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#74. アンドレアス・ショル
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メトロポリタン歌劇場、グラインドボーン、ザルツブルク音楽祭など世界で活躍するカウンターテナーの第一人者のアンドレアス・ショルの日本でただ一回だけのコンサートが行われた。アジア・ツアーの合間を縫って日本のファンの前で歌った。
ショルはドイツのエルトビル生まれで、少年合唱団で歌の勉強を始める。その後バーゼル・スコラ・カントルムにて、リチャード・レヴィットとルネ・ヤーコブスに師事する。その後世界中の主要コンサートホールでリサイタルを行っており、数多くのオーケストラとも共演している。オペラではヘンデル「ロデリンダ」のベルタリード役でグラインドボーン音楽祭とメトロポリタン歌劇場に、ヘンデル「ジュリアス・シーザー」でデンマーク王立歌劇場、シャンゼリゼ劇場、ローザンヌ歌劇場に出演。2009/10シーズンにはヘンデル「ジュリアス・シーザー」をチェチーリア・バルトリとともにパリのサル・プレイエルで歌った。
CDも多くリリースしている。デッカにヘンデル、モーツァルト、グルック等の作品を納めた「オンブラ・マイ・フ/ヒーローズ」、ダウランドの作品集「音楽の饗宴」など多くある。またペルゴレージ「スターバト・マーテル」はグラモフォン賞を受賞する。「カストラートの黄金時代〜セネジーノに捧ぐ」ではBRIT賞を受賞した。
今回のプログラムではモーツァルト、シューベルト、ハイドン、ブラームスのドイツ歌曲傑作選より「さすらい人」、「死と乙女」、「夕べの想い」などを歌う。カウンターテナーは女声のアルトの音域で、裏声のファルセットであるが、ショルの歌声は少しもブレルことなくなめらかであり、歌の世界に心地よく引き込んでくれる。サイン会は長蛇の列が出来て日本でもファンの人気は根強い。2010年にもこのホ―ルで日本で一回だけの公演で、ヘンデル「オンブラ・マイ・フ」、ハイドン「さすらい人」等を歌った。この時はNHKTVで収録された。温和な人柄はとくに印象的である。
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林 喜代種:東京都日野市在住。80年代初めより現在までクラシック音楽を撮影。一時フォーク・ロック・ジャズ・ 民族音楽も。いま、落語・文楽に興味。(社)日本写真家協会会員
追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley
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#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣
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JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi
#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻
音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美
カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子
及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)
オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)
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#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義
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#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄
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