●7/09 ウィーン・アート・オーケストラ、33年の活動に終止符
ヨーロッパでも屈指のジャズ・オーケストラであるマチアス・リュエグ率いるウィーン・アート・オーケストラが7月9日のコンサートを最後にその33年に亘る活動に終止符を打った。理由はその最大のスポンサーであるBA-CAが3年前に20万ユーロの助成金をカット、それに加えてヨーロッパ各国の財政事情の変化から音楽イベントやコンサートに招待されることが減少したことによる。
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●メールス・ジャズ祭、ミヒャルケ音楽監督との契約を更新
メールス・ジャズ祭を始めたブーカルト・へネンからその音楽監督をライナー・ミヒャルケが引き継いで早や5年が経過したが、さらに3年間(+オプションとしてさらに2年間)ミヒャルケがその任に当たることが発表された。しかし、メールス市がその財政事情から予算を約70万ユーロ減額する予定で、そのために来年からは開催期間を一日減らすことになるもよう。
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●7/23 ウィレム・ブロイカーsax逝く
オランダのサックス奏者/コンポーザー、ウィレム・ブロイカーがアムステルダムで死去した。享年65才。ブロイカーは1974年、ジャズとコンテンポラリー・クラシックのユニークなコンビネーションを演奏するために11ピースのオーケストラを結成。「ウィレム・ブロイカー・コレクティーフ」と名付けられたこのアンサンブルは、即興音楽を一般聴衆にも手の届く方法でプレゼンテーションしたオランダの最初期のユニットのひとつであった。ブロイカーには数々の受賞歴があっが、1993年度VPROボーイ・エドガー・プライズもそのひとつ。(以上は、RNW:Radio Netherland Worldwideより)
http://www.youtube.com/watch?v=u60JyAFYe_M&feature=player_embedded
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●7/23 海野雅威p NYで活躍中
日本での活躍が期待されながら武者修行のため渡米しているジャズ・ピアニストの海野雅威の消息を伝えるニュースが入った。デンマーク出身のドラマー、ジェイコブ・メルキアーのデビュー・アルバム『イッツ・アバウト・タイム』にベースのハッサン・JJ・シャコーとともに参加、ジャズ・スタンダードに加え、ボサノバ、カリプソ、マイケル・ジャクソンのナンバーなどを演奏しているという。なお、リーダー・メルキアーの40歳の誕生日祝いを兼ね、去る7月23日、ウエスト・ヴィレッジのクラブ「スモールズ」でCD発売記念ギグが行われた。また、NYで録音された海野自身のリーダー・アルバムが近々新設の日本のレーベルから発売の予定。
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●ロバータ・ガンバリーニvo DB誌ICPで第1位に
イタリア出身の女性ジャズ・ヴォーカリスト、ロバータ・ガンバリーニが米ダウンビート誌主催第58回国際批評家投票<新人女性歌手部門>で一昨年に続き1位に選出された。これは、今年のグラミー賞ノミネート、米ジャズ批評家協会(JJA)<女性歌手部門>第1位選出に続く快挙で、日本で最初にブレイクしたロバータが米国でもその実力が認識されたことを示しているといえよう。なお、ロバータは11月の「富士通コンコード・ジャズ・フェスティヴァル」への出演が決定している。
http://www.jazztokyo.com/newdisc/553/gambarini.html
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●8/21 フレッド・ハーシュpがメイヴェリック・コンサートに出演
闘病生活を続けているピアニストのフレッド・ハーシュが、今夏8月21日に由緒あるメイヴェリック・コンサートに出演する。ハーシュはピアニストとして多彩な活動(なかでも、ソロ演奏には定評がある)を展開してきただけでなく、作曲家としても数々の名曲を遺し、“ミュージシャン’ズ・ミュージシャン”として高い評価を受け、グラミー賞にも3度ノミネートされた実力派。メイヴェリック・コンサートはウッドストックにある室内楽向けのアコースティックに優れた伝説的なホールで1916年以来、毎夏「メイヴェリック・コンサート」と題した室内楽コンサートを開催している。なお、ヤマハ・アーチスト・サービスがオフィシャル・スポンサーとしてコンサート・グランドC7を提供している。(写真は、David Bartolomi)
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●8/30 ウィントン・マルサリス、ルイ・アームストロングを吹く
ウィントン・マルサリスtpと10ピースのオールスター・バンドが若きルイ・アームストロングtpを捉えたサイレント映画にナマ演奏で共演する。8月30日にNYハーレムのアポロ・シアターで行われる他、全5回限定公演。
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●米『JAZZ TIMES』誌創刊40周年
アメリカの月刊ジャズ専門誌『JAZZ TIMES』誌が創刊40周年を迎えるにあたり、9月号を創刊時の1970年特集号とする。フィーチャーされるアルバムはマイルス・デイヴィスの『ビッチェズ・ブリュー』、ハービー・ハンコックの『ムワンデシ』、それにフレディ・ハバードの『レッド・クレイ』。
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●9/14 チャールス・ロイドの新作『Mirror』リリース
ニュー・カルテット(チャールス・ロイド、ジェイソン・モランp、リューベン・ロジャースb、エリック・ハーランドds)初のスタジオ録音盤『Mirror』(ECM)が9/14の米国発売を皮切りに、独9/17、英9/27、仏10/10と相次いで発売予定。ロイドのセルフ・カバー曲の他、<ルビー、マイ・ディア><モンクス・ムード>(T.モンク)、<アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー>、<キャロライン、ノー>(B.ウィルソン)、さらにはゴスペルの<ゴー・ダウン・モーゼス>などバラエティに富む選曲。リーリス後、同メンバーで欧米のツアーに出る予定。
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追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley
:
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣
:
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi
#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻
音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美
カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子
及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)
オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)
:
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義
:
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄
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