Vol.51 | 食べある記 VIII

text by Masahiko YUH

♪ 凄みに加えて深みをさえたたえている近年の坂田明のアルト

 イタリアのミラノで開催された<JapzItaly>と銘打った、東日本大震災復興支援のジャズ・エイド・コンサートに同行取材した日(5月23日)から、はや3ヶ月が経った。イクタス・レーベルを主宰する一方、イタリア・フリー・ジャズの開拓者として名を馳せるアンドレア・ツェンタッツィオの発案に、プロデューサーをつとめたギタリストのロベルト・ゾルジが賛同し、日伊の有名ミュージシャンを集めて催されたイベントだったが、20年ほど前に来演したこともある名ピアニスト、フランコ・ダンドレアの印象深いソロや、ツェンタッツィオと坂田明、藤原清登の初共演など、心躍る演奏が少なくなかった。国を超えたイタリアの演奏家の熱意が、もしグローバル思考のもたらしたプラスの側面を象徴しているなら、やみくもにグローバリズムを敵視するのは考えものと思わせるほどの日伊交流、及び彼らの親身な献身ぶりだった。
 それにしても、近年の坂田明のアルトは凄みに加えて深みをさえたたえている。ツェンタッツィオとの初顔合わせで坂田のアルトが耳に入った瞬間、アルトの澄んだ響きがこちらの美的感興を強く揺さぶった。いったい彼はいつからこんなにきれいな音を獲得したのだろう、と不思議な気持になるほど多彩で伸びやかな音に魅了され続けた。調布市の仙川で催された<JAZZ ART せんがわ>の2日目(7月21日)、せんがわ劇場の最後を飾った演奏(+ジム・オルーク+山本逹久+高岡大祐)での坂田は演奏を重ねるごとに激情を爆発させていくせいか、ミラノの演奏ほどの感銘はえられなかったが、そのかわりホームならではの自由奔放なシャウトで聴衆を煽り続ける痛快さをまき散らす演者となって饒舌にステージを盛り上げてみせた。


photo by (c) 米田泰久 Yasuhisa Yoneda

♪ 第5回<JAZZ ART せんがわ>

 この<JAZZ ART せんがわ>は今年が第5回。巻上公一、藤原清登、坂本弘道をプロデューサーに、市民や聴衆が気軽に音楽や多種多様なアートと触れあうライヴやイベントを通して、通常のコンサートや催しからは決して得られない喜びを体感しうる場として始まった。ここにしかない知的でワイルドな空間があり、人々が思い思いにイベントを楽しむ。3日間のうち今年はたった1日だけ。だが個人的には、ペットボトル人間というトリオが新鮮な発見だった。
 NY在住の若い演奏家からなるトリオ(デイヴ・スキャンロンg、吉田野乃子sax、デイヴ・ミラーds)。結成3年目らしいが、ワイルドな奔放さと知的な繊細さが同居する面白い個性を持つフリー・インプロヴィゼーション・グループだ。この日はアルトを吹いた吉田のシャープな演奏、及び臨機応変にリズムのフリーな展開に切り込んでいくミラーのドラミングに注目した。実はその数日前、ピアニスト中村真の企画制作による、Space One主宰「6つの夜」というイベント(7月1日〜6日、銀座7丁目のスペースにはたづみ)で、ピアノの航とデュエットしたときの巧みなドラミングが脳裏に焼きついていた。健康的なアメリカン気質とオープンな聡明さが魅力のドラマーだ。

♪ ジョシュア・レッドマン「ジェイムス・ファーム」@ブルーノート東京

 帰国した翌日の5月30日、南青山のブルーノートでのジョシュア・レッドマンの公演へ。アーロン・パークスp、マット・ペンマンb、エリック・ハーランドds、からなるジェイムス・ファーム。2009年に結成後、翌年の夏に吹き込んだ第1作は本誌のCD評でも推薦したが、従来の、誰もが期待したり予想しうるジャズ性を飛び越え、あるいは突き抜けて、一変するような風景(それがジェイムス農場か?)を描いてみせた世界を再現しての会心の演奏を披瀝した。しかもライヴだけに活きいきと。大半がCD収録作品だったが、初めて披露した「Cartoon Element」とアンコール曲「Two Steps」での、4つのヴォイスが独立して独自のラインを提示していきながら、呼吸を1つにしてアンサンブル化する技、後者でのディスコ・ビート、あるいはアフリカン・リズム、エレクトロ・リズム、クラシックなどさまざまなエレメントが溶け合い、もはや個別に存在しない新たな音宇宙を表現したと言いたいくらい。

♪ 山下洋輔スペシャル・ビッグバンド・コンサート@サントリー・ホール

 編曲の力を見せつけられたのが、山下洋輔スペシャル・ビッグバンド・コンサート2012(7月6日、サントリー・ホール)。驚異の主はトロンボーン奏者の松本治。耳の肥えた聴き手をノックアウトしたのは前半の「ボレロ」(ラヴェル)と後半の「展覧会の絵」(ムソルグスキー)。特に「ボレロ」は山下洋輔が自家薬籠中の十八番として、あたかも彼のオリジナルのごとく振る舞っており、私も何度聴いたか分からない。だが、それらを超えて、松本のアレンジは意表を突く新鮮さ。啞然とした。筒井康隆が「脱臼したボレロ」と呼んだボレロが、脱臼どころか骨組がバラバラにされた形で現れたように聴こえたからだ。松本はこの曲の核心であるリズムを表面から消し去った。リズムを刻むのはベースだけで、肝腎のドラム(高橋信之介)もホーン群も終始フリーのまま。強弱を演出するのは松本のタクトのみ。ところが不思議なことに、聴き手の脳裏ではあのボレロのリズムが反響し続けるのだ。これを換骨奪胎の妙味といわずして何というべきか。バラバラにした音素材を再構成し、巧みなオーケストレーションでカラフルに仕上げた松本の編曲の技に、エリック宮城、中川英二郎、川嶋哲郎ら超豪華メンバーの力強いソロと精緻なアンサンブルで聴く者を圧倒した「ボレロ」。「展覧会の絵」以上に感嘆した。目から鱗だったのは、ゲストのN響主席オーボエ奏者・茂木大輔のジャズマン顔負けのプレイ。山下とのフリーなバトル「クレイ」を聴き、彼がヨーロッパで研鑽中に来歐した山下洋輔の追っかけをした話が嘘ではないと知った。

   

♪ 優れて充実したコンサートが目白押しの邦楽

 本音を言う。今回おろそかにできないのは、実は邦楽!それくらい今回は優れて充実した邦楽コンサートが目白押し。すべてを紹介するスペースがないのでリストアップした中から極上の演奏会を寸評する。

■清元「六玉川」
清元志寿子太夫・清元一太夫(浄瑠璃)、米川敏子(箏)、福原徹彦(笛)、藤舎呂英(小鼓)/6月5日、紀尾井ホール(大)

■清元新作「山姥」〜夕月浮世語
清元梅寿太夫・清元喜美太夫・清元成美太夫(浄瑠璃)、清元紫葉・清元公寿郎(三味線)、福原徹彦(笛)、藤舎呂英(小鼓)、望月喜美・藤舎円秀(太鼓)/同

■奏心会2012〜「今」を語る古典
善養寺恵介(尺八)、田辺頌山(尺八)、鶴澤三寿々(三味線)、亀山香能(唄、三弦)、佐々木千香能(唄、箏)、中彩香能(三弦、箏)、望月太左衛(打物)ほか/6月9日、紀尾井(小)

■亀山香能 箏曲リサイタル
/7月8日、津田ホール

■三木稔メモリアルシリーズ Vol. 1〜三木稔が日本楽器へ託したもの
坂田誠山(尺八)、藤川いずみ(箏)、野澤徹也(三弦)、櫻井亜木子(琵琶)、木村玲子(新箏)ほか/7月11日,紀尾井ホール(小)

■日本音楽集団〜十三絃箏の過去と未来
/7月13日、津田ホール

■「囃す」- 囃子の競演/7月23日、紀尾井ホール(小)
「躍る」- 舞の競演/7月24日、同
「語る」- 節の競演/7月27日、同

■藤井昭子 地歌 Live
藤井昭子(三弦)、藤井泰和(三弦)、遠藤千晶(箏)、福田栄香(箏)、藤原道山(尺八)、徳丸十盟(尺八)
/ 8月4日、紀尾井ホール(小)


 日本伝統文化振興財団が主宰するイベントが2つあった。
 先ず、第16回を迎えた恒例の財団賞に輝いたのは清元三味線方の清元栄吉。作曲に意欲を燃やしている人らしい、節の運びと堅実な撥さばきが聴く者に静かに訴える。三味線音楽の清元らしい曲を選んで、生田流の名手を加えた爽快感のある充実味を生んだ六つの玉川をうたう「六玉川」が新鮮だった。
 昨年、2009年に亡くなった中島勝祐の功績を記念して創設された<中島勝祐創作賞>。その第1回の受賞者が三味線方の清元紫葉で、10年ほど前に作曲初演した「山姥」を披露した。能では山姥も鬼も珍しくないが、ユニークだったのは彼女の山姥が男女両性だったこと。鬼とは人なりと言った馬場あき子に従えば、きらびやかな王朝の陰の暗黒の世界で生き抜いた人間の心や情動を、両性山姥に託したかのようなその描き方。山姥の心の中の孤独なわびしさや生の妄執のおぞましさを目の当たりにする思いだった。創作浄瑠璃に新たな境地を切り拓いた故人の足跡を次ぐ彼女の創作活動に期待するところは大きい。
 もうひとつが東京[無形文化]祭と銘打って7月11日から2週間余にわたって繰り広げられたイベント。本財団は公益財団法人として新たな展開を開始したばかりだが、この祭典はその最初の試みと言ってよい。これは伝統芸能と民間伝承の無形文化財を世界に誇る無形遺産(重要無形民俗文化財)として後の世代に継承していく本格的な第1歩にしようという財団の意思を具現化させたものだ。そのため視野を世界に広げて、ハイチのカーニバル音楽、パキスタンのスーフィー、韓国珍島の死者を送る儀式などを、宮古島の神歌と古謡やいわき市のじゃんがら念仏踊りとともに上演(草月ホールや有楽町朝日ホールなど)した祭典は、第1回とあって馴染みがなかったせいか客足は鈍かったが、どれも素朴な味わいに富み、心に強く訴える必見ものだった。私が見た中では韓国珍島の保存会総勢15人が繰り広げた、死者の霊魂を送る儀式シッキムクッが、パンソリの情動性と通底するエモーション発露の迫力。圧倒された。
 焦点の当て方ひとつで面白味はときに倍加する。感慨深かったのは、「祈る」、「弔う」、「囃す」、「躍る」、「語る」のテーマを設けた国内企画の舞台。中でも、祝言の「栄やす」から囃子や拍子へと変身していった(お)囃しの色々が「江戸里神楽」の神楽囃子、民謡のお囃子、邦楽囃子、能楽囃子などを通して披露された『囃すー囃子の競演』、五穀豊穣を祈願して舞う「三番三(叟)」、力強いシテの獅子舞の背後に囃子と謡いが繰り広げられる半能の「石橋」、及び雅楽をバックに舞人が舞う舞楽で締めくくる『躍るー舞いの競演』、そして説教浄瑠璃「葛の葉」から国本武春による浪花節の「紺屋高尾」へ、さらに女流義太夫「卅三間堂棟由来〜平太郎住家の段」とダイナミックに展開する『語るー節の競演」の3夜が格別。勉強にもなった。
 音が全くないところに音楽が鳴っている静寂のスリル。それが能にはある。「石橋」や、能楽囃子の「猩々乱」や「獅子」など。また女流義太夫の竹本駒之助の熱演がお見事。第2回の祭典が早くも楽しみ。ご期待あれ。

 リサイタルと銘打つだけのことはある、と感心したのが亀山香能の演奏会。構成といい、選曲や共演者の選択といい、全霊をかけたとでもいうべき亀山の情熱と意欲が聴く者に強くアピールする演奏会だった。昨年の芸術選奨文部科学大臣賞に輝いたことからも、彼女が今アーティストとして最良の季節を迎えていることが分かる。吉沢検校の「夏の曲」を藤原道山(尺八)と、光崎検校の名曲「五段砧」を深海さとみを迎えての箏の競演で、同検校の「秋風曲」を善養寺恵介(尺八)と。後半はソロで師・中能島欣一の「落葉」と、本年1月に他界した(享年69)玉木宏樹が9年前に作曲した「ピンダロスの涙」を愛娘の中香里とのデュオで、という変化に富んだプログラム。この人は時に、迸る覇気とでもいいたい熱気が聴く者に襲いかかるような迫力を見せるときがある。この日は第1級の相方との共演という緊張感が勝ったようには見えたものの、そこはヴェテランならではの肝の座った演奏で、ことに初共演という生田流・深海さとみとの、「三段獅子」の前奏と手事を加えた「五段砧」での真剣勝負に似た迫真的なやりとりが聴き手を魅了、かつエキサイトさせた。また、中香里のシャープなリズム感とセンスのよさを発揮した三弦との丁々発止のやりとりが聴く者を惹きつけた「ピンダロスの涙」。親子の共演を超えた好演で印象深かった。彩香能から改名した?香里が奏心会の「猿蟹昔物語」(菊重精峰曲)でも達者な三弦で奮闘した。成長が著しい。
 邦楽には無くてはならぬ人だった作曲家・三木稔が昨年12月8日に永眠した。81歳だったとか。早過ぎる死だった。日本音楽集団やオーラJ などの結成にも深く関わった氏をしのぶ演奏会がこれから何度も催されるだろう。中には日韓民族楽器オーケストラのための弦楽四重奏曲「ソウル」や小管弦楽曲「ゴジラは躍る」等々、ユニークかつ妙味に富む作品が多数あり、今回オーラJ が追悼した6曲の中の芸術祭奨励賞作品「四群のための形象」、あるいは彼が広めた”新筝”(にいごと)と尺八のための「希麗」(坂田誠山と木村玲子のデュエット)のように、邦楽のスタンダード曲として愛奏される曲も多い。その幾つかは日本音楽集団が初演したが、同集団が定期演奏会で演奏した人気曲「ダンス・コンセルタント第1番”四季”」もその1つだった。
 藤井昭子の地歌ライヴは記念すべき第60回。長い年月にわたって地道にこじんまりとした場所(現在は求道会館)で地歌の勉強成果を披露してきた彼女の不断の努力を賞賛したい。

♪ 寸評のみになってしまったが...

1)奥村愛 ヴァイオリン・リサイタル〜5月12日 浜離宮朝日ホール
2)日本フィルハーモニー交響楽団/ラザレフが刻むロシアの魂〜5月19日 サントリーホール
3)日本フィルハーモニー交響楽団/日本フィル・シリーズ再演企画〜7月14日 サントリーホール
4)聖母マリアの夕べの祈り(モンテヴェルディ)/渡邊順生〜7月17日 サントリーホール

 いつものことながら、余白がとうに尽きた。寸評のみを以下にしるす。奥村の演奏はほのぼのとした愛らしさが魅力。サン=サーンスやプロコフィエフのソナタ以上にラヴェルの「ツィガーヌ」とミヨーの「屋根の上の牛」が好ましい。ピアノの加藤昌則の好演に負うところが大きかった。
 2)と3)は東京定期演奏会。前者での上原彩子のピアノに魅入られた。曲はラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」。40分を超す、劇的ドラマを見るような感動。こんなに長いニ短調は初めて。クライマックスでの動的な身振りはキース・ジャレットを思わせる。アレクサンドル・ラザレフのタクトが上原の丹念に構成した解釈を見事にカバーした。
 この分野でのピカ一が3)。日本フィルが積極的に日本の第一線作曲家の作品を取りあげた<日本フィル・シリーズ>の再現。再演されたのは戸田邦雄の「合奏協奏曲<シ・ファ・ド>」、山本直純の「和楽器と管弦楽のためのカプリチオ」、黛敏郎の「弦楽のためのエッセイ」、松村禎三の「交響曲第1番」の4曲。松村作品以外は初めて聴いたが、どれも素敵じゃないか。完成度からいえば黛、戸田の両作に軍配があがろうが、それ以上に山本直純作品がごった煮的ながら面白かった。管弦楽に飛び切り陽気でホットなアメリカ音楽の饒舌さ、それもジャズをはじめとする米大衆音楽の活きと威勢のよさが、全5楽章を彩る。片岡リサ、野澤徹也、石垣征山、望月太喜之丞らの和楽器奏者にギターやドラムまで動員した大オーケストラが、下野竜也の目配りの利いたスコアの読みとオケの把握力を得て往時の祭典風賑わいと故人の思いを高らかに再現して聴き手の共感を呼んだ。
 感銘深い「聖母マリアの夕べの祈り」。第42回サントリー音楽賞を受賞した渡邊順生の指揮とチェンバロで、モンテヴェルディの傑作中の傑作が静かに甦った。約400年も昔の作品とは思えないソウルフルな人間の魂の祈りと叫びが、モンテヴェルディ・アンサンブルのソロと合唱、ピリオド楽器によるバロック・バンドの演奏で現代の闇を照らし出すように厳かに光るよう。現代においてもときにこのような音楽を貫く慎み深さが必要だ。

悠 雅彦

悠 雅彦:1937年、神奈川県生まれ。早大文学部卒。ジャズ・シンガーを経てジャズ評論家に。現在、洗足学園音大講師。朝日新聞などに寄稿する他、「トーキン・ナップ・ジャズ」(ミュージックバード)のDJを務める。共著「ジャズCDの名鑑」(文春新書)、「モダン・ジャズの群像」「ぼくのジャズ・アメリカ」(共に音楽の友社)他。

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FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


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