コラムタガラタジオTOP  


Vol.28
Niseko-Rossy Pi-Pikoe
Classic Tracks 168 - 183


東京で見ることができるのは1080年以来932年ぶりの金環日食、2012年5月21日午前7時34分。

練馬ではうまいぐあいに薄い雲がかかって、日食レンズ無しで肉眼でキレイにリングを観ることができた。羽衣の生地に透かしがかかるように雲の中に金環リングが彫られていたようだった。もう、ここで生きてこれを見ることはないのだ。

10年以上住んでいるとボロアパートの住人や地主のババアや酒屋のおいちゃんや老若男女貧富病健美醜の10数名がわかる駐車場で、一様の市民づらこいて、土民みたいなもんか、大震災が来たときには助け合うわたしたちの予感も少しだけ。

わあ、すごいすごい。きれいですねー。レンズなしで見えますね。そんなに暗くならないんですね。いい空模様だこと。みなで立ちすくむひととき。



<track 168>
CANDY CANDY / きゃりーぱみゅぱみゅ from 『ぱみゅぱみゅレボリューション』 2012


ディズニーランド・リスペクトな1曲目から「つけまつける」「PONPONPON」と続き、エンディングトラックではサビのリレーでさよなら「ちゃんちゃかちゃんちゃん」と、トータル・アルバムとしても楽しめるデビューCDの、中盤、5曲目「きゃりーANAN」と見事なポール・マッカートニー的曲つながりツボが決まってるひときわの「CANDY CANDY」。

昨年末に受験生の次男が作ってくれた編集CDRで「PONPONPON」を聴いて、「中田ヤスタカだろー?」としか思わないでいたけど、Music Videoを観て、その「かわいい」の拡張、変化球、変な表情、めくるめくイメージの奔流にまいった。50おやじが言うセリフではないけれど、「なりきって開放されてしまった」のだった、レディー・ガガにハマる若い子たちの同化の情熱を実感するような。わたしはわたしの社会的な属性を、脱ぐ。「Every Day PON」以下の旋律あたりの宇宙的浮遊感は、コンポジションとしてジャズの文法みたいなもん、・・・あるんでしょ?きっと。

「CANDY CANDY」のMusic Video、顔に1・2・3・4とナンバリングされた踊り子たちの怖さ!お面をつけた影武者の踊りの異様な巧さも怖い。なぜ怖いのか、は、誰もおしえてくれない。この、恐怖の気配または隠し味が重要な気がしている。アレンジの背景にかすかに鳴る日本のお祭りの囃し鉦(かね)の打音を幻聴してしまうのは、深層心理が要請しているのかしらん。

鉦が叩かれる。

あがた森魚が辛島美登里の大ヒット曲「サイレント・イブ」をカバー(『イミテーション・ゴールド』1993収録)したアレンジで白井良明が執拗に鳴らした鉦の打音を想起している。これはオリジナルを超える名カバーだ。そこには鉦の打音によって歌詞のコトバづらを超えた恐怖が横たわっている。

Music Videoを演出した田向潤の狙いはインタビューなどでわかるけれど、恐怖の挿入については手がかりはない。

それはともかく、女子大生のそれから鍛錬されたアスリートのようになってしまったパフュームの身体動作、筋肉の柔らかさ、関節のクッションの希薄化、それは避けられない事態だ、に終わった感を抱いていた、少女時代だって終わってしまった、けど、中田ヤスタカは新アイテムでシーンに留まった、一歩進んだ。

ただしぱみゅぱみゅに次作が期待できるかというと、どうだろ。わたしたちは獰猛に飽きっぽい世界に座っている。スタジオ・ヴォイス誌の終刊に渾身の大特集された相対性理論だってファーストで終わるような日本のポップスの熱帯雨林気候なのだ。CD買って3日はまった佐々木希「パペピプ♪パピペプ♪パペピプポ♪」はそもそも恐怖という毒気が無かっただけ。


6月3日、日曜日の晴天の朝、寝入りばなに遠くで花火が聞こえた。ぱん、ぱぱん!ぱん、ぱぱん!練馬の住宅地の高い空に響く。それだけで浮かれた。部屋を飛び出して光が丘図書館に向かう田柄通りは、誰もが光が丘公園の方向に歩いているようで、運動会かパレードに向かう人々の群れでごったがえしているように感じられた。おれもはやく行かなければ。人生はこの一日の降りそそぐ陽光を浴びるためにあるのではないか。子どもたちを連れた若いほっぺたふわふわのお母さんと視線が合って消防署の角を右折する横断歩道の白。カーラジオから流れるきゃりーぱみゅぱみゅの音楽。


<track 169>
安摩乱声 / 芝祐靖(しばすけやす) from 『天竺からの音楽』 (日本コロムビアCOCJ-37173) 2012


日曜日の風景にぱみゅぱみゅではなく、この「安摩乱声」のサウンドを代入すると世界は一変する。人々の歩調や面持ちまで異なったふうに、想起され出す。コンクリの建物は消え失せ、雑草だらけの大地の隆起を見渡せるようになる。さて、どこの国と時代の衣装になるのかな?

天竺からの音楽、神田の味噌鐵カギロイで世界でも類を見ない関係者隔絶の奈良東大寺お水取りレビュー2012セッション(!)を行なったあとタクシーで表参道へ向かい閉店直前の月光茶房を強襲(何度もいいますがわたしの好きな競馬用語ね)して耳に出会ったCDである。

昨年文化功労者に認定された芝祐靖(1935-)さんは、雅楽の龍笛奏者。狛氏の一族で代々続く雅楽楽師の家柄。

雅楽のオルタナだとか、創作ニューエイジな構えではない。龍笛の形状や穴の位置、残された楽譜に相当する資料、現在の雅楽の鍛錬を総合して、氏の全身全霊を賭けて楽器に問いかけて楽器の鳴りに寄り添ってゆくような強度ある清廉さがある。これは耳で聴くというより、脳と眼で聴かれるべき響きだ。

ここでも鉦の打音に対して異様に耳をそばだてている自分が居るもので、そこは芝祐靖さんには申し訳ない気持ちでおるのですが。んが!芝祐靖さんはタガララジオ26で書いた“身動きできない撒きビシ”名盤『舞楽 春鶯囀一具(しゅんのうでんいちぐ)』のベッケンバウアーをしている龍笛ではないか。知らなかった。

あっと、福島さんが芝祐靖さん率いる伶楽舎の雅楽コンサートのレビュー(http://miminowakuhazushi.dtiblog.com/blog-entry-168.html)をされている!ああ、おいらも行きたかったなあ・・・。


<track 170>
The point at issue / Enrico Pieranunzi (CamJazz) 2012


おおお、エンリコ・ピエラヌンツィ、いまだに綴り憶えぬ発音できないピエラヌンツィ、イタリアのジャズ・ピアニスト。ディスク・ユニオンの中古盤買取り価格表で5000円が付いた盤があったから中学生のきよちゃんの修学旅行のおこずかい工面に際し手持ちのピエラヌンツィ盤13枚全部換金してしまった、のに、新しいメンバーでのトリオを聴いてしまうタコの足のような心境である。

25年続いたマーク・ジョンソンとジョーイ・バロンとのトリオ、『Dream Dance』は良かった!、を更新した、どっちも全音楽方位的な才能のリズム隊だし忙しさとかギャラとかあったんかいな、このスコット・コーリィとアントニオ・サンチェスとのコンビネーションはこれまたいい新車を乗りまわす風情でいい、サスペンションと加速にするっとツルンとして堂々と弾きまくる新鮮さがある。

ピカピカの新車を乗りまわすイタリア・マフィア然とした62さい毛むくじゃらピアニスト。

4曲目7曲目のスロー&リリカルが好きだが、8曲目のエンジン5速で限界に迫る指さばきに思わずテンションが上がる。このリズムセクションならではの出来だ。

いわゆるジャズシーンのピアノトリオ部門という枠の中では、このピエラヌンツィもスカルラッティとかバッハとかを堂々と弾いてもいる指の運動視野もあるし、フレッド・ハーシュほどの高みには至らないけれども(ごめんね)、今年の必聴盤だ。

“枠の中では”なんて歯切れが悪いのは、やはり「益子博之=多田雅範音盤茶話会(タダマス)」で視野にある現代ジャズにはピックアップされることはない判断があるもので、これは強弱良し悪しではなくて聴取の判定ルールがちがうところなのです。

・・・

プロレスのタッグマッチみたく、ハーシュ=ピエラヌンツィ組VSテイボーン=キクチ組だなー、と想像してみるけど、・・・

タガララジオを読んだキクチ(菊地雅章)から「おれとテイボーンを同次元に語らないでほしい。テイボーンのトリオをライブで聴いたが、深さもリズミックなアプローチにも前進は見られない。確かにリズミックなアプローチの新しさは認めるが、ハーモニーへの突っ込みが甘いと思うんだがどうだろうか。」と先週メールが来ていた(実話)。まったく正しい。キクチとテイボーンは同次元ではない。

タッグを組む前に、放送席のわたしに向かってゴングを投げつける鬼相のプーさんが浮かんできた・・・。「だ、だから、テイボーンのソロ聴いてこれは歴史的な盤だろう。ピアノ・ソロの革命を、またECMが、というのに近い。そして、この閃光のような一撃を露払いにしてECMでリリースが控えているのが菊地雅章のピアノ・ソロではないか、と、なかば確信に近い予感にひさびさにどぎまぎしてる。と、去年の6月6日の日記に書いてますよおおお・・・プーさんが唯一無二世界一ですよおおお・・・」、流血しながらわたしは言い訳するのである。


「耳のパリ・ダカール・ラリー、タガララジオ。」

わたしの二十数年来の耳の師匠である福島恵一さんが、このコラム「タガララジオ」を批評くださった。デンジャラスなことをなさるお方だ。月光茶房で原田正夫店主と3にんでザックザクとリレー・リクエスト形式で駆け回っていると、まさに耳のレアル・マドリード状態なのに。

「勢いあまって踏み外す−多田雅範の耳の旅路がとらえた風景−  Stepping Out by TOO Much Full Force−Soundscapes from Masanori TADA's Listening Travelogue−」http://miminowakuhazushi.dtiblog.com/blog-entry-169.html

このコラムは批評ではなく作文だとわたしの意識ではそうなのだけど、批評はつねに何かの兆候である。昨日のような今日であってはならない。タガララジオの次なるステージを構想しなければならないようだ。・・・なんてカッコつけてみる。


<track 171>
マーラーの9番 /山田一雄指揮 新日本フィルハーモニーSO (フォンテック) 2011


埼玉県入間市へ向かう夕暮れに、小石川図書館CD入れバッグの中から取り出したこのCDを大音量で聴いてしまった。マーラーの9番って、こういうスケールの揺れだったんだ!と、世界が立ち現れた気がした。長男22が就職の内定もらったと電話をかけてきて、睡眠時間が2時間しか取れなかったけど、そんな歓びでラリって騒ぐ夜勤なのだから、音楽もそう聴こえるのだろうか?

いや、こないだ井上道義指揮のマーラー9番をオーチャードに聴いたんだ、メニコンから委嘱された自作「鏡の眼」(同じ歳のクレーメルのタイトル付けにあやかって感ありね)も披露していた、ううん、どちらも井上道義印がファン限定に伝わるものという感じ、悪くはないけれど東フィルも健闘しているけれど予定調和を超えるまたは崩すサムシングの生成は感じられなかった。いっそのことお手馬のアンサンブル金沢で聴いてみたいかとも思うけど、編成がちがうのか、・・・にしても、井上に山田一雄のマーラーは振れないとはおれでもわかる。たぶん勝負どころが違う。

あれ、なんでこのCD借りたのだっけ?手帳を見ると、CDジャーナルの2011年間マイベスト記事だった。片山杜秀の挙げた5枚へのコメントがこの一枚に費やされていたのだ。また図書館へ行って記事をコピーしてきた。

「山田一雄の指揮はフルトヴェングラー並みに分かりにくい。気心が知れた手兵を必要とした。しかし彼にはフルトヴェングラーにとってのベルリン・フィルがなかった。山田の千変万化な棒のうねりの生きるか生きないか。相手次第、その日次第、オケのヤル気次第。当たり外れが大きかった。1986年6月7日、東京文化会館で新日本フィルを振ったマーラーは当たり。当日私は打ち震えた。そのライブが日の目を見た。」(片山杜秀)

いつかNHKの記録映像で若き日の山田一雄の指揮を観たことがあった。元祖ブンブン丸、髪を振り乱すために全力を費やすような、笑いを取りに行ってるだろ!と画面にツッコミを入れるくらいな指揮で、それは老いても変わらないもので、たぶん聴きに行っても動きでこれじゃ音楽聴こえないだろうと思った。

わたしが指揮の良し悪しをコメントするのは10年早い。

お!このCD、2月2日に発表された平成23年度(第66回)文化庁芸術祭賞・大賞を受賞している。>受賞作品リスト(http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/23_geijutsusaishou_ver02.pdf

あれ?片山さんが5枚挙げているうちの一枚『奄美しまうたの原点/中山音女』、おれも前回タガララジオ27で書いたけど、これも芸術祭賞を受賞しているわよ。これって片山さんが選考委員なのかな。そんなことはないか。あるか。まあ、わたしはジャズにしてもロックにしてもグラミーもJASRAC賞もなあんにも信用してないですよー、自分ではピーピコ賞だの世界ランキングだの権威好きなビヘイビアで堂々としているくせに!


<track 172>
見上げてごらん夜の星を(作詞:永六輔、作曲:いずみたく) / 小野リサ from 『ジャポン』 (ドリーミュージック) 2011


大飯原発再稼働にFacebookで知人がブチ切れている。

NHKラジオ深夜便でかかった。ボサノバの小野リサの歌い方で、この歌詞。この軽いかんじがいいな。日本語の語感が乾いて祈りの感情が帯びている。ジャポンと名付けられたアルバムのラストナンバー。311への祈りを込めて小野リサは制作したにちがいない。この出来は小野リサを従来よりもさらに大きな存在にするだろう。全曲日本語の名曲だぞ。小野リサ、好きだよ!綿谷リサより、あ、どうしよう・・・。

01.黄昏のビギン
02.オリビアを聴きながら
03.翼の折れた天使
04.今は、このまま
05.切手のないおくりもの
06.遠くへ行きたい
07.いっそセレナーデ
08.あの日にかえりたい
09.異邦人
10.コーヒー・ルンバ
11.My angel, My love
12.見上げてごらん夜の星を

なんで再稼働なんだよー、とは言いつつ、具体的にはなあんにもしない、グリーンアクティヴや宮台真司や内田樹のブログを読むのに、具体的にはなあんにもしてない自分(あ、5千円寄付した)、そうだ!自動販売機の消費電力はやめちまえよ、それ石原慎太郎のパクリやん、ここで再稼働止めないと、なしくずし的に・・・カルタでも読むように「なしくずしの死」と浮かんで、阿部薫の乾いたテロリストのようなサックスの記憶がよぎる、セリーヌのアナーキーな小説世界がよぎる。

横なぐりの霧のような雨が埼玉県郊外の幹線道路に降る。小野リサの声がボサノバに乗る見上げてごらんが不吉な鎮魂歌に響きはじめる。




<track 173>
Hemorrhaging Smiles (No. 25) / Mary Halvorson Quintet from 『Bending Bridges』 (Firehouse 12) 2012


Mary Halvorson guitar
Jonathan Finlayson trumpet
Jon Irabagon alto saxophone
John Hebert string bass
Ches Smith drums

クインテット名乗るのか、メアリー。ジャズのグループみたいじゃないか。トランペット入り2管のクインテット、演奏の役割り決まっててそうで苦手。そもそもペットはマイルスと田村夏樹以外だめー。

おまけにアルトの音色はメアリーの恩師アンソニー・ブラクストンみたいなドドメ色ではないか。語りも似てたりするし。そもそもブラクストンがあんなに凄い軌跡を歩むのはアルトの音色のせいではないか。ブラクストンの音色がポール・デズモンドやレスター・ヤングだったらという歴史のイフまで気になる。ブラクストンのハットハット盤はすげー傑作視されていたんじゃないだろうか。

そいえばメジャージャズ界の期待の新譜『ジェイムス・ファーム』、ジョシュア・レッドマン、アーロン・パークス、マット・ペンマン、エリック・ハーランドのスーパーグループらしいが、これの大谷能生によるライナーがアンソニー・ブラクストンから語られている(!)。ジャズが学校で学ぶべき学科になって以降の最大の特質が、このグループの蒸留された自由さに現れているという、見事な論旨である。なるほど、1箇所もグッとくるところがなかったCDだけど、さすがハーランドは巧い!ハーランド無かりせばグループ成立しないだろ、ジョシュアがハーランドに拝み倒してカルテットを組もうとして「ジョシュア、おまえの名前のカルテットはやだよ、グループ名を立ててくれ」と言われたのが真相ではないか、と、思わせた力学が聴こえる出来。大谷さんの論考を読んで、そうか、彼らに無いものねだりをしていたのね、と、思い改めた。きっとライブでこのコンポジション精度を元に演奏されたらすげーだろうなあ。曲芸を楽しむジャズというのもありか。

それに比べてこのメリー・ハルヴァーソンらしい一枚は。正直やってる演奏のフォームは既存の踏襲からはみ出ていないけれど、ギターの外れっぷりというか独自の快楽言語を奏でているところが若々しくてステキだ。今を楽しむはつらつが聴こえてきて、何度もくすっと笑いながら聴いている。

ベースはわたしのお気に入りジョン・エイベアだし、タイコも要注目チェス・スミスだし。

チェス・スミスといえば・・・




<track 174>
Under Pressure (feat. Michael Gira)/ Xiu Xiu from 『Women As Lovers』 2008 P−VINE PCD-20020


視聴 You Tube (http://www.youtube.com/watch?v=7ogR3IIbu6U

オリジナルを超えるカバーだろ、サウンド効果の知能的置換で原曲の性急を保持しつつ、まったく見事にフザケきっているっ。

鬼才ジェイミー・スチュアート率いるXIU XIU(シュシュ)というバンド(http://p-vine.jp/artists/xiu-xiu)の『ウィメン・アズ・ラヴァーズ』を聴いて、「アンダーブレッシャー(クイーン&デヴィッド・ボウイ)」のカヴァーに爆笑&愛聴していた3年前でしたが、このタイコがチェス・スミスだったとは!偶然見つけて、それだけで一晩中うれしい。

さらにティム・バーンのECM新作『スネーク・オイル』のタイコで叩いているわけだし、なんともこのドラマー、多才な神出鬼没である。

ジャズでもロックでも何でもいいだろ、と、叩くチェス・スミス、ハンサムでかっこいい。


「Jazz / Improv」

フランスではまったく構造のない即興をやるミュージシャンは少なくなかった、と大里俊晴は『現代フランスを知るための36章』で書いている。フランス・シーンの柔軟かつ複雑な構築性と狂気すれすれのユーモアを指しているんだけど。

70年代ブリティッシュハードロックを子守唄に育ったわたしたちは、ブリティッシュとアメリカンの違いをそこそこの精度で聴き当てていたから、インプロもフリージャズも、国別やサーキット別の大きな枠組みは、それぞれにあると感じてきた。

菊地雅章は、おれはフリーをやってるんじゃねー、自分のランゲージを弾いているんだ、と、当然言う。

フリーと言うけれど。演奏のクリシェはすぐにスタイルとなるし、自由なんだか気まぐれなんだかというものも、緩んだ構造のひとつの形態にしか思えない。ノンイディオマティック・インプロヴィゼーションと言うけれど。あなたはノンイディオマティックと演奏しているのはわかるし、わたしはあなた以外の何者でもないことを感知する。あなたは構造であるから、わたしは感知できる。

あなたの色彩を、わたしは感知できる。

ジャズとインプロはチガウとわたしは言う。演奏を聴いて、ジャズのひと、インプロのひとと言う。レコード販売店が仕分けているわけでも、演奏家が名乗っているわけでもない。くっきりとした境界線はないから、どっちとも言えない演奏家もいる。ロックのひとというのもある。フォークのひとというのもある。このそれぞれのジャンルの構造系は、国別やサーキット別の枠組みでも区分けられていて、時代のスタイルでもインデックス可能、そこそこ意思疎通に通用してきたので便利であるが。

事態の新しさを理解するにはまったく役にたたないんだなこれが。

7月22日(日)「通称タダマス6」
『第6回 益子博之=多田雅範四谷音盤茶会 masuko / tada yotsuya tea party vol.6 』
18:00開場、18:30開始、21:00終了予定
会場:喫茶茶会記(四谷三丁目) 料金:1200円(1ドリンク付)

今回の注目ポイントは、いよいよ明瞭になってきた近年のジャズにおける「サウンド・スケープ志向」の潮流でしょうか。この人達まで、こんなサウンドを出すようになったのか、という驚きと納得感を同時に味わっていただきましょう。(益子博之)

うまいこと言うな、サウンド・スケープ志向とは。

さ。

前回タダマス5(4月22日)にかかったトラックを、ジャケ並べて、プロ野球ニュースの今日のホームランのイメージで、ざざっと振り返っておきましょう!




<track 175>
Memories of You (Blake/Razaf) 5:58 / Klang from track 5 『Other Doors』 (Allos Documents 006) 2011


James Falzone - clarinet; Jason Adasiewicz - vibraphone; Jason Roebke - bass; Tim Daisy - drums; Josh Berman - cornet; Jeb Bishop - trombone; Keefe Jackson - tenor sax, bass clarinet; Fred Lonberg-Holm - cello, electronics.
recorded at Victorian Recording Studio, Barrington, Illnois on November 22-24 and December 1, 2010.

シカゴのジャズメンなのにヨーロッパのアンサンブルのような演奏の手つき、作品のテーマを「ジミー・ジュフリー」「ベニー・グッドマン」と、プレモダンの文脈を続けてきたグループ「クラングKlang」。09年のベニー・グドマン生誕100年を記念してシカゴ・ジャズフェスで演奏、しかし、スイング時代の再興とか新解釈とかではないクラリネットとエレクトロニクスのフレイバが新鮮に聴こえる。

クラリネット1人目、ジェイムス・ファルゾーン!




<track 161>
Burned across the Sky [for Christopher Bird] 16:34 / Jeremiah Cymerman from 『Fire Sign』 (Tzadik Composer Series TZ 8082) 2011


タガララジオ27で取扱済>(http://www.jazztokyo.com/column/tagara/tagara-27.html

クラリネット2人目、ジェレミー・サイマーマン!




<track 176>
Monaro Study [For Two Clarinets, Recordings of a Holden Monaro Automobile and Sinetones] (Thomas Meadowcroft) 15:12 / Anthony Burr from 『Anthony Burr』 (Skirl Records SKIRL 016) 2012


Anthony Burr - E♭, B♭ & bass clarinets, electronics.

知ってはいたけど「棒読みトーン」としか認識していなかった数年前に、NYのプーさんに「クリス・スピードとセッションしていていいと思うんだが、おまえはどう認識している?」と問われて、益子博之さんに近作を借りてゾッコンとなり、タダマスでかけてみると福島恵一さんが「フレーズからトーンへ(フォルムからマチエールへ)」という重要な命題、または補助線を提示される展開へとなった、現代ジャズの最重要ミッドフィルダー、サックス/クラリネット奏者、クリス・スピードが主宰するのが、この「スカール・レーベル」であります。

クラリネットに限定されない耳が描く、最初の投擲。レーベルらしい才能が続々出てきているイメージ。

クラリネット3人目、アンソニー・バー!


<track 177>
Heart Protector (Travis Laplante) 4:59 / Travis Laplante from 『Heart Protector』(Skirl Records SKIRL 017) 2012


Travis Laplamte - tenor sax.

このテナー・サックス独奏は、循環奏法で倍音をハウリングさせる、響きに焦点があたる演奏であるが、ポトラッチ「Potlatch」レーベルで聴く同様の奏法の作品に比べて、明らかに歌っていた、ビリー・ホリデイ!の感興のように響いたのが新鮮だった。奏法は最前衛だけど、じつにそこに体感としてのジャズが存在した。

これもスカール・レーベル。クリス・スピードの視野のありようを裏打ちするような見事なリリース。


<track 178>
:intro 〜 Allocentric (Steve Lehman) / Steve Lehman Trio from 『Dialect Fluorescent』 (Pi Recordings PI 42)


Steve Lehman - alto sax; Matt Brewer - bass; Damion Reid - drums.
recorded at Systems Two, Brooklyn on August 22, 2011.

デミアン・リードの「なまるリズム」に会場がクギ付けになる。これは頭でカウントして構成するリズムというより、そのリズムごと体内快楽によって駆動されているもののように感じる。すげーかっこいい!演奏の放つ表現の空間性はかなり広くてアクチュアルだ。

PIレコーディングスというキナ臭い場所で、レーマンはまたその理知的でクールな闘争心をもって、タイショウン・ソーレイに匹敵するようなタイコと、従来のトリオ・ジャズの殻を破ろうとしているようだ。


<track 179>
Vijay Iyer Trio from 『Accelerando』 (ACT Music ACT 9524-2)


track 3: The Star of a Story (Rodney Temperton) 5:46
track 9: Accelerando (Vijay Iyer) 2:52
Vijay Iyer - piano; Stephan Crump - bass; Marcus Gilmore - drums.
recorded at Sear Sound, NYC on August 8-9, 2011.

ヴィジェイ・アイヤー、このピアニストもすごいな。ここでも耳に惹かれるのはタイコのリズムだ。前の曲と較べるとリニアーに聴こえるけど、シーンの潮流を感じることができた。マーカス・ギルモアってロイ・ヘインズの孫なのか、へええ。


<track 144>
Masabumi Kikuchi Trio from 『Sunrise』 (ECM2096) 2012


track 1: Ballad I (Kikuchi/Morgan/Motian) 5:38
track 2: New Day (Kikuchi/Morgan/Motian) 4:46
Masabumi Kikuchi - piano; Thomas Morgan - bass; Paul Motian - drums.
recorded at Avatar Studios, NYC on September 14-15, 2009.

タガララジオ26で取扱済>(http://www.jazztokyo.com/column/tagara/tagara-26.html

プーさんがensemble improvisationという語を気に入っていると言っていたわけだけど。瞬間瞬間に響きの“アンサンブル”を、すごい高いレベルで演っているんだな。ゲストのピアニスト/作曲家の佐藤浩一さんがコード名を読み上げるように彼らの演奏の瞬間瞬間の卓抜したサウンド進行の凄さが語られる。ああそうか、プーさんからモティアンの「耳の良さ」を何度も聞いてきたけれど、打楽器であるモティアンの放てる音程や響きはかなり限定的であるように思いがちながら、打点やリズムのみならず、よりむしろ、卓抜した耳の良さで放たれた響きでサウンドを推進していたということなのだ。常に未解決な響きがぼくらを未来に連れてゆくように、音楽は進むのだ。ピアノを旋律で、ベースをリズムで、タイコをビートで解析するしかない耳にあってみればわからないというのはそういうことかなあとも。プーさんは当初この録音が気に入らなかったのをモティアンが介入してアイヒャーとこの作品をまとめ上げ、プーさんの耳をチェンジさせたという、モティアン伝説最期の逸話も凄まじい。タイショウン・ソーレイがプーさんとお手合わせをして叩けなくてしばらく顔を出さなかったというエピソードもあり、その後のソーレイの創造の爆発を聴けばもちろん才能が土台にあってのことだがミュージシャンはミュージシャンを育てるのだ。ゲストのピアニスト佐藤浩一さんは、ソーレイの感覚がわかるという。その、わかるということは佐藤さんが超一流のミュージシャンの証しだ。

福島恵一さんがブログ「耳の枠はずし」でこの『サンライズ』をレビューしている。
「同じ景色を見詰めること−菊地雅章トリオ『サンライズ』ディスク・レヴュー− Looking at the Same Scapes−Disk Review for Masabumi Kikuchi Trio "Sunrise"-』http://miminowakuhazushi.dtiblog.com/blog-entry-171.html

そうなんだ、聴き進めながらリアルタイムに脳内に生成するのは、響きと響きが星座をかたち作るようなイメージなんだ、瞬間瞬間に未解決の光彩を放ちながら。そしてそれは、強度と言うしかない・・・“冒頭の2曲が「異常」なのだ”・・・ベースがゲイリー・ピーコックであるテザード・ムーンとも明らかに異なる生成の謎はやはりモーガンを見極めるしかない。


<track 180>
Simple City (Tim Berne) 13:56 / Tim Berne from 『Snakeoil』 (ECM Records ECM 2234) 2012


Tim Berne - alto sax; Oscar Noriega - B♭ & bass clarinets; Matt Mitchell - piano; Ches Smith - drums, percussion.
recorded at Avatar Studios, NYC in January 2011.

スネーク・オイル、蛇油、へびあぶら?がまのあぶら!インチキもの、パチもんだと名乗る!クリスタルなレーベルECMで名乗る、のかそれを、ティム・バーン。

14分ちかくの曲だが、ECM者のわたしは4・5回聴いただけですべて暗誦することができる、と思い込めるくらいに完成されたロジックが、まるで交響曲のような、90年代に凶暴なサックス奏者ティム・バーンをスクリューガンレーベルで聴いていたのとまるで成り立ちが別な音楽が聴こえる。ティム・バーンにとって、ティム・バーンが客体化されたように聴いている態度が録音から視える。それはECMの本質に触れる点でもあろうし、考えさせられるなあ。

ティム・バーンが自分でレーベル“screwgun”をやってた時はたいへんだった、全部独りでやらなきゃならんだもん、こう、プロデューサーがいる仕事はいいなあ!やりたかったし、ECMはすげーよ、なんせ先ずピアノ選びから始まるんだぜー!と言ってたそうな。あはは。

福島恵一さんがクラリネットの匿名的な響きを指摘した。
「クラリネットの匿名的な響きとピアノの〈短詩型文学〉−「タダマス5」レヴュー  Anonymous Sounds of Clarinete and "Short Form of Poetry" for Piano − Review for "TADA-MASU 5"」
http://miminowakuhazushi.dtiblog.com/blog-entry-163.html

ぐが!ECMリスナーのエンペラー堀内宏公がECMの鍵として「匿名性」というキーワードを、サイトの創設時に記しているではないかかかかかっ!

「ECMの鍵 ── ECMレーベルの音楽の特質と魅力とは」http://homepage3.nifty.com/musicircus/ecm/ecm_key.htm

おおお、さらにジャズ史を俯瞰するに、ロヴァーノ、ターナー、スピードの輪郭をはっきりさせない、おのれの響きに土俵割れをしながらルロロロと進む有り様は、匿名性という補助線との親和さえ感じてしまうとすれば、ターナーFLY TRIOのECM新作『イヤー・オブ・ザ・スネーク』の鳴りようも、つ、つながるのではないだろうか・・・。

なんだよ、バーンもターナーもアイヒャーもスネーク、スネークといくらヘビ年だからって。

「巨大なきんたまぶくろがずるずるバスロープをはいずりまわるようなソロ」http://www.jazztokyo.com/newdisc/551/rosenwinkel.html
おれもこんなことを書いていた(自信あり)わけだが、おされに言えばどちらもスネークということだからピタリと一致している。川上弘美ちゃんの『蛇を踏む』でもある。確実である。


<track 181>
Cirkler (Jakob Bro) 7:27 / Jakob Bro from 『Time』 (Loveland Records LLR 013) 2012


Jakob Bro - electric guitar; Bill Frisell - electric guitar; Thomas Morgan - bass; Lee Konitz - alto sax.
recorded at Avatar Studio A, NYC in September 2011.

ごおおお。ヤコブ・ブロの『バラッダーリング』(タガララジオ1http://www.jazztokyo.com/column/tagara/index.html取扱済。あれから出会うみんなが傑作だ傑作だと騒ぐおれも騒ぐ紛れもない新世紀の名盤)の続編である!

え?え?え?この宇宙的郷愁の電子音はフリゼールが出していたのお?この感覚的な新しさ、は、てっきりブロによるものだと聴いていた!インナーの写真も泣ける、背中が曲がって座って吹くコニッツも美しい。ここでもベースの新帝王トーマス・モーガンだ。不在のモティアンも聴こえるようだ。

ドラムレスは、クールジャズは、そして彼らの演奏は、響きのコントロールによって体感としてのスイング(と仮に言えるもの)を現出させようとした欲望の系譜なのではないか。


<track 182>
Eivind Opsvik from 『Overseas IV』(Loyal Label LLCD 0011) 2012
track 1: They Will Hear the Drums - and They Will Answer (Eivind Opsvik) 5:52
track 2: White Armour (Eivind Opsvik) 3:52


Tony Malaby - tenor sax; Jacob Sacks - harpsichord, farfisa organ, piano; Brandon Seabrook - electric guitar, mandolin; Eivind Opsvik - bass; Kenny Wollesen - drums, cymbals, timpani, vibraphone, marching machine.
recorded at The Magic Shop, NYC on August 3-4, 2011.

まずは聴きなはれ。http://www.eivindopsvik.com/OverseasIV

助けてくれ。か、か、か、チェンバロだよ!ジャズというよりかなり良質なポップス、おれ、まじでポール・マッカートニーが歌い始めるならここだ!と思う。スフィアン・スティーヴンスも真っ青だぜ。おれはマンフレット・アイヒャーとポール・マッカートニーが夢に出てくるんだぜ。何言ってんだおれ。


以上タダマス5の10曲について、会場では益子博之さんによる解説が前提にあるのですが、感想を綴ってみました。

5月はきゃりーぱみゅぱみゅの『ぱみゅぱみゅレボリューション』と、マイ・ブラディ・ヴァレンタイン『ラブレス』リマスター、ポール&リンダ・マッカートニー『ラム』リマスターでいいんじゃないでしょうか、と、言ってるうちに日々は過ぎる。

中学3年のきよちゃんが「おとん、ジャズって、いいね(絵文字)」とメールしてきたぞ!うれしいけど、ジャズを聴いたら人生おしまいだぞ、おとんのようになっても知らないぞ。

では、また次号。




<track 183>
黄色いシャツCamisa Amarela / ナラ・レオン Nara Leao from 『ナラ1967』


イラストが60年代っぽいわ、と、ブラジリアンミュージックコレクション「サウダージ・ブラジレイラ」で初CD化になったナラ・レオンという歌手であることも認識せずに。

演奏・アレンジの空気感がシンプルかつ音が立っていて、軽くオケのアレンジも軽妙で、ギターがたまんなくいいんだな。「黄色いシャツCamisa Amarela」のテンポと、ほんとさりげないギターのバッキングの感じがとくに・・・。

ぴかぴか耳な楽しさに、こういう縁の下のちから持ちみたいなミュージシャンがむかしもいたんだろうなあ。いつもは読まないライナーを読む。

「方向性の異なるレパートリーを巧みなアレンジでまとめあげ、アルバムとしての統一感をもたらしたオスカール・カストロ・ネヴィスの力も聴き逃せない」(中原仁)とある。

ん?・・・Oscar Castro-Nevesとの文字列を見たら・・・デヴィッド・ダーリング『サイクルズ』(ECM1219)1981、ECM叙情屈指の盤に参加しているギタリストじゃねーか!

ナラ・レオンの本作に共感とリスペクトを示したジルベルト・ジルとカエターノ・ヴォローソ。レオンは68年のトロピカリズモの運動に参加し、軍事政権の弾圧を受けてパリに亡命。

この独特なイラストはLANというひとの手によるもの(http://twitpic.com/14jhfk)のようです。


6月16日(土)日経夕刊トップ 「政府、大飯原発再稼働を決定」
6月17日(日)日経朝刊トップ 「保安院、泊・川内・志賀・伊方4原発再稼働候補に」



Niseko-Rossy Pi-Pikoe:1961年、北海道の炭鉱の町に生まれる。東京学芸大学数学科卒。元ECMファンクラブ会長。音楽誌『Out There』の編集に携わる。音楽サイトmusicircusを堀内宏公と主宰。音楽日記Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review。

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FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


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