Vol.34
Niseko-Rossy Pi-Pikoe
Classic Tracks 240 – 250


指折りかぞえて給料日がやってきた、おとといから今日までお金がないので夜勤の仕事を休んでアパートでじっとしてた。お米も玉子もコーラもネスレのコーヒーもロングピースも、9つの図書館から借りている48枚のCD群も、日本ハム戦の録画もももクロのライブ録画も、備蓄はたんまりあった。

とっくに亡くなっている曽祖父母4にんをまじえた宴会に出て、宴会場の横の食品倉庫の中になぜかかつてのポリドール社国内盤CDパッケージが並んでいる一角があって、『フランツ・カフカ/アウフターゼン(2CD以上のボックスの大きさ)』『ハンス・ケラー/未完成1番(1CDで解説が厚くなって外箱の厚さが2倍ちかくになっている)』とゴチック体の文字に手を伸ばす。ECMにこんな作品あったんだー、と、どきどきする。

それを手にして「早く知らせなきゃ」と言ってグランディスに乗り込むと、顔にかぶさるように20キロもありそうな太った男の赤ん坊が抱きついている。自分の子どもだと認識していて「はいはい、今連れて行ってあげるからねー」と視界が不自由な運転をして、交差点でうまくハンドルが操作できず、右折渋滞に詰まっている黒塗りのベンツをギリギリゆっくりとかわしてほっとしたら目が醒めた。

平和台駅前のアユミブックスへ、若林恵さん編集のWIRED誌音楽特集買いに。文藝のデヴィッド・ボウイ特集をめくったらコルトレーンの『インフィニティ』のジャケにビビッと目が止まり、な、なんでや?とレビューワーのクレジット見たら、ふ、福島恵一さん。うおおお。小学館文庫『史上最強の内閣』も買う。

それにしてもWIRED誌音楽特集のwebあいさつ文にも感動させられた。
http://wired.jp/2013/06/10/vol8-editors-message/

コルトレーンの『インフィニティ』は・・・、タガララジオ5(http://www.jazztokyo.com/column/tagara/tagara-05.html)で「48階だての空中寺院のような場所で生まれる順番を待つ列にお経を唱えながら走り回る夢を見た」盤だと、書いていたか。書いた直後に、コルトレーンの『インフィニティ』を藤岡靖洋さんが『コルトレーン−ジャズの殉教者』(岩波新書)でキチンと評価していると吉祥寺カフェズミの泉さんが教えてくれたことは・・・もう書いたっけ?

 


タダマス9での神がかった写真を2枚。ジョージ・ラッセル (George Russell) が提唱したLCC (Lydian Chromatic Concept)について語り合う藤原大輔さんと益子博之さん。タダマス9の進行中の3人、中央がわたし。




タダマス10、ただますテン!のご案内です。

益子博之=多田雅範 四谷音盤茶会 Masuko/Tada Yotsuya Tea Party Vol. 10
new from New York Downtown scene in second quarter of 2013
2013年7月28日(日曜日) 18:30〜21:30 開場18:00 
会場:喫茶茶会記(四谷三丁目) http://sakaiki.modalbeats.com/
料金 ¥1200 (1ドリンク付)

 


前回は「ト調」(http://www.tochoh.com/)というイベント情報サイトに掲載されて、トーク、ジャズ、エレクトロニック、分類不可能 unclassificable という嬉しいラベルを付けていただきました。四半期ごとに、ニューヨーク現代ジャズシーンを中心にした新譜群から、セレクトしたトラックをゲストのミュージシャンと3人で聴きあう、という3時間です(休憩あり)。

複数の耳で聴いて立ち現れてくる、その場での発見や共感や相違点が面白い。このイベントから、2011年と2012年の現代ジャズベスト10を発表しました。音楽サイト musicircus の企画「この一年に聴いた10枚」の益子博之さんの記事を参照ください。

 


東経139度65分、北緯35度75分、1008ヘクトパスカル、風力2。・・・ミリバールじゃないと雰囲気でないよなー。



<track 240> 石狩シーツ / 吉増剛造

南から台風3号が近づいてきている午後。部屋から駐車場に出て、空模様を見上げる。忘れてた。風の音がざわざわかすれている。空間の感触が駐車場スペースから伸びて住宅地を抜けて、見える高圧電線につながる。そこの空の、色。

吉増剛造の詩の朗読が二重になってて効果音が背景で鳴る作品『石狩シーツ』を、ぼくはこれまで2度、聴かせてもらっている。大切な場所にしまうのだけど、いつも見つからない。だけど、いつも耳の奥に鳴るようになってしまった。

歩きはじめた頃に、石狩川の土手のそばの民家の前で独りで遊んでいて、地面が川に向かって傾斜していただけだったのだろうと思う。いくら一生懸命に歩いても、目の前に巨大に広がった川に向かって引っ張られるように何度も転げてしまうのだった。

立ち上がっては川に向かって転がってゆくぼくは、窒息するような泣き声をあげていた。

じゃぽ音っとブログ「吉増剛造を読む 現代詩の世界」(http://d.hatena.ne.jp/japojp/20111207/1323277164)に『石狩シーツ』への紹介があります。

You Tube で『石狩シーツ』を探したけど、無かった。そのかわり『死人』があった、高柳昌行と翠川敬基の演奏だ。>http://www.youtube.com/watch?v=59-AJZfADlY

おろろ、『古代天文台』てのもある。>http://www.youtube.com/watch?v=eIG3jhe73Gw

『石狩シーツ』は今こそエイヴェックスとかで復刻CDにすべきだと思いますが。これは国宝だよー。





<track 241> birth ø birth / ももいろクローバーZ from 『5th Dimention』 (2013)

You Tube > http://www.youtube.com/watch?v=TddL31RBOZo

01 Neo STARGATE 作詞:森 由里子 作曲:大隅知宇 編曲:TeddyLoid
02 仮想ディストピア 作詞:只野菜摘 作曲:AKIRASTAR 編曲: AKIRASTAR
03 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」 作詞:前山田健一 作曲: 前山田健一 編曲:前山田健一
04. 5 The POWER 作詞:いとうせいこう 作曲:MURO・SUI 編曲:MURO・SUI
05 労働讃歌 作詞:大槻ケンヂ 作曲:IAN PARTON 編曲:IAN PARTON
06 ゲッダーン! 作詞:下地 悠 作曲:Damian J.Kulash Jr. 編曲:Damian J.Kulash Jr.
07 Z女戦争 作詞:ティカ・α 作曲:ティカ・α 編曲:近藤研二
08 月と銀紙飛行船 作詞:岩里祐穂 作曲:永井ルイ 編曲:永井ルイ
09 BIRTH Ø BIRTH 作詞:前田たかひろ 作曲:NARASAKI 編曲NARASAKI・ゆよゆっぺ
10 上球物語 -Carpe diem- 作詞:Zopp 作曲:横山 克 編曲:横山 克
11 宙飛ぶ! お座敷列車 作詞:桑原永江 作曲:佐藤 晃 編曲:長谷川智樹
12 サラバ、愛しき悲しみたちよ 作詞:岩里祐穂 作曲:布袋寅泰 編曲:布袋寅泰
13 灰とダイヤモンド 作詞:只野菜摘 作曲:前山田健一 編曲:近藤研二

新譜『5th Dimention』で、彼女たちはまた異なった表現の次元に至っている。顔を隠し、四肢をスーツで覆うという、アイドルとしての前衛を見るにとどまらない。そもそもアイドルというジャンルじゃないし。すげー作家陣だ、

しおりんが阿修羅の像と化して、かなこが「毎日がバースディ」と指に無限を組んで笑む、

「引き裂いて、今を引き裂いて生まれ変わろ」

数年前からの彼女たち個々の子どもから女性への身体的成長は、植物の成長のように美しく、そして早い。

ももクロはロックだ、オペラを超えてる、クイーンの遺伝子がある、歌謡曲の歴史が引用されている、プロジェクトXだ、いろいろ言われている、そりゃそうだわ、いいトシこいてライブにゃ行けんぜよ、モノノフなんて名乗れんぜよ、おりゃあれだ、親戚の姪っ子たちが一生懸命なのを観ている心境なんだぜよ、うそつけ!毎日聴いて歌詞を青空や夜空に写経するように声に出してて!おれは仏教の帰依のようになっているではないか。

今日の彼女たちに、明日はもう会えない。

そういう刹那と永遠を感じさせて、悲しくなるくらいの、



<track 242> 説教「信心獲得」(しんじんぎゃくとく) / 茂利宗玄師(もりそうげん) from 『小沢昭一が訪ねた「能登の節談説教」』 (Victor VICG-60500) 2001

坊さんが田舎で人を集めて説教行脚をしていたんだな、昔は。これは30分ちかいトラック。

「としこよおー、辛抱できんなんだら、何時(なんどき)でも(戻って)こいよおー!」

親心は仏心だわな。阿弥陀如来の本願だわな。

ありがたい説教は、話術の妙、声質、口調、節まわし、テンポ、それはもう、演歌でも落語でもお笑いでもジャズでもインプロでも同じで、す。あ、いつだかカフェズミで岡島豊樹さんに「おれ、葬儀屋やってた夏に100もの坊さんの読経を聴いてて、上手い坊さんはほんと天才的で、音楽より読経を聴きたいんですよねー」「いい読経のカセット、いっぱいありますよー」「カフェズミで読経大会やってくださいよー」なんて雑談していたのだった。

今年、岡島さんに「ふるさと柴垣のひびき、うた 10シーン」を寄稿いただいた(http://homepage3.nifty.com/musicircus/main/2012_10/tx_6.htm)。

高田渡は添田唖蝉坊の演歌を知って、アメリカのフォークよりももっと昔に日本にこういう表現があったとインスパイアされたとあった。

 


<track 243> In Chant / Craig Taborn Trio from 『Chants』 (ECM2326) 2013

Craig Taborn piano クレイグ・テイボーン(タボーン)
Thomas Morgan double bass トーマス・モーガン
Gerald Cleaver drums ジェラルド・クリーヴァー

「現代ジャズの新皇帝トーマス・モーガンを重用して、ニューヨーク制圧を決定的にするECMレーベルの現在」として、先月この盤を筆頭にした Jazz Tokyo ディスクレビューを書いて#1000番をいただいた。及川公生さんも『トーマス・モーガンECM録音聴き比べ』(http://www.jazztokyo.com/column/oikawa/column_164.html)を示し合わせたかのように掲載されているし。アイヴァーソンによるプーさんインタビュー(http://www.jazztokyo.com/interview/interview116.html)まである。モーガンのことを「彼はとんでもなく良いよ。耳だけじゃない、度胸もいいし、全部いいんだ」と絶賛している。

この盤についてはタワー・レコードの無料冊子イントキシケイト intoxicate から800字の紹介文のオファーがあり、「真に畏怖すべきはこのベースだろう。ジャズ史の潮目の変化をいよいよECMが痛快にドキュメントし始めた」と締めていた。

この軽やかさと、ジャズピアノの歴史に着地しないようなよそよそしさは、

モティアン亡きあとの現代ジャズシーン世界ランキング。新皇帝トーマス・モーガン。

The World Ranking Contemporary Jazz Icons 102 in March 2013 by Niseko-Rossy Pi-Pikoe

1. Thomas Mogan 
2. Chris Speed 
3. Henry Threadgill 
4. Kikuchi Masabumi 
5. Mary Halvorson 
6. William Parker 
7. Hashimoto Manabu 
8. John Hollenbeck 
9. Mark Turner 
10. Hashizume Ryosuke 

11位から102位までは、musicircus今年の10枚「街角曲がって2013」(http://homepage3.nifty.com/musicircus/rova_n/rova_r33.htm)をご覧いただきたく。


<track 244> Gorguts Live at the Underworld, London August 13, 2012

You Tube >http://www.youtube.com/watch?v=vnp5VhZD4Ks

テイボーンがロスコー・ミッチェルのノート・ファクトリーの一員としてライブ公演していたら、メタルヘッズたちが聴いていて、そいつらになんでやときいたら、Gorgutsの『Obscura』を聴いてみなはれと言われたそうな。テイボーンはこのGorgutsのギタリストSteeve Hurdleとデュオをジョン・ゾーンのストーンでセッティングしたりしている。

『ネイキッド・シティ』を名盤にしているメタルヘッズは多いだろう、ジャズは好きくないけどジョン・ゾーンの演るジャズはかっくいいという層は確実にシーンを活性化している。

メタル愛好者としてのテイボーン、という耳で聴いたら風景は変わるかもしれない。

このゴーガッツ Gorgutsの『Obscura』を聴こうとアマゾンUSAでチェックしたら、プレミアついて高価だった、デスメタルのシーンでは名盤扱いされているのにね、サウンドはぐちゃぐちゃでカッコいいんではなくて、テンポとリフが執拗に構成されているところに突出した凄みがあるのだ。このビート感にハマると他のが物足らんくなる。

『Obscura』アルバム全曲聴けます
You Tube >http://www.youtube.com/watch?v=RW9X0aYpiRo

すげー、がががー、ももクロもこういう曲に進化してくれー




<track 245> ジョン・ケージ・ショック Vol. 1 OMEGA POINT/EM RECORDS 2012

1_武満徹 / Corona for Pianists
 演奏:David Tudor (pf) + 高橋悠治 (pf)
2_Christian Wolff / Duo for Violinist & Pianist
 演奏:David Tudor (pf)+小林健次 (vn)
3_John Cage / Variations II
 演奏:David Tudor (pf) + John Cage (pf)

幻想やコンセプトを纏う以前の様態の、

仏像やキリスト像を見上げる以前のオリジン、つまり、そこらへんに居るおっさんが「それはね」「それでね」と生々しく語りかけてくるようなものを、(それが釈迦で、キリスト本人)

つまり、禁断の現実に触れるような動かし難さ、を、耳にするようだ。

なんつうか、黒光りするような演奏、だ。

技巧的な洗練とか、コンセプチュアルを観客と共同幻想していない、以前の様態、の、凄み。



<track 246> 長万部駅 駅放送 *急行「すずらん」 (4:57) from 『今、蘇る国鉄〜音の旅〜』 (日本コロムビアCOCX-36141-3) 2010

特設サイト >http://columbia.jp/kokutetsu/

いや、長万部(おしゃまんべ)―、という発声に過剰反応はするのだが。

列車のホームの音やアナウンス、機械音、昭和40年代の乗客のざわめき、

フィールドレコーディングによる音響作品では、まず「何の音かわからない」ことが耳の触手感度を先鋭化させる。音像が定位できなくて、無重力空間に投げ出されるような体験に晒されることすらある。

対して、この実況録音の構成は、何の音かは明白ではあり、ありながら、圧倒的な・・・感動を与える。・・・感動という語で、逃げた。わたしはそもそも感情的感傷的にサウンドを捉える弱点はある、古い録音であることは再生する前に知っている、二度と到達できない時点地点、永遠の遠国(あがた森魚)に触れているというリアリティ、幻想?

タダマス8で脈絡もなくかけたのだった。これが一番いいトラックなんだな、という判断基準はどこかノイズ、メルツバウの作品を気に入る手つきに似ていると自分では思う。

福島恵一さんがレビューで触れている音源はこれでした。
耳の枠はずし「余白の重ね合わせ − 「タダマス8」レヴュー(補足2)」
http://miminowakuhazushi.dtiblog.com/blog-entry-218.html

 


<track 247> Voodoo / The Sonny Clark Memorial Quartet from 『Voodoo』 (Black Saint)1986

You Tube > http://www.youtube.com/watch?v=8D9Fek6i2y0&list=PL03EF50E0780EC5EC

John Zorn: alto saxophone
Wayne Horvitz: keyboards
Ray Drummond: bass
Bobby Previte: drums

隠れ名盤になっている?、ジョン・ゾーンのトラックで3番目に好きなトラック。1位2位は次回に。

伝統に向かってケンカ売ってる下がった音程の屁のようなキメにゾーンの批評があるんだー、と、わめいていたが、そこじゃないのね、しかし、この乾いた不穏だ!27年ぶりに聴いたが、よく編集カセットに入れてた、暗誦しちゃってるな。

オリジナル
Sonny Clark Voodoo You Tube > http://www.youtube.com/watch?v=sqGywvl3lxQ


<track 248> 東京天水連 zomeki no.1 from 『ぞめき 高円寺阿波おどり』2CD (ABY RECORDS) 2010

このジャケのインパクト!

おれは阿波おどり踊ったことない、カラオケ歌わない、楽器いじらない、音符読めない、どうしようもないヘタレ音楽好きなのであるが、いいわー。こ、これぞ日本人のソウル・グルーヴだ。

ぞめき 特設サイト >http://www.ahora-tyo.com/html/zomeki/

これは久保田麻琴さんのプロデュースなのかー。いい仕事してるなあ。なにもトランス聴かないでもサイケデリック聴かないでもスティーブ・ライヒ聴かないでもサムルノリ聴かんでも、足元にあったでないの、おとん、おかん。


<track 249> BOY MEETS GIRL [TRIBAL MIX "JAPANESE TRADITIONAL"] / TRF 1994

You Tube > http://www.youtube.com/watch?v=EgGnreyPmaQ
(シングルヴァージョン)トライバルミックスはCDシングルにしかない

祭りばやしといえば・・・

ただでさえ名曲なボーイ・ミーツ・ガールのバックに!、太鼓のドンドンと太鼓のヘリを叩くココンコンと鉦のチンチカチンが入っているという、小室哲哉全盛期のあり余る才気が潜ませた刃のようなトラック。

レンアイが20世紀最高の出来事だと、これはすごい歌詞だぜ、ただくん、と、オブスキュアインクの志賀隆生先生が言っていたのを思い出す。

この曲の成功は、バックのシンセ・オーケストラの揺らぎ(に聴こえる)よるべなさ、なのだと思う。

イントロのエキゾチックな女声のラインは・・・


<track 250> Persian Love / Holger Czukay from 『Movies』 1979

You Tube >http://www.youtube.com/watch?v=m9K9sW7w05Q

・・・「ペルシアン・ラブ」を想起するんだな、こないだもインターFMでピーター・バラカン「バラカン・モーニング」でかけてくれてた(ハウマッチアーゼイもかけた)、音楽ファンみんな知ってる有名曲をわざわざタガララジオ?いや、若い友人もチェックしてるんで、これなんか古典のひとつなのだし。


祭りばやしの実況録音に、隅田川の花火大会のシュルシュルシュル、ど、どーん、パチパチパチ、という実況録音をかぶせたCDって、ないかね、

ある?え、ある?・・・ある!


Niseko-Rossy Pi-Pikoe:1961年、北海道の炭鉱の町に生まれる。東京学芸大学数学科卒。元ECMファンクラブ会長。音楽誌『Out There』の編集に携わる。音楽サイトmusicircusを堀内宏公と主宰。音楽日記Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review。

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FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


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