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#48. マルク・ミンコフスキ
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世界が注視するフランスの指揮者である。1962年生まれ。ハーグ音楽院でバスーンを学び活躍する、そしてアメリカのピエール・モントゥ・メモリアルスクールでシャルル・ブルックに指揮法を師事する。1982年に19歳でレ・ミュージシャン・ドゥ・ルーヴル・グルノーブル「ルーヴル宮音楽隊」を創設。古楽演奏を専門にするバロック・オーケストラである。2009年ミンコフスキはこの楽団を率いて初来日を果たした。モーツァルトのセレナード第9番「ポストホルン」ではステージ上を赤い郵便自転車で現れ楽員に手紙を届けるパフォーマンスで聴衆を楽しませるユーモアも見せた。音楽的にも大きな話題になる。この「ルーヴル宮音楽隊」の名前の由来は、ミンコフスキによれば「両親の家がルーヴル宮の前にあり、コンサートを開くことになったが、まだ名前がなかった。で、いろいろ名前を考えていた時に、ふとルーヴル宮が目に入って、何の計算もなく付けた」と、あるインタビューで答えている。
今回はミンコフスキの指揮のみの来日で、オーケストラ・アンサンブル金沢を指揮した。これは初の日本のオーケストラの指揮であった。ミンコフスキの指揮は単にリズムを正確に刻むだけでなく、厳格さも必要である。と同時に<表現の正確さ>を求める。つまり指揮者は音楽というドラマの演出家であるべきである、と述べている。オペラでの来日は、2002年エクサンプロヴァンス音楽祭の「フィガロの結婚」を指揮している。その時のオーケストラはマーラー・チェンバー・オーケストラ。レパートリーは古典から現代曲までのシンフォニックレパートリーを得意とし、パリ管、ベルリン・フィルなどを指揮している。
2013年からザルツブルク・モーツァルト音楽祭の芸術監督への就任が決まっている。またルーヴル宮音楽隊を率いての来日も予定されている。
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林 喜代種:東京都日野市在住。80年代初めより現在までクラシック音楽を撮影。一時フォーク・ロック・ジャズ・ 民族音楽も。いま、落語・文楽に興味。(社)日本写真家協会会員
追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley
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#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣
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JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi
#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻
音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美
カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子
及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)
オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)
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#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義
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#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄
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