Vol.43
Niseko-Rossy Pi-Pikoe
Classic Tracks 344 – 357


「音楽の聴取というものは、博物館で定着されることを目指すのではない。耳の変容は、昨日を廃墟に変えてしまうかもしれない、感染、発熱、免疫機構、徴候、記憶、外傷、投影、踏み越え、・・・でなければ、生きている意味はないではないのか。」

音楽サイト「musicircus」(http://homepage3.nifty.com/musicircus/
企画「2013年に聴いた 10枚」
多田雅範/岡島豊樹/長井明日香/福島恵一/北村卓也/若林恵
を更新いたしました。



Stay Hungry, Stay Foolish

Whole Earth Catalogue 誌の最終号、1974年10月号のラスト・ワーズ。

アップルの創始者にしてCEOのスティーブ・ジョブズの有名な言葉なのだそう。この雑誌の裏表紙の写真とセットになったイメージが一人歩きしてぼくのところにやってきていた。

東大寺の二月堂から奈良の夜景を見上げて、空海ならどう記述していただろうかと思う。

聴取における快楽の根拠は、そうですね、
ジャズにしてもインプロにしてもどのジャンルでもそうだと思います。
ジャズ耳とか中村とうよう耳とかも。
古今の多くの耳たちを通過して名盤が形成されてきています。

わたしなんか先人に否定されまくって耳が右往左往してきていますから、
このモノサシではだめか、あのモノサシも効かないか、
なんでこの奏者はこういう表現に切実になっているんだろうかな、
奏者の欲望の根源に分け入って(った気持ちになって)みたりしてみて、
でもやっぱり容認できないとか、
奏者本人がそのつもりではないものをコッチが勝手に打ち立てて感動してみたり。
ほとんど自分でも何に感動しているのかわからない事態にいつもなります。




<track 344> Teacher Don’t Teach Me Nonsense / Fela Kuti & Egypt 80 from 『Live In Detroit 1986』 2012

このトラックYou Tubeにあった、よかった
https://www.youtube.com/watch?v=6z1EJl0MYbk

フェラ・クティが84年に投獄され86年に釈放された直後のライブ録音がCD化されていた。TDKのSAテープがジャケにデザインされている。懐かしいぜ、エアチェックの重要なやつだけに使用したSAカセット。カセットテープの録音からCD化されたと思われる。

この広い会場空間に響き続けるビート。34分05秒。空気感がたまらない。

この会場が視えるようだ。

歌舞伎町から山手通りに抜けて新目白通りへ、夜空が輝いて、ネットやスマホは便利だけど誰かに会って交わす情報量にかなうわけないのさ、夢見るための情報量にはネットは足りない、まだまだ世界には外側がある。

松田卓也著『2045年問題−コンピュータが人類を超える日』(廣済堂新書)2013。裏庭で新しい宇宙が生まれるのね。ほんとですか。星の王子さまですか。

お牛さんは生まれてすぐにここに入って、動かなくていいのでお肉が柔らかくなり、霜降りにもなれて召されてゆくのだそうです。わたしたちも、同じようになれるでしょうか。




<track 345> Telstar / The Tornados (Joe Meek) 1962 from 『Joe Meek - Telstar: Anthology』 2014

You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=WPDvsLSnUGc

ツタヤのバーゲン箱で3枚組千円だった。

なんかメセニーの「Last Train Home」1987を聴きたくなってしまうよ。はー、切ない。
https://www.youtube.com/watch?v=uv4Ydgw6vO8

この初期電子音響の初々しさはかけがえのない時代の刻印、ぼくの生まれた60年代。

なぜか光る光る東芝のマークCM > https://www.youtube.com/watch?v=pFqNnEGIDG8

ついでに富田勲作曲新日本紀行 > https://www.youtube.com/watch?v=YoMRp3P8d_g

つまりは、幼少期に耳にしたものが決定的なのだと思う。次男はドンキーコングPCゲームのBGMに、長男はノッコの「人魚」に?それはちがうわ、90年代はハマアユ・サウンドがエコーで鳴っているものよ。

Joe Meek & The Blue Boys - I Hear a New World (1960 FULL ALBUM)
アルバムごと YouTube で聴ける!> https://www.youtube.com/watch?v=FWcyIfVJ57k
タガララジオのガイストはこのサウンドなのだ。


<track 346> THE KÖNER EXPERIMENT / EXPERIMENTAL AUDIO RESEARCH (MILLE PLATEAUX MP36) 1997

Sonic Boom (EMS VCS3 & Synthi A, Serge Modular Music System, Guitar, Wind Pipes)
Eddie Prevost (Saxophone, Wha Wha, Echoes)
Kevin Martin (Bowed Cymbals, Percussion)
Kevin Shields (Treated Guitar)
Thomas Köner & Andy Mellwig (rhythms & pulses)

音響派なんてのが流行った当時に妙に懐かしかったのは、60年代の初期電子音響の初々しさを連想したからだ。電子音響は現代音楽ではもっと早い。それを言えばラジオの発明かな。

ロヴァの耳2(http://homepage3.nifty.com/musicircus/rova_o/02.htm)で書いた。

「97年に聴いた EAR のこの作品には、マイ・ブラディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズと AMM のエディ・プレヴォーという極めてシンボリックな2つの存在が参加しているという事実だけでのけぞってしまうが、このサウンドの恍惚感がどこに由来するものか不明なままだ。高速道路をとばしながら聴くと死にそうに気持ちいいとどこかで読んだが、とても共感。パルス状の音響成分に組み込まれたシールズとプレヴォーが聴こえているから衝撃的なのか。その後もこの E.A.R. はトーマス・コナーのプロジェクトとして新作を発表しているが、ドキドキさせてはくれない気がする。」

これのYou Tubeがあったのさ!アナログを所持しているけど、プレーヤーがお釈迦なもので。久しぶりに聴く。
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=Jk3YEmGgWk0&list=PLnM725nBHjOcpe44h7vsdhPLmthdI6VAz

転居先の換気扇が壊れている音ではありません。

ええ?これがサイケデリックなのですか?そうかあ、なるほどサイケデリックか。


<track 347> Masabumi Kikuchi & All Night, All Right, Off White Boogie Band at ON AIR

You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=PgpJcrS_aCA

AAOBB
Masabumi Kikuchi: Keys/ Jerry Barnes: Bass/ Fred Alias : Drums/ Leslie Ming: Drums/ Ayib Deing: Percussion/ Brandon Ross: Guitar/ Antoine Roney Reeds/ William Spaceman Patterson Guitar, Vocals) Live in Japan

若いプーさんが動いている!この演奏はふつうだな。CD再発されていた2枚組のAAOBB音源のほうがいい。ライブ開始の「ROAD TO SOUTH DAKOTA」が最高に好きだ。

それにしてもTPTトリオのレコーディングはどうなってんのや。いきなり関西弁。しかしこのあたり、ECMアイヒャーの耳の悪さだか性格の悪さだか、ぎりぎりぎり。たたみにつめ立てる。

このYouTubeを、砂漠の中を歩き続けて一滴の水をのどに流すように視聴している。
MASABUMI KIKUCHI - Out of Bounds
https://www.youtube.com/watch?v=-jAEetkw6vU

なんか今日はYouTubeたくさん貼ってるけれど、PC新調してストレスなく聴けるだけでシアワセなのだ。YouTubeリンクはすぐに外れてしまうからね、今だけかも。

トーマス・モーガンはこれだなー。
Tomasz Stanko, New York Quartet - NattjazzLive
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=4XCrir-op0c
TOMASZ STANKO trompet plays at Bergen jazzfestival, Norway - DAVID VIRELLES piano - THOMAS MORGAN bass - GERALD CLEAVER drums

トッド・ニューフェルドは・・・ははは、気持ち先行で仲間とこんなことしてら。TPTトリオじゃないと無理よ!
Neufeld/Conly/Hertenstein
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=5YPlXhyfyo4

ついでにテイボーン、チャンツ!やっほー、気持ちいい!
Craig Taborn - Chants EPK
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=YZwukpm6xd4
お、アイヒャーしゃべってる。おいこら、アイヒャー。TPTトリオでナレーション話してみろ。しつこい。

『チャンツ』については、タダマスで改めて益子博之(ジャズ批評)の耳の確かさに唸らされたのでした。
福島恵一ブログ「耳の枠はずし」
“他の耳が聴いているもの − 「タダマス10」レヴュー”
http://miminowakuhazushi.blog.fc2.com/blog-entry-243.html
「打合せ時に多田は、益子がこの盤から『All True Night/Future Perfect』を選んだことに驚いていた。そして一見して特徴のない、とっかかりの見当たらない長尺の演奏は、まさにそれゆえにこの盤の特質を表しており、このトラックを聴くことを通じて本盤の核心に耳を届かせることができることを、私たちは後ほど知ることになる。」




<track 348> いいとも小沢健二16年ぶりの出演

小沢健二 「笑っていいとも タモリ × オザケン」 2014年3月20日
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=w0UniWcnV5c

タモリが発売されたばかりの小沢健二のライブ・アルバム『我ら、時 通常版』3CDを聴いていて、「自転車」がいいよねと話したのには驚いた。

長年歌番組をやっていて褒めないタモリが褒めたと、小説の一節にもなったエピソード。このコラムがわかりやすい。> http://littleboy.hatenablog.com/entry/2014/03/19/151258

94年の『ライフ』はかけがえの無いアルバムだ。多くのリスナーの人生の軌道を変えてしまった。直後のオザケンは新潟からの帰りの飛行機の中でまた1曲書けちゃった、というくらいで、どんな軌跡を描くのかと思っていた。

新作を出すごとに、音楽家が生涯に一枚作れるかどうかという傑作、であり、それぞれスタイルや世界観が違っていたのだから、ふたつ目の『ライフ』は無いことくらいわかっていた。

”遠くまで旅する恋人に あふれる幸せを祈るよ
ぼくらの住むこの世界には 旅に出る理由があり
誰もみな 手を振っては しばし 別れる”

”左へカーブを曲がると 光る海が見えてくる
ぼくは思う この瞬間は続くと いつまでも”

”南風を待ってる 旅立つ日をずっと待ってる
オッケーよ なんて強がりばかりをみんな言いながら
ほんとうはわかってる 二度と戻らぬ美しい日に居ると
そして静かに心は離れてゆくと”

”美しさ ポケットの中で魔法をかけて
くだらないことばっかみんなしゃべりあい
街を出てゆくきみに追いつくようにと強く手を振りながら”

”いつの日か 長い時間の記憶は消えて
やさしさを ぼくらはただ抱きしめるのかと”

「長い間、おつかれさまでした」

”ひょっとしたらって思うよ 電光石火の早業で
結婚式を済ませて でっかい黒い犬でも飼って 
子どもたちを育てて 金婚式お葬式って 
でもやっぱりだめ だめだめぼくは
わがままだから”

”街は様子変えてぼくらを包む 街路樹の匂いもちょっとずつ変わってく
スケートリンクきみとばくは笑う 爆音でかかりつづけてるよヒット曲
たぶんこのまますてきな日々がずっと続くんだろ
風薫る 春の夜
きみの心のトビラを叩くのは ずっとぼくさって考えてる
夏にもぎとったオリーブ 秋に読みあったストーリー
しあわせだけでアイムソーリー ぼくの簡単単純なメモリー
やがて夜が来て ふたりベッド飛び込んで
あー きみとずっと眠りたい
誰かにとって特別だったきみを マーク外して飛び込みでぼくはさっと奪い去る
寒い冬にダッフルコート着たきみと 原宿あたり 風を切って歩いてる
たぶんこのまますてきな日々がずっと続くんだよ
風薫る 春の夜
きみの心のトビラを叩くのは いつもぼくさって考えてる”

やがて音楽活動から抜け出し、環境問題やグローバリズムを思考する活動をしているようだった彼。ブログで、小説「うさぎ!」第二十四話を公開している(http://hihumiyo.net/usagi24free.html)。

小沢健二 - LOVELY
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=_d-E6RuBhDQ

「ライフ、イズ、カミン、バック」の意味は。


Moondog - Viking 1
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=W7guHqujmrs




<track 349> Hush Point (sunnyside) 2013

ポール・デズモンドは生きていた。

Jeremy Udden - alto saxophone
John McNeil - trumpet
Aryeh Kobrinsky - bass
Vinnie Sperrazza - drums

前作『Folk Art』では、Jeremy Udden(ss,as), Brandon Seabrook(bjo), Jeremy Stratton(b), Kenny Wolleson(ds), Peter Render(fender rhodes,whirlitzer), Eivind Opsvik (b), RJ Miller(ds), Nathan Blehar(ag)という、バンジョー界のスティーブヴァイやら越境耳オプスヴィークやら、個性派ばかり揃えて楽しい現代ジャズを奏でていたジェレミー・ユーディーン。タダマス年間ベスト2012でも4位に選出しました(http://homepage3.nifty.com/musicircus/main/2012_10/tx_7.htm)。

一転して、お約束のドラムスたたたた、潔いばかりのオールドスタイルのジャズフォームで新グループ「ハッシュ・ポイント」を結成し、ポール・デズモンドの音色ぶりを漂わせている。

これは後退なのか。ユーディーンのこういうのを、おれはちょうど聴きたかったんだ!狭い範囲でいながら芸は細かいぞ。彼らが共有している演奏アクセントが心地よく、新鮮だ。

サイトでは動画が紹介されているけど、これはCDと別物だわ、下手すぎ、ダサすぎ、耳をおおうわ。なんでこういう、CD買いたくなくなるの載せるのかしら。
Home by Phillip Phillips - Performed by Hush Point
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=5TY6ttQ92VM






<track 350> Rien / Faust Prod. Jim O'Rourke (Table of the Elements) 1994

96年にガスター・デル・ソルの「アフターライフ&アップグレイド」を聴いて音響派の生成と消滅を理解していたのさ、おれは!、と、豪語しているわりには、以来ずっと聴けてないでいる。あの衝撃はホントウだったのか。こちらの耳の変化も知りたい。月光茶房で待ち合わせた友人がジム・オルークのベストはファウストのミックスです!、と言う。

タダマス8へのレビュー補足記事で福島さんもこの作品を挙げていた。
「余白の重ね合わせ − 「タダマス8」レヴュー(補足2)」(http://miminowakuhazushi.blog.fc2.com/blog-entry-217.html

聴いてみた。

たしかにジム・オルークの作品だった。音源は94年の「manganese festival」出演時のファウストで、このフェスにはトニー・コンラッド、AMM、サーストン・ムーア、灰野敬二らが参加、灰野と思われる声とギター轟音も。オルークの醒めた視線で、演奏している風景はレイヤー構造の音響対象に定置されており、ひとつの現代音楽オーケストラ作品のスケールに組み上げられている。「Long Distance Calls in the Desert」なんてアルヴォ・ペルトと重ねて響かせたいドラマチックさだ。

94年に!これは早い。

タガララジオ34 track 246 (http://www.jazztokyo.com/column/tagara/tagara-34.html)で掲げた『今、蘇る国鉄〜音の旅〜』と、ふたつのステレオで同時再生してみたくなった。ぐううう、耳の空腹音が鳴る。


来日公演決定!(http://wmg.jp/artist/markturner/news_55745.html

コルトレーン以来、最も影響力のあるジャズ・サキソフォン・プレイヤーと言われているマーク・ターナーの来日が決定しました!
(ベン・ヴァン・ゲルダーのツアーへの参加となります)
2014年ツアースケジュール

日程 会場
5/1(木) 武蔵野スイングホール(東京)
5/2(金) Lifetime(静岡)
5/3(土) Body & Soul(東京)
5/4(日) B2(水戸)
5/6(火) Pit inn(東京)
5/7(水) ケニー(松阪)
5/8(木) Le club jazz(京都)
5/9(金) Pit inn(東京)

Ben van Gelder(as)/Mark Turner(ts)/Joe Sanders(bass)/Craig Weinrib(ds)








<track 351> 春なのに 花は咲く 故郷 / 幸田浩子 from 『ふるさと〜日本のうた』 (日本コロムビア) 2013

ピアノ伴奏が寺嶋陸也なので手にして聴き、この冬ヘヴィロテだったCD。おしまいの3曲、「春なのに」「花は咲く」「故郷」に泣ける。寺嶋の合唱伴奏なんて、コンサートで聴いたことあるが、ありゃ神の領域に言葉を飛翔させているんだな。ピアノの終わり打音の残響まで、歌は運ばれている。

クラシックで鍛錬されたソプラノ歌手が歌うという枠組みを忘れさせて、言葉が空の青や橙に配置される、カーステで聴いてるので。こうしてタイトルを見てみると、いい曲順でもある。

【曲目】
この道(山田耕筰・曲/北原白秋・詞)
からたちの花(山田耕筰・曲/北原白秋・詞)
赤とんぼ(山田耕筰・曲/三木露風・詞)
ペチカ(山田耕筰・曲/北原白秋・詞)
鐘が鳴ります(山田耕筰・曲/北原白秋・詞)
唄(山田耕筰・曲/三木露風・詞)
ばらの花に心をこめて(山田耕筰・曲/大木惇夫・詞)
中国地方の子守歌(山田耕筰・編作曲/日本古謡)
たたえよ、 しらべよ、 歌いつれよ(山田耕筰・曲/三木露風・詞)
浜辺の歌(成田為三・曲/林古渓・詞)
椰子の実(大中寅二・曲/島崎藤村・詞)
浜千鳥(弘田龍太郎・曲/鹿島鳴秋・詞)
もう直き春になるだろう(山田一雄・曲/城左門・詞)
よかった(川口耕平・曲/河野進・詞)
翼(武満徹・曲/詞)
小さな空(武満徹・曲/詞)
春なのに(菅野祥子・曲/詞)
花は咲く(菅野よう子・曲/岩井俊二・詞)[NHK復興支援ソング](※)
故郷(岡野貞一・曲/高野辰之/詞)

【演奏】
幸田浩子(ソプラノ)
寺嶋陸也(ピアノ)

【録音】
2012年8月10-12日、山梨市花かげホール
2012年12月18日、東京、prime sound studio form(※)


Georg Muffat Passcaglia from Armonico Tributo Sonata No.5 in G major
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=LeEmJPixNAY




<track 352> 炎と森のカーニバル / 世界の終わり 2014.4.9

You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=w9V3x61D994

ブラスバンド・アレンジで勇気りんりんな新曲が続く。スターライト・パレード、RPG、スノーマジックファンタジー。第54回『輝く!日本レコード大賞』アルバム賞受賞、マドンナやLADY GAGAなどとの提携で知られるワールドワイドなプロモーター「Live Nation Entertainment」との提携、世界展開プロジェクト。計算され尽くした仕上がり。

購読している田中宇(たなかさかい)の国際ニュース解説(http://tanakanews.com/)、今日の配信は「中東和平の終わり」。

SEKAI NO OWARI「炎と森のカーニバル in 2013」ダイジェスト
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=kDSUi9kTcYY


世界の終わり / 虹色の戦争
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=od8CNHDkIJA

トーマス・モーガンはマクロバイオティックだって、コーヒーをたのまなかったね。そのマクロなんちゃらって何?食べ物は形が見えるものを、そのまま食べるのがいいのは知っている。ぶたさん、うしさん、にわとりさん、くじらさん。


<track 353> Alvin Lucier : Still and Moving Lines (Pogus 21072-2)

ここから試聴できます > http://www.pogus.com/21072.html#

即興レーベルのポトラッチがこの10年どんどん音響的になってきていて、楽器の鳴らしが、奏者がそこに存在するというよりも、自然現象のように響くというか、そっちの方向に位相がずれてきているように感じていた。フィールド・レコーディングの素材を扱う分野とも相互乗り入れしている。

音程や旋律の運動性、速度に焦点を合わせる聴取から、響き自体に触覚を這わせてその響きが映す空間に耳を晒すような聴取へと重心が移ってきているという感覚。

どちらかの聴取を手放しているというわけではない。この手つきは甘いな、とか、この展開は安易でしょ、とか、判断しているから、こそ、これは凄い!身動きできない!ぞぞけが立つ!と惹きこまれるわけだし。

4トラック収録。2曲目の「Carbon Copies」は空調音と調理場の実況音源なのだろうか、いま犬が鳴いた、音像自体が揺らぐ側面、徐々に聴こえてくる楽器音、風景が変化してゆくグラデュエーションそのものの官能。

Deciebel: Cat Hope (flute, alto flute, organ); Lindsay Vickery (saxophone, organ, MaxMSP programming); Stuart James (piano, organ); Malcolm Riddoch (electronic playback, MaxMSP performance, organ)

アルヴィン・ルシエ
1931年ニュー・ハンプシャー州生まれ。コネチカット州在住。いわゆる伝統的な意味での演奏家、作曲家とは一線を画するアルヴィン・ルシエは、50年代初頭より,「音楽」という枠を超えて,さまざまな電気テクノロジーを用いた概念的かつ空間的な数々の作品を発表している。一方「音」という振動現象に焦点をあてたインスタレーション作品を数多く制作。日本を含む世界各地の展覧会/コンサートに招聘されている。現在、ウェズリアン大学教授。

アルヴィン・ルシエは実験音楽系だとかドローン系だとか言われてるんだが、現代の奏者によって、また更新された聴取態度によって浮上してきているようでもある。おお、83さい、存命中か。

この作品を年間ベストに選出したNick Henniesニック・ヘニース(http://homepage3.nifty.com/musicircus/rova_n/rova_r34.htm)も手がけているYouTubeを見つける。ちょっと自己陶酔していて、甘いかも。
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=qqIAS8eumMI

福島恵一ブログ「耳の枠はずし」
「ディスク・レヴュー 2013年11〜12月 その1」(http://miminowakuhazushi.blog.fc2.com/blog-entry-278.html
「前回のエレクトロ・アコースティック・インプロヴィゼーションからの7枚で、Alvin Lucier / (Amsterdam) Memory Space(Unsounds)を採りあげたばかりなのに、また選ばずにはいられない。今回の盤も前回同様、<外>の音の記憶を演奏によるサウンドで再現する作品(「Carbon Copies」)を含む。他の曲でもピアノ、サキソフォン、フルート、オルガン等を用いながら、オシレーターの使用等、わずかな仕掛けで、空間を流動化させ足元を揺らがし、渦を巻き浮き上がる雪の欠片に満ちた無重力空間をつくりだす手際はまったく見事なもの。あるいは廃墟となり果てた古いホテルの、廊下の曲がり角の向こうからかすかに響いてくるピアノの和音の不可解さの魅惑。それゆえ、器楽中心の作曲作品の演奏にもかかわらず、この枠で取り扱う次第。かつては『Bird Person Dying』ばかりが知られていた彼だが、今後さらに評価が進むのではないだろうか。」


<track 354> Being Dufay / Ambrose Field & John Potter (ECM New Series 2071) 2009

You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=UsWLqps3oBE

ECMでこんなのが出ていたのか。デュファイを歌ってエレクロニスクスと共演するアプローチ。ECMらしい空間性に、慎重に調和させる職人芸。音響素材を探る耳が発動され続ける。ホーミーとか声の素材も含まれて・・・いないか。

ライブ音源も見つけた。
Being Dufay - Perth International Arts Festival 2010
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=Zb-gPzNvWz4

ECMでは「オフィチウム」やダウランド・プロジェクトの系列。


Guillaume Dufay: Magnificat (1-2)
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=WPEXi5Qkook




<track 355> El retratador /林正樹,西嶋徹 2014

平日の夕刻、月光茶房でカフェオレ飲んでてアンテナが立つ、「なに!このピアノ、だれなの!」と騒ぐおれ。ううむ、まだ聴いたことありませんでした・・・。林正樹。

いいジャケだなあ、材質の手触りも音楽に似つかわしい。もう、こんなの誰にも教えないで、独りで聴くだよ。

あ、ジェイジャズネット(JJazz.Net)に記事が。
「林正樹×西嶋徹DUOインタビュー」 (http://www.jjazz.net/jjazznet_blog/2014/03/duo.php
おおお、ボボ・ステンソンの影響は大きいと。そういう世代が出てきているのですね。
影響元のYou Tubeまでを記事に貼るいい記事だな、さすがだ。

来月、ソングエクスジャズが「ECM artists in concert」として、ヨルミンのグループを招聘。ヨルミンはボボ・ステンソン・トリオ「美の結晶体」(http://tower.jp/article/series/2013/01/10/bobo_stenson)のベーシストだ。

なんと、そのオープニング・アクトが林正樹なのか!知らなかった。月光茶房の椅子から転げ落ちそうになってしまう。

アンダーシュ・ヨルミン 「アド・ルセム」コンサート(http://www.songxjazz.com/news/2014/04/163.html
【日 時】2014年5月22日(木)開演 19:00 (開場18:30)
【会 場】渋谷区文化総合センター 大和田 伝承ホール (339席・全席自由席)
【料 金】 4,500円 (税込価格) ※全席自由席(ご購入時に入場整理番号を付番)
【出 演】 Anders Jormin Ad Lucem
アンダーシュ・ヤーミーン(B) メリアム・ウォレンティン(Vo) エリカ・エンジェル(Vo) フレドリック・ユングクヴィスト(sax) ヨン・フェルト(Dr)
Opening Act : 林正樹(Piano)& 藤本一馬(Guitar)


<track 356> 花曲 / 安田芙充央 (Winter & Winter) 2001

誰にも教えないで独りで聴くだよ的な隠し名盤、隠してどうする。

ジャズもクラシックもトップランクのピアニストを独占禁止法に抵触するくらいにスカウトする昨今のECMであるが、審美としては危ないのだ、奏者本来のピアニズムとフリクションを起こす可能性は大いにあり。安田芙充央はWinter & Winterステファン・ウインターで録られるのが相応しいのだ。林正樹だってそうだ。

You Tubeに無いなあ。あらら、こんな動画が。

死の先にある生<安田芙充央x荒木経惟>
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=NEESQSsxwGM


「花曲」を配置した編集CDRをいただいていたのだった。

編集CDR『無題あるいは花曲』 感想ノーツ

01 Tennessee waltz / Great3 菊地雅章 『Tennessee waltz』
プーさん、ゲイリー、トガシのトリオ。96kHz Sampling Digital Recording 94年3月29日新宿ピットインでのライブ録音。山口孝さんちの完動パラゴンで聴いた以来、入手できないままでいた。テネシーワルツは好きな曲じゃないの、だけど、そんなのもろともしない深い演奏、かーっ、ゲイリーのベースの響きの音の良さ、良さ、良さ!オーディオ地獄で聴いたらそこが三丁目だ。なんだそれ。

02 Agnus Dei 『Faure:Requiem/ミシェル・コルボ指揮ボーイソプラノ』1972年
うおお。フォーレのレクイエム。人類の至宝、天国のコーラス。地獄だの天国だのおれは幼稚園児か。耳がレイヤーのスケールで聴取している、と・・・こ、こんなふうに聴こえるのかー!

03 If Grief Could Wait / Susanna Wallumrod Giovanna Pessi  『If Grief Could Wait』(ECM2226)
フォークのバラッドを歌うような女声、と、伴奏のような古楽器が拮抗する響きの前景化。これも、バリー・ガイらのダウランド・プロジェクト同型の、未来のリスナーに資する作品の試み。これもECM名盤だ。

04 Charmes - Pour Penetrer Les Ame / Josep Colom 『Mompou - Cancons I Danses』
05 kakyoku / 安田芙充央 『花曲』
06 Louange a l'Immortalite de Jesus 『Messiaen:世の終わりのための四重奏曲 ルーベン・ヨルダノフ(vln) ダニエル・バレンボイム(p)他』
07 ハバネラ形式の小品 :Ravel / Ginette Neveu 『ジネット・ヌヴーの芸術U』
08 The Little Match Girl/ Loren Mazzacane Connors  『The Little Match Girl』

ECMフォーク古楽な3・9曲目に挟まれたこのエリアの5曲の並びは黄金である。
繊細なタッチたちを、かなり遠くからそれぞれ運んできてシェフがオードブルを作るかのよう。

モンポウを前座にして。

安田芙充央の『花曲』1曲目は生け花の如くに響く。ECMはなぜ安田芙充央のピアノを録らないのか。録れないのだ。聴きたまえ、この蜃気楼のゆらぎのような残響を。稀有な、稀有なバラッドである。

メシアンの美しさ、録音の透明さに耳をゆだねていると、アナログ盤を竹針で擦ってぱちぱち鳴る中で呼吸するヴァイオリンとピアノを渇望するところがある。

すると、ジネット・ヌヴーの録音がそれを果たすべく耳に到来し、”メシアンをヌヴーで聴きたい”という願望があったことに気付かされるのだった。

そして、ローレン・マザケイン・コナーズの分類不能性に漂うようなストロークが、「花曲」との狂気の併走状態に思えてくる。

09 An Evening Hymn / Susanna Wallumrod Giovanna Pessi 『If Grief Could Wait』

10 Ev'ry Time We Say Goodbye/ Ray Charles & Betty Carter  『Ray Charles&Betty Carter』

この日本語ソング3連弾も至福だ。

11 思い出のアルバム / 小沢昭一
幼稚園の卒園式で園児たちが歌う親御さん泣かせの鉄板ナンバー。「あんなことー、こんなことー、あったーでしょー」。1981年にみんなの歌で発表されたスタンダード。園児なんてのは神の領域の生き物である。それを老いた小沢昭一が歌うのである。生涯神の領域に生き続けたような小沢昭一が。

12 どこまでも空 / 植木等 『植木等伝説』
小沢昭一に続いて歌えるのは植木等だけかも?老いた植木等が歌う、しみじみ。

13 緑のアーチ / 湯川潮音 『風邪ひきかすれ声 NHK-FM LIVE BEAT』
ラジオ音源?

14 Sanctus 『Faure:Requiem / ミシェル・コルボ指揮ボーイソプラノ』1972年
15 End/菊地雅章 『Poesy』
ここでフォーレ、プーさんと、前半の反転を体験する。閉じてゆくような感覚。

16 Old Friend / Simon & Garfunkel 『Bookends』
だしぬけに鳴ると、泣くわよ。1981年、ぼくは武蔵小金井駅北口に、同じく新聞配達奨学生として上京し、同じく抜け出したかった同級生たにやん、彼はサンケイ新聞で鹿児島出身、ふたりでアパートを借りて住み始めた春だった。「ボクサー」て曲、いいよ。「コンドルは飛んで行く」は聴いたことあるね。うわ!この音楽は「スカボロフェアー」ていうんだ。拓郎派だね、ぼくは陽水派。

17 Stravinsky Orchestral Works#14 / Dennis Russell Davies指揮 Stuttgarter Kammerorchester ECM盤
ストラヴィンスキーECM1826。
回想する円環。






<track 357> Stratosfear / Tangerine Dream (Virgin) 1976

You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=73mrtLt9FDU

おしまいのナンバーは、なぜなのこの曲。

さっき図書館で、ロッキングオン5月号で「プログレッシヴ・ロックこの30作」記事をめくって。タンジェリン・ドリームがベストテン内に入るのにもたまげたけれど、Stratosfearがピックアップされているというのはこの業界初の快挙ではないだろうか。この、二流のニューミュージックのような旋律、ダサさを臆面としないミニマルシンセ、テキトーに歌詞あてはめて歌える、津軽三味線に変換するともっと楽しい、そんなにくさしてどうする。

76年の日々に音楽専科に載っていた横尾忠則のコピー『タンジェリン・ドリームは、ぼくの創作のための霊感(インスピレーション)の源泉として最高の導師(グル)である。』に、何度も見入っては買うか買うまいか迷ってこずかい支給日、ピンクフロイドのアニマルズも、デビッドボウイのロウも、ZZトップのテハスも、遠藤賢司の東京ワッショイをも振り切って玉光堂(札幌)で購入。

「境界線午前3時」で響くハーモニカに、小学校時代に遠出した函館郊外の10mくらいあるブランコの記憶を映して聴いていた。

ううん、でもプログレにとってはちっとも重要な作品ではないような気がするー。邦題『浪漫』、原題は「成層圏」の意。ジェットストリームか!終盤のピアノはなんだかピーターバウマンはキースジャレット聴いてたんじゃね?ドイツに居たらトーゼンなのでは、それよりこのワタシは数年後にジャレットにハマる基盤をこれで作っていたのか?と思うと・・・う、蓋然性高し、・・・化け物の魔法が解けてシュルシュル消えてしまうようであります・・・。

大田区の池上温泉は良質の黒湯が体験できる銭湯で、横尾忠則の天才なイラストが2枚、脱衣所の天井近くに掲げられている。次々と訪れる温泉を見事な絵画にしてしまった『温泉主義』(新潮社)もそうだが、横尾の幻視する能力はすごい。脱衣所で脱ぎながら、おれの脳にはタンジェリン・ドリームが鳴りはじめ、異次元な温泉気分になってゆくのであった。


さ、池上温泉へ出かけよ。



Niseko-Rossy Pi-Pikoe
1961年、北海道の炭鉱の町に生まれる。東京学芸大学数学科卒。元ECMファンクラブ会長。音楽誌『Out There』の編集に携わる。音楽サイトmusicircusを堀内宏公と主宰。音楽日記Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review。

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FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


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