モーリス・ベジャール振付のベートーヴェン『第９交響曲』が初演から５０周年を迎えた。また東京バレエ団創立５０周年を記念しての公演がズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏により２０１４年１１月NHKホールで行われた。東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団共同制作。８０名を超すバレエ・ダンサーにオーケストラとソロ歌手（クリスティン・ルイスＳｐ、藤村実穂子Ｍｓ、福井敬Ｔ、アレクサンダー・ヴィノグラードフＢｓ）、合唱団による総勢３５０人におよぶアーティストたちが各楽章毎に色分けされたダンサーたちとともに最終楽章「歓喜の歌」に向かってその輪を拡げ、スペクタルな舞台を繰り広げた。
東京バレエ団は今年６月中旬から７月初旬にかけて、このベジャール振付の『第９』をローザンヌ、モンテカルロ他で公演する。

林 喜代種 Kiyotane Hayashi
東京都日野市在住。80年代初めより現在までクラシック音楽を撮影。一時フォーク・ロック・ジャズ・ 民族音楽も。いま、落語・文楽に興味。（社）日本写真家協会会員。