●９／２３　訃報：是安則克

ベーシスト、是安則克氏が9月23日虚血性心疾患で急死した。1954年12月6日北海道釧路市生まれ。享年57歳。早稲田大学モダンジャズ研究会に入部しベースを始め、国安良夫４でプロ入り。丸山繁雄グループ、清水くるみグループ、高橋知己トリオ、林栄一のマズル、今村裕司グループなどを経て、宅シューミー朱美の幽玄、小山彰太の一期一会他に参加。近年は田村夏樹のガトーリブレ、藤井郷子ma-do、市野元彦のグループなどでも演奏活動していた。数多くのミュージシャンと共演、レコーディングに参加しており、日本のジャズシーンの中核を担うベーシストだった。11月のヨーロッパ・ツアーを目前に控えての急逝が惜しまれる。

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●９／３０ ジェフ・ダイヤー著　村上春樹訳「バット・ビューティフル」

イギリスの批評家、作家、ジェフ・ダイヤーが1991年の発表し、翌年のサマセット・モーム賞を受賞した作品『バット・ビューティフル』が村上春樹の手で完全翻訳され、ダイヤー初の邦訳作品として刊行された。デューク・エリントン、レスター・ヤング、セロニアス・モンク、バド・パウエルなど８人の不世出のジャズ・ミュージシャンにまつわるエピソードが著者独特の語り口で綴られている。原著にはキース・ジャレットの推薦文が寄せられている。
新潮社発行、1995円。

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●１０／１３　ウィーン・フィルとサントリー被災地支援基金設立

１０月１３日、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団とサントリーホールディングスは、来年４月、東日本大震災の被災地の音楽を通じた継続的支援ための音楽復興基金の設立を発表した。同楽団からサントリーホールへの義援金100万ユーロ（約１億600万円）の提供を受けた同ホールがサントリーグループとして同額を拠出、基金設立に発展したもの。全国の音楽団体から復興支援のコンサート等に毎年総額1000万円を助成、同フィルが被災地でコンサートを開催したり、子供達への指導なども行う予定。

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●１０／２９〜　ライヴ＆トーク・セッション「ジャズとワールド・ミュージックの微妙な関係」

「いーぐる連続講演」を長年にわたって行ってきたいーぐる店主後藤雅洋とワールド・ミュージックを中心とした音楽講座「音楽夜噺」を主宰してきた関口義人が、共同イベント『ジャズとワールド・ミュージックの微妙な関係』を10月29日と30日の二日間にわたって、下北沢のカフェ『音倉』にて行う。ジャズとワールド・ミュージック、その微妙な関係を語りあい、互いの領域をもっと深く味わおうという趣旨のイベントで、それぞれの音楽評論家によるパネル・ディスカッション、またライヴも予定されている。

10月29日　
Live Act 「minga」早坂紗知(as,ss) 永田利樹(b) 吉田桂一(p) コスマス・カピッツァ(per) ママドゥ・ロー(per,vo)
Talk Session : 栗本斉 後藤雅洋 佐藤英輔 関口義人 中山康樹 松山晋也 村井康司 山本幸洋
10月30日
Live Act 「Salle Gaveau」鬼怒無月(g) 喜多直毅(vln) 佐藤芳明(acc) 鳥越啓介(b) 林正樹(p)
Talk Session : 北中正和 後藤雅洋 佐藤英輔 関口義人 中山康樹 松山晋也 村井康司 ピーター・バラカン

特典　当日限定・特製ブックレットをプレゼント！
予約・問合せ　03-6751-1311(Com.Cafe 音倉) 03-3357-9857(いーぐる) travessia1027@gmail.com(関口)

時間	Open 15:30／Start 16:00
会場	Com.Cafe 音倉 http://www.otokura.jp/
料金	予約 4000円 当日 4500円 通し券 7000円 両日とも1ドリンク付
特典	当日限定・特製ブックレットをプレゼント！
予約・問合せ	03-6751-1311 (Com.Cafe 音倉) 03-3357-9857 (いーぐる) travessia1027@gmail.com (関口)

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●１１／０３〜　ポーランドから注目のミュージシャンが来日！

ポーランドから次代を担う注目のミュージシャンを招いた2つのイベントが11月に行われる。ポーランドEU議長国就任記念・文化紹介プログラムとして、文化省傘下機関（AMI）が主催するポーランド文化を紹介するイベントが各国で開催されており、日本でも演劇やグラフィック・デザインなどのポーランド文化を紹介する企画の一環として音楽イベントも行われることになった。

ひとつは、emfp (Exploratory Music From Poland)というエレクトロ・アコースティック・ミュージックをリードするロバート・ピオトロヴィッチ、サウンド・ヴィジュアル・アーティストとして世界で活躍するアンナ・ザラドニ等、ポーランドのエレクトロニクス・エクスペリメンタル・ミュージック分野のアーティスト達を集めたプロジェクトによる公演。emfpはヨーロッパでCDが高く評価され、2010年ロンドンCafe OTCでのミニコンサートに続き、2011年秋ヨーロッパ主要都市をツアーしている。六本木スーパーデラックスでの公演では、emfpにオプトロン奏者、伊東篤宏 と雑食性テクノイズユニットultrafunctorも共演する予定。

♪11月3日　東京　六本木スーパーデラックス
Exploratory Music From Poland
http://www.super-deluxe.com/2011/11/3/emfp/

もうひとつは、ウィーンと東京を往復して音楽活動を行っているギタリスト内橋和久が、ワルシャワ、ブロッツワーフをベースに活動しているミュージシャン９人を選出、1日目はポーランド人ミュージシャンのグループによる演奏で内橋と田中徳祟(ds)も参加、2日目は彼らに吉田達也(ds)と巻上公一(voice)も加えて即興セッションが行われる。

♪東京　新宿ピットイン
今 ポーランドがおもしろい!!!! ポーランド・ニューミュージック・フェスティバル

11月18日
SLUG DUO【ゲラルド・レビック(sax, electronics), クーバ・スハル(ds)】
MIKROKOLEKTYW【クーバ・スハル(ds), アルトゥール・マイェフスキ(tp)】with 田中徳崇(ds)
LXMP【ピョートル・ザブロツキ(b,key), マチオ・モレッティ(ds)】
SZAZA【パトリック・ザクロツキ(vln, electrinics), パヴェル・シャンブルスキ(cl)】
ヤツェク・コハン(ds) with 内橋和久(g,effects)
TRIO 146【パトリック・ザクロツキ/ミハオ・グルチンスキ(cl), 内橋和久(g, effects)】

11月19日
ゲラルド・レビック(sax, electronics), クーバ・スハル(ds), アルトゥール・マイェフスキ(tp),ピョートル・ザブロツキ(b,key), マチオ・モレッティ(ds), ヤツェク・コハン(ds), パトリック・ザクロツキ(vln, electrinics), パヴェル・シャンブルスキ(cl), ミハオ・グルチンスキ(cl)
ゲスト：内橋和久(g,effects), 吉田達也(ds), 田中徳崇(ds), 巻上公一(voice)

http://www.pit-inn.com/

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