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#70. ダン・エッティンガー
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「クラシック音楽はとっつきにくい!? と ときどきそんなふうに言われることがあります。が、ほんとうにそうでしょうか? ちょっと耳をすましてみてください。」と大勢の子供たちを前に指揮者のダン・エッティンガーが語りかけた。東京フィル主催の<こども音楽館2013>が昨年につづきエッティンガーの監修・指揮により東京オペラシティで行われた。演奏会前にはロビーのあちこちで東京フィルのメンバーによる各楽器による体験コーナーにこどもたちの長い列ができる大人気。プログラム前半は52人のメンバーによる東京ファミリーオーケストラがエッティンガーの指揮でワーグナーの楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲を演奏した。4月に結成され小中学生も多く参加している。素晴らしい演奏を披露した。後半は主にエッティンガ―の指揮で外山雄三の『管弦楽のためのラプソディ』、リストの『ハンガリー狂詩曲第2番』、『ドヴォルザークの交響曲第9番<新世界より>』第2楽章。ここで楽器と演奏紹介をヤマモト万歳の姉妹が行い、ボディ・パーカッションで会場の子供たちを巻き込んで披露。最後の曲はホルストの組曲『惑星』より<木星>。世界音楽旅行は終わった。「クラシックと呼ばれる音楽は私たち自身、私たちの文化、私たちの住む地球から生まれ、私たち自身、文化、地球にもどってくるもの」と音楽は国境を超えひとつになると結んだ。
いま音楽会場にも高齢化の波が押し寄せている。そんな時に子供に本当の音楽、子供向けでない本物の音楽を聞かせようとするエッティンガーの姿勢に共鳴。昨秋ウィーン国立歌劇場が同じように子供のためのオペラ『魔笛』を横浜で行った。平土間に座ったこどもたちのすぐ側で歌い演技する。子供たちの視線は熱かった。
最初オペラ歌手を目指したエッティンガーは42歳の俊英である。
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林 喜代種:東京都日野市在住。80年代初めより現在までクラシック音楽を撮影。一時フォーク・ロック・ジャズ・ 民族音楽も。いま、落語・文楽に興味。(社)日本写真家協会会員
追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley
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#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣
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JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi
#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻
音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美
カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子
及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)
オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)
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#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義
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#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄
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