●6/14 ジャズ・ジャーナリズム協会2010年間賞発表
国際的にもっとも権威あるジャズ賞と認められているジャズ・ジャーナリスト・アソシエーション(本部:NY)の第14回(2010年度)受賞の発表と授賞式が6月14日NYのシティ・ワイナリーで行われた。
当日の模様はUSTREAMを通じてライヴ中継されたが、NY在住のピアニスト白崎彩子がセレモニーに先立ちピアノ演奏を披露した。
http://www.ustream.tv/recorded/7662760
主な受賞者は、「永年功労賞」にジェームス・ムーディts、「年間最優秀アーチスト」にヴィジェイ・アイアーp、「年間最優秀アルバム」は『ジョーロヴァーノ/フォーク・アート』(Blue Note)、「最優秀女性ヴォーカリスト」は日本でも人気のロバータ・ガンバリーノ。あらゆるジャンルを網羅しているJJAアウォードでは、「最優秀website」にAllAboutJazz.com、「最優秀blog」にRifftides(www.artsjournal.com/rifftides/www.artsjournal.com/rifftides/)を選出した。
受賞者の詳細は:http://www.jjajazzawards.org/p/2010-nominees.html
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●6/26 ベニー・パウエルtb逝く
ライオネル・ハンプトンやカウント・ベイシーのオーケストラで活躍したトロンボーンのベニー・パウエルが6月26日他界した。病院で治療中の事故死の疑いがもたれているという。1930年ニューオリンズの生まれで、享年80歳。一時期、サド・メル楽団やアブドゥラー・イブラヒム(ダラー・ブランド)のユニットなどで演奏、後年、「ジャズモービル」などでエデュケイターとしても活躍した。
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●6/15 ビル・ディクソンtp逝く
トランペッターとして、また教育者としてもキャリアを全うしたビル・ディクソンが去る6月15日、睡眠中に帰らぬ人となった。享年84歳。「ジャズの10月革命」(1964年:www.jazztokyo.com/mb/free_music/v08/v08.html)の中心人物のひとりとして知られるが、1968年から30年近く、ヴァーモント州のベニントン・カレッジで音楽教授を務めていた。ディクソン氏は今年5月カナダのヴィクトリアヴィルで開かれた国際ジャズ・フェスにアンサンブルを率いて出演した。
http://www.fimav.qc.ca/en/
本誌では、ジャズ・ジャーナリスト横井一江さんの連載フォト・エッセイ「Reflections of Music」を通じてディクソン氏を追悼した。
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●6/24 NEA Masters of Jazz 2011発表
ジャズの世界で最高の栄誉といわれる「Masters of Jazz」(National Endowment for the Arts主催)の今年の受賞者が発表された。受賞者は4名と1グループ。ヒューバート・ローズfl、デイヴィッド・リーブマンsax、ジョニー・マンデルvoとジャズ・プロデューサーのオリン・キープニュース。グループは「マルサリス・ファミリー」で、エリスp、ブランフォードsax、ウィントンtp、デルフィーヨtb、ジェイソンdsの5名。1946年生まれのリーブマンが選ばれたのは、ジョン・コルトレーン以降のソプラノサックスとジャズ教育に対する献身が高く評価されたもの。氏の努力により、International Association of Schools of Jazz(IASJ)が組織され、国際的なジャズ教育が展開されるようになった。なお、賞金は各2万5千ドル。
http://www.nea.gov/honors/jazz/2011-NEA-Jazz-Masters-Announced.html
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●6/27 カール・ベルガーp NYストーンに出演
“Woodstockの主”ともいわれるCMS(Creative Music Society)の主宰者、カール・ベルガーがNYダウンタウンのクラブ・ストーン(ジョン・ゾーン所有)に出演する。これは7月にTzadik(ツァディック)からリリースされるベルガーのピアノ・ソロCDのプレ・イベント。
7月3日にはウッドストックのコロニーで“Different Music Festival”の最終回が開催予定だが、さらには、7月末にトルコのイスタンブールで11日間にわたってCMSを特集するイベントが開催されるなど、Dr.ベルガーの近辺が慌ただしい。詳報は追って。
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追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley
:
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣
:
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi
#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻
音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美
カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子
及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)
オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)
:
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義
:
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄
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