●5/16 ハンク・ジョーンズ逝く

ジャズ・ピアニストとして最後までそのキャリアを全うしたハンク・ジョーンズが去る5月16日NYのホスピスで他界した。2月に来日ツアーをこなした後、4月に体調を崩し入院、不死身のピアニストがついに帰らぬ人となった。ハンク・ジョーンズは、有名なジョーンズ3兄弟の長兄として1918年7月31日、ミシガン州ヴィックスバーグに生まれた。1944年にNYに移住以来、頭角を現し、チャーリー・パーカーとも共演。JATPのピアニストを務めた他、エラ・フィッツジェラルドとも共演するなど、優れたハーモニー感覚と洗練されたタッチでオールラウンドなピアニストとして活躍を続けた。 日本ではキャノンボール・アダレイ名義の『サムシン・エルス』、「グレート・ジャズ・トリオ」のピアニストとしてとくに名高い。2008年、アメリカ国民芸術勲章、2009年グラミー賞「永年功労賞」受賞。享年91歳。すでに二人の弟、サド(tp)、エルヴィン(ds)を失っている。(写真は、常盤武彦氏提供)


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●ECMからマリリン・クリスペルの新作

ECMの5月新譜の1枚にマリリン・クリスペルpとデイヴィッド・ローゼンバーグclのデュオ『One Dark Night I Left My Silent House』(ECM2089)がある。ECM初登場のクラリネット奏者ローゼンバーグはまた作家、自然主義者としても知られ、『Why Birds Sing』や鯨の音楽を調査した『Thousand Mile Song』などの著作がある。


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●6/11 Neo Bass Ensemble再結成?公演

1983年にライルとカレンのアトキンソン夫妻により結成された「Neo Bass Ensemble」が再結成され、6月11日NYで公演を行う。NBEは、アトキンソン夫妻に加え、フィリップ・ワトキンス、ダーネル・スタークス、サム・マクファーソン、ポール・ウエストによる“ベース・クワイア”で、リズムの他にボウイングによるメロディ、ハーモニーなど他の弦楽器と同様のすべての機能を駆使し、ベースとしての魅力を披露する。ゲストとして、ロン・カーター、リチャード・デイヴィス、マイケル・フレミングなど旧「NYベース・ヴァイオリン・クワイア」のメンバーが加わり、「A BASS EXTRAVAGANZA」を名乗る。スペシャル・ゲストは、レオン・アトキンソンgとノーマン・シモンズp。会場はピーター・ノートン・シンフォニー・スペース。

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●5/20 ジェリ・アレンがジャズ救済のアピール

ジャズ・ピアニストのジェリ・アレンが、レナ・ホーンとハンク・ジョーンズの死に際し、ジャズの伝統を維持するためとくにデトロイト(ミシガン州)の子供たちの教育に手を差し伸べてくれるようアピールを発表した。アレンは、ハンク・ジョーンズをデトロイトの“ピアノ・レガシーの父”と讃え、ジョーンズ3兄弟を始め、ソニー・スティット、ポール・チャンバース、ジョー・ヘンダーソン、ケニー・バレル、ロン・カーター、ミルト・ジャクソン、マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダーなど多くの傑出したジャズ、R&Bのミュージシャンを輩出したデトロイト、ひいてはミシガン州に学ぶ子供たちへの援助を求めている。アレンはジャズ・ピアニストとして活躍する他、ミシガン大学で後進の指導にもあたっている。


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●ディノ・サルーシ生誕75周年記念CD発売

ECMを代表するアーチストとして存在感を示すアルゼンチン出身のバンドネオン奏者ディノ・サルーシの生誕75周年を祝って、ECMから新作が発売された。新作『El Encuentro』(ECM2155)は、オーケストラとソロ楽器の共演作品で、昨年2月アムステルダムでメトロポール・オーケストラとライヴ収録されたもの。息子のフェリックスtsもソロイストとして参加している。なお、ECMでは生誕75周年に際しディノのバックカタログ5作を特別価格の10.90eで頒布している。対象アルバムは、『Klutrum』『Ojos Negros』『Juan Condori』『Responsorium』『Andina』。


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●6/01〜8/06 菊地雅章最後のヴァンガード出演?

NY在住37年のピアニスト菊地雅章が6月1日から6日間にわたってヴィレッジ・ヴァンガードに出演する。「ポール・モチアン・トリオ2000 with TWO」にトーマス・モーガンbとTWOで参加するが、これが菊地にとって最後のヴァンガード出演か?とのウワサがしきり。どうやらウワサの原因は、菊地本人が「今回は大暴れするぞ!」と広言していることによるようだが、最後とならば日本から駆けつけるファンも多いのでは? トリオは、モチアンのドラムスにロレン・スティルマンのサックスとベン・ストリートのベース。
なお、菊地のレギュラー・ベーシストとして活躍しているトーマス・モーガンはそもそもはモチアンのベーシストだった。モチアンも菊地も今やECMを舞台にCD録音しているが(菊地のソロもトリオも未だに発売の気配がない)、
このプロジェクトに限ってはWinterWinterがフォローするはず。

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JAZZ TOKYO
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FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


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