●「第58回ダウンビート国際批評家投票」結果発表

第58回にあたる米ダウンビート誌主催の国際批評家投票の詳細結果が同誌8月号に発表された。投票は世界各国の84人の批評家によって行われた。「名声の殿堂」には、ランディ・ウェストンpやリー・コニッツasなどを押さえて「シカゴAACM」の創立者でピアニスト/作曲家のムーハル・リチャード・エイブラムスが選出されたのが注目される。3冠を獲得したのは、「ジャズ・アーチスト・オブ・ザ・イヤー」、「ジャズ・グループ・オブ・ザ・イヤー」「テナーサックス」の3部門でウィナーに輝いたジョー・ロヴァーノと「ビッグバンド」「コンポーザー」「アレンジャー」で同じく女流3冠のマリー・シュナイダー。マンフレート・アイヒャーは、「レコード・レーベル」と「プロデューサー」部門の2冠。ピアノ部門ではキース・ジャレットが2位以下を大きく引き離して断トツのウィナーに。かつてのライヴァル、チック・コリアは12位と大きく沈んだ。
「ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー」はヴィジェイ・アイヤー・トリオの『ヒストリクトリー』で独ミュンヘンのACTレーベルの制作。新人部門では、女流のアナート・コーエンが、「ジャズ・アーチスト・オブ・ザ・イヤー」「クラリネット」「ソプラノサックス」部門で3冠を制覇した。

主要部門のウィナーは下記の通り;
□ 名声の殿堂:Muhal Richard Abrams
□ ジャズ・アーチスト・オブ・ザ・イヤー:Joe Lovano
□ ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー:『Vijay Iyer Trio/Historicity』 (ACT)
□ ジャズ・グループ・オブ・ザ・イヤー:Joe Lovano
□ ビッグバンド:Maria Schneider Orchestra
□ トランペット:Dave Douglas
□ トロンボーン:Roswell Rudd
□ ソプラノサックス:Wayne Shorter
□ アルトサックス:Lee Knoitz
□ テナーサックス:Joe Lovano
□ バリトンサックス:Gary Smulyan
□クラリネット:Don Byron
□フルート:Nicole Mitchell/Lew Tabackin
□ ピアノ:Keith Jarrett
□ エレクトリック・キーボード+シンセサイザー:Uri Caine
□ドラムス:Roy Haynes
□ アコースチック・ベース:Christian McBride
□ エレクトリック・ベース:Steve Swallow
□ ギター:Bill Frisell
□ オルガン:Dr.Lonnie Smith
□ ヴァイブス:Gary Burton
□ ヴァイオリン:Regina Carter
□ パーカッション:Hamid Drake
□ その他の楽器:Bela Fleck(banjo)
□ 男性ヴォーカリスト:KurtElling
□ 女性ヴォーカリスト:Cassandra Wilson
□ コンポーザー:Maria Schneider
□ アレンジャー:Maria Schneider
□ プロデューサー:Manfred Eicher
□ レコード・レーベル:ECM

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●8/07〜08 ニューポート・ジャズ・フェス・アーカイヴ

ロード・アイランド州ニューポートで行われた「ケアフュージョン・ニューポート・ジャズ・フェスティバル2010」の中から、8月7日と8日に行われた演奏のアーカイヴがNPRのサイトを通じてストリーミング可能。「マリア・ジュナイダー・オーケストラ」「デイヴ・ダグラス・ブラス・ファンタジー」「フライ・トリオ」「マーシャル・アレン+マシュー・シップ+ジョー・モリス・トリオ」他。

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●ECM8月、9月の新譜

ECM8月の新譜として、ジャズ系3作、New Series系2作をリリース。ジャズ系は、『Norma Winstone-Klaus Gesing-Glauco Venier/Stories Yet To Tell』(ECM2158)、『Anat Fort Trio/And If』(ECM2109)、『Michael Formanek/The Rub and Spare Change』(ECM2167)、New Series系は、ロサンジェルス響による『Arvo Part/Symphony No. 4』(2160NS)と『Gidon Kremer-Kremerata Baltica/Hymns and Prayers』(ECM2161NS)。9月はジャズ系とNew Seriesy系各2作。ヤン・ガルバレクとヒリヤード・アンサンブルによる2作目『Officium Novum』(ECM2125NS)とアルヴォ・ペルトの『タブラ・ラサ』(ECM1275NS)のスコアと追加のテキストを加えたデラックス版。ジャズ系は、10月に来日が予定されているニック・ベルチュ-ローニンの『Llyria』(ECM2178)とチャールス・ロイド=ニュー・カルテット初のスタジオ録音盤『Mirror』(ECM2176)。
なお、ローニンは重量盤LP(180g)も同時発売される。

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●ECMからDVD『Sounds and Silence』リリース

ECMプロデューサー マンフレート・アイヒャーを中心に多くのECMアーチストをスタジオ、コンサートホール、楽屋、オフステージに追ったドキュメンタリー・フィルム『Sounds and Silence』(ペーター・ガイヤー+ノルベルト・ヴィードメル制作)がDVD化され11月にECMからリリースされる。この映像は昨年夏のロカルノ国際映画祭(スイス)でプレミア上映され、その後、スイスの映画館で上映された。今秋のドイツの映画館での公開と同時にDVD化されるもの。ECMではこのドキュメンタリーを「ミュージカル・ロード・ムーヴィー」と称しており、登場するアーチストは、アルヴォ・ペルト、ディノ・サルッシ、ヤン・ガルバレク、エレニ・カラインドルー、マリリン・マズール他多数。9月5日青山ブックセンターで予定されている『ECM catalog』刊行記念トーク・イベントで一部フッテージが公開される。

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●「JAZZ INSIDE NY」マガジン8月号リリース

「JAZZ INSIDE NY」マガジン8月号がリリースされた。PDFのダウンロード(無料)は;http://bit.ly/a9ZYJt。 季刊誌『JAZZ INSIDE Audio Wall』の Volume 8/Issue 4/2010 Winterのカヴァー・ストーリーはジョン・マクラフリン。インタヴューは、ハンク・ジョーンズ、ポール・ブレイ、ミルフォード・グレイヴズ他。「Jazz Audio Wall」を通じて新譜のストリーム無料配信サーヴィスもある。http://bit.ly/8Yn3Wv



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●8/14 アビー・リンカーン逝く

ヴォーカリスト/ソングライター/女優のアビー・リンカーンが8月14日逝去。アビーは1930年8月6日シカゴ生まれ、享年80歳。http://n.pr/94arU0。 ポップス歌手のアビーがドラマーのマックス・ローチと邂逅(やがて結婚)、大きな影響を受け、60年代前半には『We Insist!』『Freedom Now Suite』『Straight Ahead』(共にCANDID)などメッセージ性の強いアルバムを制作。70年代にローチと離婚、80年代に Verveで録音を開始するようになって広くファンを獲得するようになった。1963年のマックス・ローチ・カルテットとの来日以来8回の来日歴があるが(成田正 Customs of Record Japan:http://bit.ly/cfUhyt)、1973年に単身来日中、マイルス・デイヴィス・グループで滞在中のD.リーブマン、A.フォスター、エムトゥーメが参加して制作された『ピープル・イン・ミー』(Philips)は傑作の1枚として知られている。葬儀はなく、偲ぶ会が1ヶ月後に開催される予定。なお、家族は香典の代わりに全米ジャズ基金への献金を希望している。http://www.jazzfoundation.org

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●8/30〜9/04 キュラソー・ノースシー・ジャズ・フェスティバル

7月9日から3 日間にわたって行われた恒例のノースシー・ジャズ・フェスティバルに続いて、カリブ海のオランダ領キュラソー島では第1回キュラソー・ノースシー・ジャズ・フェスティバル2010が8月30日から9月4日まで6日間にわたって開催される。今年の主な出演者は、ジョージ・ベンソン、ミシェル・カミロ・トリオ、ナタリー・コール、ロイ・ハーグローヴ・クインテット、キャンディ・ダルファー、リチャード・ボナ他。スポンサーは1990年、地元に設立された教育、文化、スポーツ、貧困、健康、観光などに関する活動を支援する基金「Fundashon Bon Intenshon」。詳細は;http://bit.ly/blIBc4

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●9/22 ウィントン・マルサリス『スイング・シンフォニー』米で初演

ウィントン・マルサリス作曲の『交響曲3番/スイング・シンフォニー』が、ニューヨーク・フィルの第169回シーズンのガラ・コンサートで9月22日、 初演される。共演はジャズ@リンカーン・センター・ジャズ・オーケストラ。 なお、このプレミア・コンサートはNYのクラシック専門局105.9 FM WQXRで同時中継される。

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●9/14 チャールス・ロイドの新作『Mirror』リリース

ニュー・カルテット(チャールス・ロイド、ジェイソン・モランp、リューベン・ロジャースb、エリック・ハーランドds)初のスタジオ録音盤『Mirror』(ECM)が9/14の米国発売を皮切りに、独9/17、英9/27、仏10/10と相次いで発売予定。ロイドのセルフ・カバー曲の他、<ルビー、マイ・ディア><モンクス・ムード>(T.モンク)、<アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー>、<キャロライン、ノー>(B.ウィルソン)、さらにはゴスペルの<ゴー・ダウン・モーゼス>などバラエティに富む選曲。リーリス後、同メンバーで欧米のツアーに出る予定。

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FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


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