、キャバレーのような雰囲気、そしてコンテンポラリーなジャズまでを、ユーモアを交えながら自由に行き来し、グループ名通り“Instant Composition”(ジム・ホールの言葉らしい)つまり即興を繰り広げていく。しかし奇をてらうことなく素直に音楽の悦びに委ねているように感じる。最先端の音ではないが、ひとつの世界を確立していて、それぞれのミュージシャンも自分なりの立ち位置で参加し、会場を楽しいエネルギーで包み込んでいた。


THE GROOVE
2014年9月6日 17:30 東京国際フォーラム ホールA (the HALL)

Masayoshi Takanaka with Nobu Saito, Masahiro Miyazaki, Yoshinobu Kojima, Makoto Aoyagi, Hideki Matsubara, Naruhi Inaba
高中正義 with 斉藤ノヴ 宮崎まさひろ 小島良喜 青柳誠 松原秀樹 稲葉ナルヒ


高中正義(g) 斉藤ノヴ(per) 宮崎まさひろ(ds) 小島良喜(key) 青柳誠(key,sax) 松原秀樹(b) 稲葉ナルヒ(g)

Blue Lagoon
Blue Wind
珊瑚礁の妖精
Left Alone
Tropic Bird
Disco “B”
Ready to Fly
黒船

ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ2014 中嶌英雄
ⓒ2014 岡利恵子

KENNY“BABYFACE”EDMONDS
ケニー “ベイビーフェイス” エドモンズ


ケニー“ベイビーフェイス”エドモンズ(vo,g) ブランドン・コールマン(keyb) ウォルター・バーンズ Jr. (b,vo) マイケル・リポル(g,Music Director) リチャード・ペナ(ds)

For the Cool in You
Every Time I Close
Never Keep in Secrets
Fire and Rain
When Can I See You
[Medley]
Two Occasions
Don’t Be Cruel
Every Little Step
Rock with Ya
Tenderoni
Can We Talk
Ready or Not
My My My
I’ll Make Love
End of the Road

Change the World

ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ2014 中嶌英雄

Chaka Khan
チャカ・カーン


チャカ・カーン(vo) メルヴィン・デイヴィス(b,MD) ロン・ブルーナー(ds) アンディ・ウェイナー(key) ジェシー・ミリナー(key) ロブ・ベーコン(g) ティファニー・スミス(vo) オードリー・ウィーラー(vo) ナタリー・ジャクソン(vo)

I Feel for You
I'm A Woman
Whatcha Gonna Do For Me
Tell Me Something Good
Hollywood
Angel
Stay / Sweet Thing
My Funny Valentine
Everlasting Love
Love Me Still
I'm Every Woman
Ain't Nobody

ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ2014 中嶌英雄

初日夜の部は、TAKANAKAから。1970年代にサディスティック・ミカ・バンド、サディスティックスなどで注目され、ソロ活動で開花、1980年代のフュージョンシーンで特別な輝きを見せていたギタリストの高中正義。何と1曲目に最大のヒット曲<Blue Lagoon>を演奏してしまう。フュージョンを代表する名曲は多いけれど、誰にでもここまで鮮明に記憶されている曲は珍しいと思う。ラテンのパーカッションが強烈なリズムを叩き出す。夏の終わりのフェスティバルにぴったりの選曲だ。ギター少年だったと思しき観客も多く、中には家族連れで来ている人もいて、当時に帰ったように興奮していた。鉄道模型が走るジオラマが載ったギターを水平に置き、ボトルネックで弾き始めた<Left Alone>、そして<Ready to Fly>で絶頂に。サディスティック・ミカ・バンド時代の<黒船>で締め括られた。

ケニー“ベイビーフェイス”エドモンズは、1958年、アメリカ・インディアナポリス生まれ。11枚のソロアルバムは10回のグラミーを受賞。125曲以上がR&BとPop部門のトップ10入りしているというR&B界の驚異のヒットメーカーだ。それだけにたくさんの曲を演奏し、会場を酔わせていた。この日の夜は、新宿ピットインのノーマ・ウィンストン・トリオと重なっていて途中で失礼させていただいたが、今回のチャカ・カーンは素晴らしかったときいた。

朝ジャズワークショップ
Jazz Workshop featuring Randy Brecker, Mike Stern and Seiji Tada

2014年9月7日 10:30 東京国際フォーラム 地上広場 (東京JAZZ LABO)

ナビゲーター:多田誠司(as)
スペシャルゲスト:ランディ・ブレッカー(tp)、マイク・スターン(g)

ⓒ2014 ヒダキトモコ ⓒ2014 ヒダキトモコ
ⓒ2014 ヒダキトモコ ⓒ2014 ヒダキトモコ

同じ東京国際フォーラムで5月に開催されるラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでは、2013年の「みんなでボレロ」という企画から、観客が演奏するイベントが動きだし、今年は「みんなで第九」だった。ちょっとした試みだが、聴くだけと、演奏するとでは、まったく参加のモードが変わってくる。東京JAZZでもこのような催しが開始されたのはとても嬉しい。
「朝ジャズワークショップ」は、初心者でもジャズが演奏できる、という触れ込みで、サックスの多田誠司がナビゲートし、菅野ようこ作曲の<花は咲く>、ハービー・ハンコック作曲の<Watermelon Man>をみんなで演奏しようという試み。サポートバンドは洗足学園の学生が担当している。いちおう定員ありで、参加者を公募し抽選になっていた。6日、7日とも朝10:30から開催されたが、7日は熱気が違う。というのも、ランディ・ブレッカーとマイク・スターンが参加するから。ジャズファンにしてみれば一緒に演奏できる奇跡的なイベントだ。個人的にはジャズ研でマイクの曲も演奏していたので夢のようなチャンスだ。見かけ以上に音楽に常に真剣なマイクは、早めに来てエフェクターの準備などしつつ、<花は咲く>のバッキングをこうすればいいかな、などとランディーと話している。
<花は咲く>は、参加者のアドリブなしで進行し、誰でも歌でも参加できるようになっている。マイクが入れてくるリフやカウンターメロディーがとても美しい。
次いで、<Watermelon Man>では、 ブルーノートスケール一発で誰でもアドリブが取れるという説明で、何度かみんなでスケールをさらって。後は本番でどんどんソロをまわしていく。経験者も多いようだったが、本当に初めての小学生にも多田が巧く導いてソロができていた。至近距離で聴くランディーの生音のソロは素晴らしい。マイクも各人のソロに呼応して絶妙にバッキングを変化させていくし、本当に楽しそうに自分のソロを続け、最後に多田に耳打ちして、「みんなで一緒にソロをしよう!」ということで、コレクティブインプロビゼーションへ。心から楽しいひとときになった。後でマイクから「Let’s play again!」と言われて素直に嬉しい。実際にやってみると、人数を限定せず大勢でもできそうだ。来年以降もこのような、あるいはもっとパワーアップした企画を期待したいと思う。

2014年9月7日 12:30 東京国際フォーラム ホールA
THIS IS JAZZ

The Quartet Legend featuring KENNY BARRON, RON CARTER, BENNY GOLSON, LENNY WHITE
The Quartet Legend featuring ケニー・バロン ロン・カーター ベニー・ゴルソン レニー・ホワイト
ケニー・バロン(p) ロン・カーター(b) ベニー・ゴルゾン(sax) レニー・ホワイト(ds)


Stable Mates
Sonia Braga
L's Bop
[Ron Carter Solo]
You Are My Sunshine
J.S.Bach's Prelude

Cut + Paste
Blues March
Whisper Not

ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ2014 岡利恵子
ⓒ2014 岡利恵子 ⓒ2014 岡利恵子 ⓒ2014 岡利恵子

Makoto Ozone featuring No Name Horses VS Christian McBride Big Band
小曽根真 featuring No Name Horses vs クリスチャン・マクブライド・ビッグ・バンド


小曽根真(p) エリック宮城(tp,flh) 木幡光邦(tp,flh) 奥村晶(tp,flh) 岡崎好朗(tp,flh) 中川英二郎(tb) 片岡雄三(tb) 山城純子(b.tb) 近藤和彦(as,ss,fl) 池田篤(as,fl) 三木俊雄(ts) 岡 崎正典(ts,cl) 岩持芳宏(bs,cl) 中村健吾(b) 高橋信之介(ds)
クリスチャン・マクブライド(b) ザビア・デイビス(p) ユリシーズ・オウエンス・ジュニア(ds)メリッサ・ウォーカー(vo) ヌーボタ・アイスレス(Tp) ブランドン・リー(tp) レディ・ヘンドリックス(tp) グレッグ・ギスバート(tp) ジェームズ・バートン(tb) ジョセフ・マクドノー(tb) マイケル・ディーズ(tb) ダグラス・パーヴァイアンス(b.tb) ロン・ブレイク(ts) ダニエル・プラット(ts) スティーヴ・ウイルソン(as) トッド・バショア(as) カール・ムラーゲ(bs)

Christian McBride Big Band
Shake in Blake
The more I see you
In a hurry
小曽根真 featuring No Name Horses
Rhapsody in blue
小曽根真 featuring No Name Horses & Christian McBride Big Band
Bouncing in two different shoes

ⓒ2014 岡利恵子 ⓒ2014 岡利恵子 ⓒ2014 岡利恵子
ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ2014 岡利恵子
ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ2014 岡利恵子 ⓒ2014 岡利恵子

Herbie Hancock and his band featuring Vinnie Colaiuta, James Genus and Lionel Loueke
ハービー・ハンコック and his band featuring ヴィニー・カリウタ、 ジェームス・ジーナス and リオーネル・ルエケ


ハービー・ハンコック(p) ジェームス・ジーナス(b) リオーネル・ルエケ(g) ヴィニー・カリウタ(ds)
Actual Proof
Seventeen / Watermelon Man
Speak Like A Child
Cantalope Island / Flying / Cantalope Island
Rock It / Chameleon

ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ2014 岡利恵子 ⓒ2014 中嶌英雄

2日目昼は、文字通り、レジェンドたちの演奏からで、こういった往年の名プレーヤーたちの演奏に出会えるのも東京JAZZの魅力の一つ。今回は、ケニー・バロンにロン・カーター、意外にレニー・ホワイトのドラムス。そしてフロントにテナーサックスのベニー・ゴルソンがいる。1929年生まれ、85歳になるベニー・ゴルソンから、1949年生まれのレニー・ホワイトまで、以前だと微妙に世代が違うように見えたと思うが、年齢が上がると違和感は少なく、それだけ幅広いジャズの歴史を背負っていることにもなる。ケニー・バロンのピアノが素晴らしく、ロン・カーターのベースソロでは<You are My Sunshine>とバッハの<Prelude>を美しく、切なく歌い上げる。レニーのドラムも繊細かつ力強くグルーヴを生み出す。他方、ベニーのプレイはときたま年齢を感じさせることはあり、バンドのグルーヴを引っ張るよりは、ピアノトリオに乗る感じはあったが、それでも自らの名曲<Whisper Not><Blues March>では目を見張るように素晴らしい。これだけの名曲を本人のプレイで聴くことができることに感謝したい。

小曽根 真 featuring No Name Horses (NNH) と クリスチャン・マクブライト・ビッグ・バンド (CMBB) のダブルビッグバンド。これもステージ上に対称に2つのビッグバンドのセッティングが進んでいく。これを見ているだけで美しいし、圧倒され気分が高揚する。こんな光景を見たことないといいたいところだが、確か、歌謡曲全盛期までのNHK紅白歌合戦だろうか、ふたつのビッグバンドが交互に演奏していたような気がする。その意味では懐かしくもあり、デジャヴのようでもある。
直近の小曽根のピアノトリオは、クリスチャン・マクブライドとジェフ・“ティン”・ワッツで、『My Witch’s Blue』を2012年にリリースしており、ベーシストとして最も信頼している存在だ。CMBBは『The Good Feeling』でグラミーのベスト・ラージアンサンブルを2012年に受賞している。
メンバーが入ってくると、NNHが黒のジャケットで、CMBBは白のジャケットで、視覚的にも明確なコントラストが生まれる。CMBBのオープニングがあり、ゲスト司会者のダニー・レイが登場、二人のリーダーをステージに招く。小曽根とクリスチャンで「いつかふたつのビッグバンドで一緒に演りたいね」と話していて、でも当然困難は多くて、今回、東京JAZZという場でようやく実現することになり、そのことに感謝の意を表した。先発はCMBBの<Shake in Blake>から。そして、ヴォーカルのメリッサ・ウォーカーが登場し艶のある声で<The more I see you>を歌い上げる。そして、クリスチャンの曲で<In a hurry>。その名の通りスピード感のアンサンブルとソロが披露される。
対する、小曽根真 featuring No Name Horsesは、わずか1曲で勝負をかける。といっても、ガーシュウィン作曲、小曽根がビッグバンドに編曲した<Rhapsody in Blue>で20分以上ある。これは5月のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(LFJ)でも、東京国際フォーラム ホールCで演奏された。小曽根真、そして、No Name Horsesは、2014年のLFJと東京JAZZの双方に出演した唯一のミュージシャン、グループであり、しかも<Rhapsody in Blue>は双方で演奏された唯一の曲になる。<Rhapsody in Blue>は、ジャズ・ブルースのイディオムを取り入れて作曲されたとされ、それだけにジャズ的な編曲、アドリブパートを容易に受けられそうに見えてしまうのだが、実際には編曲の自由度はあまりなくて、中途半端なジャズ風編曲では、原曲のスピード感、展開の見事さをいたずらに損ない、むしろ魅了がなくなってしまう。しかし小曽根の編曲は、展開を整理し、リズムに変化をもたせることで、原曲の魅力を増すことに成功した貴重な例だと思う。そして、管楽器を中心に日本最高水準であり、いや経歴的にはニューヨークなどでも通用してきた実力を持つ名手たちによって演奏されるのだから、その豊かな表現とスリリングなやりとりに圧倒される。CMBBメンバーもずっとNNHをみつめ拍手を贈っていた。
「アメリカを代表するジャズという芸術に出会って、学び演奏する中で、たくさんの素晴らしいソウルに出会い、言葉を越えて交流することができました」と小曽根は、自分の人生を振り返るように感慨深く語った(正確に書き取れていないかも知れないことをお許しいただきたい)。そして、同じように日米交流に日々努力されている存在として、客席にいたキャロライン・ケネディ駐日アメリカ大使を紹介した。
そして、このダブルビッグバンドの奇跡の機会のため、小曽根が書き下ろした<Bouncing in Two Different Shoes>。小曽根が「So many notes!」とコメントしていたが、スコアが30段以上にもなる意欲作だ。そして二つのバンドから1+1は2以上のアンサンブルを引き出すことに成功している。そして両ビッグバンドをまたがって同じパートごとのソロの応酬。特にクリスチャンと中村のベースバトルも素晴らしかった。トランペットセクション全員がステージ前方に集まってのバトルも。演奏が終わると、全員がステージ前方に勢揃いし、お互いの健闘を讃え合いながら観客に深く挨拶をし、観客もスタンディングオベーションで惜しみない拍手を贈った。

ハービー・ハンコックがステージに現れると、まず開口一番「真とクリスチャンのビッグバンドは驚異的に凄かった。」とNNHとCMBBに最大限の賛辞を贈った。今回のハービーはエレクトリックの名曲を取り上げるプログラム。ハービーが常に指定するFazioliのピアノと共に、シンセサイザー KORG KRONOSがあり、その他に、ローランドのショルダーシンセサイザー AX-synthを用意している。
1曲目は<Actual Proof>。タイトルは仏教用語の「現証」で、『Thrust』に収録されたシンセを多用したファンキーなナンバー。続いて、1973年の『Head Hunters』に収録されたヴァージョンの<Watermelon Man>、西アフリカ出身のギタリスト、リオーネル・ルエケ作曲だという17拍子の曲<Seventeen>を交えて演奏される。後半では、ハービーがAX-synthを持って、ステージ中央に現れて、ギターのリオーネル・ルエケ、ベースのジェームス・ジーナスと3人並んで演奏し、客席の盛り上がりは最高潮に。最後は、1983年当時ターンテーブルの導入が斬新だった『Future Shock』に収められたヒット曲<Rock It>、そして『Head Hunters』から<Cameleon>で締め括られた。最新のサウンドと言う訳ではないが、ヴィニー・カリウタの繊細、正確かつ複雑なドラミングとジェームス・ジーナスのベースラインから生まれるグルーヴ、 リオーネル・ルエケの表現力豊かなギターサウンドに支えられて、ハービーのエレクトリック名曲集は今の音楽として十分な新鮮さをもって聴くことができた。
思えば、東京JAZZは、開始直後の2002年〜2005年、ハービー・ハンコックが筆頭ミュージシャン的存在であり、総合プロデューサーだったこともある。その後、運営や方向性の変化も経て、ハービーは9年ぶりの出演となった。現代ジャズに最も強い影響力を持ち続けるハービーの音楽を、都心のジャズフェスという形で楽しめるようになったことを素直に喜びたいと思う。

Baptiste Trotignon
バティスト・トロティニョン


2014年9月7日 17:30 コットンクラブ (the CLUB)
Baptiste Trotignon (p)
Matt Penman (b)
Gregory Hutchinson (ds)

Paul
Awake
Air
Passport
Lotus Blossom
Happy Rosarie
Abracadabra
Tinkle Tinkle

ⓒヒダキトモコ ⓒヒダキトモコ

バティスト・トロティニョンはこれまでノーマークだった。1974年パリ郊外出身のピアニスト。「聴きに行かないんですか?フランスの塩谷哲トリオですよ。」と友人から謎の例えで勧められる。だいたいそう言う表現は好きでないが、ソルトファンとしてはそう言われると気になる。
実際、コットンクラブに足を運んでみると、知的でリリシズムに溢れるメロディーとハーモニーを紡ぎ出し、ときにスピード感もあり、トリオの三人が和やかに楽しそうにプレイする。曲の数々も美しい。こういう音楽はコットンクラブの程よい距離感にもはまり、客席も優しい空気に包まれる。そのまま演奏スタイルが似ているというのではないが、確かにこのたたずまいは、塩谷哲、井上陽介、山木秀夫のトリオに例えるのは納得だった。今後も注目していきたいピアニストの一人だ。

DISCOVER
2014年9月7日 17:30 東京国際フォーラム ホールA (the HALL)

Ahmad Jamal
アーマッド・ジャマル

アーマッド・ジャマル(p) マヌエル・バドレーナ(per) レジナルド・ヴィール(b) ハーリン・ライリー(ds)

Fitnah
Sunday Afternoon
Dynamo
Morning Mist
Blue Moon

ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ2014 中嶌英雄

Naruyoshi Kikuchi y Pepe Tormento Azucarar Special Guest UA
菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール スペシャルゲスト UA


菊池成孔(vo,sax,cdj) 林正樹(p) 鈴木正人(bs) 早川純(bdn) 堀米綾 (hp) 大儀見元(per) 田中倫明(per) 梶谷裕子(vln1) 高橋暁(vln2) 河村泉(vla) 森田香織(vc) UA(vo)

即興:タケミツトーン with マンボ
京マチ子の夜
導引
ボーン・トウ・ビー・ブルー
ランバネルの賛美歌
この街はジャズ過ぎる
キリング・タイム
バンドネオン・ソロ
ルペ・ヴェレスの葬儀

ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ2014 中嶌英雄 ⓒ岡利恵子

Hiromi The Trio Project featuring Anthony Jackson and Simon Phillips
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト feat. アンソニー・ジャクソン & サイモン・フィリップス

上原ひろみ(p) アンソニー・ジャクソン(b) サイモン・フィリップス(ds)
Move
Player
Warrior
Dreamer
Alive
Spirit

ⓒ中嶌英雄 ⓒ中嶌英雄 ⓒ中嶌英雄
ⓒ中嶌英雄

最終公演となる日曜夜の部は、アーマッド・ジャマルから。今回、ベニー・ゴルソンに次ぐ最高齢の84歳。これまで生で聴く機会はなかったが、マイルス・デイビスが尊敬し、影響を受けたという存在としてずっと気になっていた。ただ、コットンクラブでのバティスト・トロティニョンに長居してしまって、明確にお伝えできるほどアーマッドをじっくり聴くことができなかったので、前号に掲載された悠 雅彦主幹のレポートをぜひご参照いただきたい。ただ、演奏における間の感覚などは、確かにマイルスのアプローチに通じる点はあるかも知れないと感じた。バークリー音楽大学在学中だった上原ひろみを見いだし、『Another Mind』をプロデュースしたのがアーマッドだったというご縁があり、ひろみからアーマッドへ花束が贈られたのも印象的だった。現在のひろみの世界的な活躍を見ればアーマッドがいかに的確だったかがわかる。2012年にはグラミーにノミネートされた『Blue Moon』、2013年には『Saturday Morning』をリリースと、アーマッドの創作活動は精力的に続く、活躍とまたの来日を楽しみにしたい。

菊地成孔は1963年生まれ。多様なプロジェクトを並行して抱え、サックスプレーヤーとしてだけでなく、作編曲、プロデュース、キーボード、文筆、大学講師までマルチな活動を続け、ジャズシーンのみならず、文化シーンに大きな影響力を持つ。大学での講義録としては大分前になるが『東京大学のアルバート・アイラー』がある。
「菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール」は、2005年に発表された『南米のエリザベス・テイラー』をシアターアートとして再現するために作られたスモール・オーケストラ。バンド名はスペイン語で、「ペペ」は伊達男/女、「トルメント」は拷問、「アスカラール」は甘ったるい、の意味だという。
UA(ウーア)は、1972年生まれ、UAとはスワヒリ語の花だという。菊地とUAは、2006年に『cure jazz』 でコラボレーションし、坪口昌恭(p)、鈴木正人(b)、藤井信雄(ds)が参加。2014年に、東京・オーチャードホールと沖縄でのライブを収録した『cure jazz reunion』を発表している。
『南米のエリザベス・テイラー』をきっかけにしているだけに、タンゴをはじめ南米的な表現も目立ち、その中で、大儀見元、田中倫明のパーカッション、早川純のバンドネオン、鈴木正人のベースのプレイが光る。ピアノの林正樹は、自身のプロジェクトの他、エリック・ミヤシロ EMバンドで活躍し、今年夏はモントルー・ジャズ・フェスティバルにも出演しているが、日本で最も繊細に表現豊かに弾けるピアニストの一人であり、このアンサンブルでもサウンドに大きく貢献していた。そして、ストリングスとハープも美しい音の流れを生み出していた。そこに唯一の管楽器としてのるサックスと、ヴォーカルが美しく響き合う。菊地自身も『cure jazz』は、彼のプロジェクトの中でも最もうまくいったものの一つと語っていたが、上記、ふたつのプロジェクトを融合し、菊地とUAの魅力を存分に味わうことができ、国際的ジャズフェスの最終公演にもふさわしい濃い内容で、また会場全体が楽しめるプログラムとなっていた。

今年のトリは、上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト。アンソニー。ジャクソンとサイモン・フィリップスを従えたこのトリオは、単独公演でもホールAの2日間公演をソールドアウトにしてしまう。実際、ひろみを聴くことを主目的に東京JAZZのチケットを買った人は非常に多いと思われる。当然、1曲目<Move>から大きく盛り上がる。2012年の『Move』からタイトル曲。そして2曲目以降は2014年の『Alive』から、「生きる」という人生の様々な瞬間と想いにフォーカスした曲の数々だ。曲の中にストーリー性と展開があり、美しさとスピード感を備えた演奏に、観客の心を鷲掴みにする。
今年7月11日、ひろみの初出演となるモントルー・ジャズ・フェスティバル2014で、トリオを聴くことができた。それから2ヵ月世界をまわってきた後で聴く、ホールAでのトリオの音は、大きく進化し、とてもタイトに、より強烈なエネルギーを発する素晴らしい演奏になっていた。特にアンソニーがこれまでよりも元気にプレイしているように見受けられた。ひろみのピアノで以前よりも肘打ちやげんこつなどのクラスターが増えたことで、今まではハーモニーやスケールを踏まえた中での超絶プレイに徹していたと思われるので少し気になった。
また、私個人の感覚の問題だが、ひろみのトリオにいつもと少し違う感覚を覚えた。いつものように3人の超絶なプレイを受け止めながら感動と興奮を感じていたが。いつもと変わらずに心地よいはずの音楽を、身体と心が受け付けなくなり拒絶した瞬間があった。2日間で東京JAZZからノーマ・ウィンストン・トリオまで16以上の公演を聴いて疲労が溜まっていたと思う。ひろみの音楽は聴く側にも集中力とエネルギーを要求する。これまで通りの演奏も期待しつつ、疲れたときに、心の隙間にすーっと入ってくるような音楽も聴いてみたいと思う。そんな私の状況とは関係なく、会場は大きな興奮に包まれながら、2日間のホール公演の幕を閉じた。


Don't Panic! We're from Poland
Curator: Kazuhisa Uchihashi featuring Maciej Obara, Pawel Szamburski, Patryk Zakrocki, Jerzy Rogiewicz, Akira Sakata, Mitsuru Nasuno, Kumiko Takara
2014年9月7日 20:45 東京国際フォーラム 地上広場 (the PLAZA Main Stage)
キュレーター: 内橋和久 featuring マチエック・オバラ パヴェウ・シャンブルスキ パトリック・ザクロツキ イェジー・ロギェヴィチ 坂田明 ナスノミツル 高良久美子

ⓒ亀和田良弘

ホールAから有楽町駅、東京駅に向かう帰り道にあたる地上広場。the PLAZA Main Stageでの最後の公演が続いていた。ポーランドと日本のアーチストを結んできた内橋和久が構成したスペシャルユニットの演奏。坂田明も参加している。私はBGM的に聴いていた感じだったが、もうひとつのトリにふさわしい演奏だった。

今年夏、見ることができたシカゴ・ジャズ・フェスティバルは市街地そばでの大規模無料コンサートだったし、モントルー・ジャズ・フェスティバル Japan Dayでの、ブルーノート東京・オールスター・ジャズ・オーケストラ directed by エリック・ミヤシロ、布袋寅泰、松本ゆりふぁ、中村明一フォレスト、も公園での無料コンサートだった。東京JAZZのメインがホールA公演であることは言うまでもないが、やはり日本の中心とも言えるこの特別なロケーションで、いかに通りがかりの人々、また気軽に家族や友人と立ち寄ってみる人々に素晴らしいジャズライブを聴いてもらうかは重要な課題になってくると思う。もちろん、すでに充実した出演者のラインアップが組まれていて不足はない。問題は、ライブ会場の狭さと機能性の悪さだ。広い地上広場にあっても、せいぜい100席程度の座席しか用意できず、ほとんどが立見になるし、立見にしても障害物も多く音を聴くだけになってしまう。配置を上手く改善して、もっと大勢の観客が座って気軽に楽しめるように改善してもらえたら、快適性だけでなく、日本のジャズの未来によい影響をもたらすものと信じている。
多様性のあるプログラム、小曽根 真 featuring No Name Horses vs クリスチャン・マクブライド・ビッグ・バンドのような東京JAZZだから実現できた壮大な演奏、朝ジャズワークショップのような観客が演奏に参加できるイベントなど、今後、東京JAZZの新しい発展を予感させるジャズフェスティバルになったと思う。運営・実現にご尽力された方々、素晴らしい演奏を聴かせてくれたミュージシャンたちに感謝したい。

【関連リンク】
東京JAZZ 2014
http://www.tokyo-jazz.com
東京JAZZ 2013
http://www.tokyo-jazz.com/2013/

【JT関連リンク】
東京JAZZ 2014 (by 悠 雅彦)
http://jazztokyo.com/live_report/report723.html

東京JAZZ 2013
http://www.jazztokyo.com/live_report/report580.html
http://www.jazztokyo.com/live_report/report581.html

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2014 祝祭の日
http://www.jazztokyo.com/live_report/report688.html
http://www.jazztokyo.com/live_report/report691.html

インターナショナル・ジャズ・デイ グローバルコンサート 2014 大阪
http://www.jazztokyo.com/live_report/report686.html

モントルー・ジャズ・フェスティバル 2014 ジャパン・デイ
ブルーノート東京・オール・スター・ジャズ・オーケストラ directed by エリック・ミヤシロ
http://www.jazztokyo.com/live_report/report728.html

シカゴ・ジャズ・フェスティバル 2014
http://www.jazztokyo.com/live_report/report727.html

神野秀雄 Hideo Kanno
福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。東京JAZZ 2014で、マイク・スターン、ランディ・ブレッカーとの”共演”を果たしたらしい。

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FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


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