●5/13〜14 ジェリ・アレン「Time Line」@アポロ・シアター
5月13日と14日、ピアニスト、ジェリ・アレンが彼女の新バンド「Time Line」を率いてNYハーレムのアポロ・シターに出演した。これは、両日同劇場で催された「ハーレム・ジャズ・シュラインズ・フェスティヴァル」に参加したもの。同フェスティバルは、全米のアフリカン・アメリカン・コミュニティを活性化し、かつてビバップ発祥の地となったハーレムの「ミントンズ(プレイハウス)や「スモールズ・パラダイス」の復興を期すイベント。「タイム・ライン」を構成するメンバーは、ジェリ・アレン(p)、ケニー・デイヴィス(b)、カッサ・オーヴァーオール(ds)、モーリス・チェスナット(tap)、ゲストに、ドン・バイロン(cl)、JFDアレン(sax)、ヴィンセント・チャンドラー(tb)などを迎えた。
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●5/15 「フォー・フレッシュメン」のボブ・フラニガン逝く
モダン・ジャズ・コーラスの開祖「フォー・フレッシュメン」のオリジナル・メンバー、ボブ・フラニガンが5月15日心疾患のため、ラス・ヴェガスの自宅で逝去。享年84才。フラニガンは1926年、インディアナ州グリーンキャッスルの生まれ。1948年、フォー・フレッシュメンの結成に参画、トップ・テナーを務めたが、1992年に現役を引退、その後はマネージャーとしてグループの存続に尽力した。メンバーを変更しながらも何度も来日、日本にもファンが多い。ボブ・フラニガン@YouTube: http://bit.ly/k5PYff
詳細は:http://www.ozsons.com/freshmen.htm
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●5/16 ECMの5月新譜は3作
ECMから注目すべき5月新譜が3作リリースされた。NYの老舗クラブ「バードランド」の60周年記念ライヴに出演したリー・コニッツ(as)のカルテットをライヴ収録した『Live at Village Vanguard』(ECM2162)、久しぶりのピアノ・ソロ・アルバム『クレイグ・テイボーン/アヴェンジング・エンジェル』(ECM2207)と、ニューシリーズからのメレディス・モンク『ソングス・オブ・アセンション』(ECM2154)。リー・コニッツの共演者は、ブラッド・メルドー(p)、チェーリー・ヘンデン(b)、ポール・モチアン(ds)。なお、ジャケットのアートワークには昨年生誕80年を迎えたフランス映画界の巨匠JJゴダールのコラージュ作品が使用されている。国内発売は6月8日の予定。
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●5/19 増尾好秋ベネフィット・レコーディング
NY在住のギタリスト、増尾好秋が東京のベーシスト鈴木良雄のスタジオで3.11を経験、帰国後、ペンシルヴァニアの自宅スタジオでリズム・トラックを制作、5月19日にはNYアヴァター・スタジオにミュージシャンが結集、それぞれ心を込めたソロを吹き込んだ。この演奏は近々、増尾自身のウェブサイトから配信され、売り上げは日本赤十字社を通じて被災者に義援金として送られる予定。(写真提供:常盤武彦)なお、震災の最中に録音されていた『鈴木良雄&増尾好秋デュオ/アラウンド・ザ・ワールド』は6月22日リリースされる。
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●5/20 映画作家ブルース・リッカー逝く
カンザス・シティ・ジャズに思いを馳せた映画『The Last of Blue Devils』(邦題『KCジャズの侍たち』東宝東和/1979)で知られる映画作家ブルース・リッカーが去る5月20日、肺炎のためマサチューセッツ州ケンブリッジで死去。享年68才。この映画はチャーリー・パーカーの伝記映画『バード』を製作準備中のクリント・イーストウッドの目に止まり、両者の間に親交が生まれ、ブルースはイーストウッド製作映画の音楽監修者となり、さらにはイースウッド自身のドキュメンタリー製作にまで発展した。映画作家になる前は弁護士を職業としていた。
http://www.jazztokyo.com/guest/kcj/v02/v02.html
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●6/06 ブッゲ+ヘンリク、デュオ・アルバム・リリース
「ジャズランド・レコーディングス」を主催するブッゲ・ヴェッセルトフトとエレクトロニクスのヘンリク・シュヴァルツのデュオ・アルバムが6月6日発売される。ブッゲはピアニストとして世に出たものの(ECMにヤン・ガルバレクなどとの共演作あり)、その後、急速にエレクトニクスに進出、新しい局面を果敢に切り開いている。ヘンリクはマイケル・ジャクソンのエレクトリニクスなどを手がけていた俊才。両者の演奏は基本的にインプロで展開されたという。現在、16.95eで予約受付中。
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●6/11 ジャズ・ジャーナリスト協会「ジャズ大賞」発表
ジャズ界で最も権威があるといわれる「ジャズ・ジャーナリスト・アソシエーション」主催の第15回「ジャズ大賞」が、来たる6月11日NYのシティ・ワイナリーで発表される。当日のスペシャル・ゲストはランディ・ウェストン(p)とウォーレス・ルーニー(tp)。なお、授賞式の模様は、ネットでライヴ中継され、その後Podcastとして閲覧が可能になる。JJAJazzAwards.org.
JJAジャズ大賞のアーカイヴは;to www.JJAJazzAwards.org
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追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley
:
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣
:
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi
#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻
音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美
カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子
及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)
オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)
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#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義
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#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄
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