●12/01『メモリーズ・オブ・ジョン』グラミー賞ノミネート
12月1日に発表された第53回グラミー賞全百十部門の候補作品のうち、渡辺敏雄氏が企画制作したCD『メモリーズ・オブ・ジョン』が「ベスト・トラディショナル・フォーク・アルバム」部門に日本人として初めてノミーネートされた。このアルバムはブルーグラス界の巨星、故ジョン・ハートフォードの作品15曲をジョンのバックバンドが演奏、今年4月に日米同時発売されたもの。
渡辺氏はブルーグラス・バンド「ブルーグラス45」のベースを担当、宝塚市でレコード通販会社ビー・オー・エム・サービス、来年40周年を迎える野外イベント「宝塚ブルーグラス・フェスティバル」をそれぞれ運営するブルーグラスに一生を捧げた人物。
なお、同グラミー賞には第53回グラミー賞に、B’zの松本孝弘(Tak Matsumoto)がラリー・カールトンと共演したアルバム『Take Your Pick』 が「最優秀インストゥルメンタル・ポップ・アルバム」部門にノミネートされている。
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●12/02 『第16回ショパン国際ピアノ・コンクール/2010年ショパン生誕200年 記者会見』
12月2日(木)、今秋ワルシャワで開催された第16回ショパン・コンクール、及び大作曲家の生誕200周年を祝う「ショパン・イヤー」を総括する記者会見が行われた(帝国ホテル)。会見には、コンクール及びショパン・イヤー実行委員会代表のヴァルデマル・ドンブロンスキ、コンクール副代表及びポーランド国立ショパン・インスティテュート所長のスタニスワフ・レシュチィンスキ、NHK交響楽団常務理事・古谷邦雄、コンクール優勝者であるユリアンナ・アヴデーエワらが出席。5年に一度のピアノの祭典であるコンクールを主軸に、ポーランド政府が本国で実施した文化政策の具体例やコンクールの水準などについて報告がなされた。「ショパン・イヤー」にあたり、世界40カ国以上で4000強ものショパン関連イヴェントが行われたが、いずれも音楽だけではなく舞台芸術・文学など文化領域を大きく跨ぐものであり、あえて「コンサート」ではなく「イヴェント」と称したい旨を強調。文化全般に対するポーランド政府の誇りと愛着を感じさせた。日本における状況については、ポーランド大使館文化部のマルタ・カルシが報告。9月に来日したLevityトリオと近藤等則、アンナ・マリア・ヨペックと小曽根真のコラボレーションにも触れ、クラシック音楽の枠組みに収まらないショパン、文化の架け橋としてのショパンについて言及した。
本日のハイライトである、第16回ショパン・コンクール。80年にわたるコンクール史上、最高水準のものであったこと、近年入賞者の常連であった日本勢はおろか、1965年以降必ず入賞していたアジア勢が一人も決勝進出ならなかったこと、本年度の審査員は教育者ではなく第一線のコンサート・ピアニストで固めたことなどを報告。入賞者は全員がヨーロッパ勢、とりわけソ連邦崩壊以後鳴りを潜めていた、ロシアン・ピアニズムの復活を印象づけるものであった。優勝者であるユリアンナ・アヴデーエワもロシア出身でチューリッヒ在住。リサイタルとNHK交響楽団との共演で来日したが、来年一月も「入賞者ガラ・コンサート」での凱旋ツアーが決定している。会場には同じく来日中でコンクールの審査員でもあった、マルタ・アルゲリッチとダン・タイ・ソンの姿も。アヴデーエワはアルゲリッチ以来(1965年)の女性優勝者ということもあり、若きスターの誕生に心からの喝采を送っていた。(伏谷佳代/写真提供:林 喜代種)
*「第16回ショパン国際ピアノ・コンクール2010入賞者ガラ・コンサート」
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●12/21 芸術祭賞大賞発表
12月21日、文化庁が発表した芸術祭賞大賞8件のうち、音楽関係は以下の通り;
[音楽]
「クヮトロ・ピアチェーリ/第9回定期演奏会〜ショスタコーヴィチ・プロジェクトIX〜」
[レコード]
日本コロムビア『二世豊竹古靭太夫(山城少掾)義太夫名演集』
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●12/26 ヒカシュー「サイケデリック・クリスマス」
2010年も旧作のリイシューを始めさまざまな活躍を展開して来た「ヒカシュー」の聴き納めライヴはアフター・クリスマス・ショー「サイケデリック・クリスマス」。
12月26日 6時開演@代官山UNIT
http://smash-jpn.com/band/2010/12_hikashu/index.php
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●1/07〜 TranceSitE Glow Tour 2011
ロンドン留学中の女流フルーティストMiyaとスガダイローpのデュオ「TransceSiteE」(トランサイト)による東京⇔奄美群島ツアー(全10会場)が
12月10日にプレミア・ショーを済ませ、新年1月7日から本格スタートする。
■東京会場(5カ所)
Premier Showトランサイトmeetsかりゆし
●12/10(金)学芸大学珈琲美学
出演:TranceSitE:Miya(fl) スガダイロー(p)
ゲスト:田畑 哲彦(唄・三線)牧 美也子(唄・太鼓)fromかりゆしバンド
●2011年1/7(金)荻窪ベルベットサン
出演:TranceSitE:Miya(fl) スガダイロー(p)
●2/3(木)横浜ドルフィー
●2/19(土)学芸大学珈琲美学
●3/6(日)新宿ピットイン
*フリーパスの申込と詳細は:
3会場通し券→¥8,000
5会場通し券→¥13,000
http://www.komoguchi.net/
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■奄美群島
●2011/2/09(水)喜界島SABANI
●2/10(木)奄美大島ASIVI
●2/11(金・祝)与論島中央公民館 W/かりゆしバンド
18:30オープン 19:00スタート
出演:TranceSitE:Miya(fl) スガダイロー(p)
かりゆしバンド:田畑哲彦(唄・三線)牧美也子(唄・太鼓)小高宇志(ドラム)吉田和晃(ベース) 平塚明日香(三線、三板)
●2/13(日)沖永良部島Cafe Bar101
鹿児島県大島郡知名町大字瀬利覚2116-7 0997-93-5505
●2/14(月)徳之島ライブホールMAC
鹿児島県大島郡徳之島町亀津2926 0997-82-0225
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●2/12 小林桂 モーション・ブルー横浜出演
11月に自己のレーベルTwinkle Noteから第2作『Scenes』をリリースした小林 桂voが2月12日(土)モーション・ブルー横浜に出演する。共演は、スーパー・カルテット。詳細は、
http://www.motionblue.co.jp/schedule/
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●2/25〜26 大西順子トリオ、ブルーノート東京に出演
2010年のベスト・アルバムにも選出された大西順子の復帰第1作『バロック』のコア・メンバーによるブルーノート東京への出演が決定した。2月26日と25日の2夜のみ。
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追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley
:
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣
:
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi
#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻
音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美
カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子
及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)
オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)
:
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義
:
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄
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