●12/04 ルイ・アームストロング・ハウス・ミュージアム ガラ

12月4日、マンハッタン・ペントハウスでルイ・アームストロングの偉大な音楽を顕彰し、ハウス・ミュージアム維持の募金のためのガラが開かれ、世界各地から愛好家が参集した。参加した主要メンバーは、ルイ・アームストロング教育基金の理事長を務めるジャズ評論家でもあるスタンリー・クラウチ、サックス奏者のジミー・ヒース、ニューポート・ジャズ・フェス会長のジョージ・ウィーンなど。クインーズ地区のコロナにあるルイ・アームストロングとルシル夫人の家は全米及びNY州の歴史的記念物として資料と共に完全に保存され、ミュージアムとして週5日一般に公開されている。




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●12/05 デイヴ・ブルーベックp 逝く

1920年12月6日カリフォルニア州コンコードの生まれ。92才の誕生日を目前にした5日、コネチカット州ノーウォークで心臓発作のため死去。僚友のアルトサックス奏者ポール・デスモンドが作曲した<テイク・ファイヴ>がジャズのシングルとして、<テイク・ファイヴ>を含むアルバム『タイム・アウト』(1959)がそれぞれ初めてミリオン・セラーとなった。1954年には白人を中心とするウエスト・コースト・ジャズの中心人物として「タイム」誌のカバー・ストーリーを飾った。大学卒業後はしばらくフランスの作曲家ダリウス・ミヨーについて現代音楽を学び、その後、ドビュッシー、バルトーク、ストラヴィンスキー、バッハなどから作曲のヒントを得るようになった。子息子女に音楽家が多く、ダリウスは作曲/ピアノ、クリスはエレキ・ベース/トロンボーン、ダニーはドラムス、マシューはチェロを演奏し、家族でバンドを組んだこともある。


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●12/16 NYタイムス Top 10 Albums of 2012

NYタイムスが発表した2012年のジャズTop10アルバム。担当は、ベン・ラトリフ。1位はキューバの新人ピアニスト、デイヴィッド・ヴィレレスの『Continuum』(Pi Recordings)、3位にラヴィ・コルトレーンの『Spirit Fiction』(Blue Note)、4位『菊地雅章トリオ/サンライズ』(ECM)、7位にヴィジェイ・アイヤー・トリオ『Accelerando”』(Act)がランクされている。
詳細は、http://www.nytimes.com/2012/12/16/arts/music/ben-ratliffs-top-10-albums-of-2012.html


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●12/17 NPR Top 10 Jazz Albums of 2012

NPR(National Public Radio)が2012年度のトップ10ジャズ・アルバムを発表した。担当はパトリック・ジャレンワッタナノン。ビリー・ハート『All Our Reasons』、ネネ・チェリー&ザ・シング『The Cherry Thing』、ライアン・トゥルースデル『Centennial: Newly Discovered Works of Gil Evans』、ヴィジェイ・アイヤー・トリオ『Accelerando』などが含まれている。
試聴は;http://www.npr.org/blogs/bestmusic2012/2012/12/07/166760734/top-10-jazz-albums-of-2012?sc=nl&cc=jn-20121216


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●12/28 ピート・ラロカ・トリビュート

60年代ジャズ喫茶族には『バスラ』(Blue Note)でお馴染みのドラマー、ピート・ラロカが昨年11月19日に肺癌で死亡、12月28日、NYセント・ピータース教会で多くのジャズ・ミュージシャンが参加して追悼が行われた。ラロカは1965年にデビュー・アルバムの『バスラ』を発表後、1968年に弁護士として法曹界に転出後、1979年に音楽界に復帰、1997年に古巣ブルーノートより『Swingtime』を発表している。追悼には、共演したスライド・ハンプトン、スティーヴ・キューン、デイヴ・リーブマン、ジョージ・ケイブルスなどが参加した。




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●1/04 米Downbeat 2月号刊行

創刊80周年を迎えた米Downbeat誌2月号。カバー・ストーリーは去る12月5日他界したデイヴ・ブルーベック。ブルーベックは、1957年、彼が36才の時に行われたインタヴューもアーカイヴとして再録されている。ブラインドホールド・テストはサックス奏者のドナルド・ハリソン。


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●1/05 「Jazz Inside Magazine」1月号刊行

NYで発行されているジャズ専門誌「Jazz Inside Magazine」1月号が刊行された。カヴァー・ストーリーは25周年を迎えたジャズ・アット・リンカーン・センターの音楽監督を務めるウィントン・マルサリスtp。『JazzInside Magazine』は無償でダウンロード可能;http://www.jazznewswire.com/JI/JINYJanuary13webFINAL.pdf


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●1/07 スイング・ユニバーシティ 2013年冬期講習開講

子供からシニアまであらゆる年齢層に対してさまざまな形でジャズの啓蒙活動を展開しているジャズ・アット・リンカーン・センターがスイング・ユニバーシティの冬期講習を1月7日開講する。期間は3月18日まで。コースはエド・バーガーの「ディジー・ガレスピー」、ラリー・リドレーの「コルトレーン以降のジャズ」など6コース。受講料は、150ドル〜250ドル。4日に会場のアイリーン・ダイモンド・エデュケーション・センターで説明会が予定されている。


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●1/10 カール・ベルガー・インプロヴァイザーズ・オーケストラ

NY郊外のクリエイティヴ・ミュージック・スタジオでの成果をマンハッタンの クラブで連続的に披露しているカール・ベルガーのインプロヴァイザーズ・オーケストラが1月10日、エル・トーラーでシーズン最後の公演を予定している。公演は2部構成で、1部はリハーサル・ワークショップで2部が本番。オケは25名以上の編成で、ケンヤ・カワグチ(尺八)、ヤツノ・カツキ(ユーフォニウム)など、邦人の演奏家の名前も見える。ベルガーのオリジナルの他に、ドン・チェリーやオーネット・コールマンの曲も演奏予定。


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●1/13〜19 パナマ・ジャズ・フェスティバル 2013

パナマ運河で知られるパナマの首都パナマ市で開かれているジャズ・フェスティバルが今年10周年を迎え、1月13日から1週間にわたって盛大に開かれる。。出演は、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター・カルテット、ルベン・ブラデス、ビル・フリゼール他。フェスの会場は、ATLAPAで、ホールや国際会議場、見本市会場などからなるコンプレックスで、1万人を収容できるという。


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●2/01 ウェイン・ショーター・カルテット オルフェウス室内オケと共演

ウェイン・ショーター・カルテットが2月1日、カーネギーホールでオルフェウス・チェンバー・オーケストラと共演、ベートーベンやアイヴスの他、自作のクラシック曲を演奏する。今年80才になるウェイン・ショーターは2007年にロサンジェルス・フィルと共演以来、何度か各地のオケと共演している。
カルテットのメンバーは、ダニーロ・ペレスp、ジョン・パティトゥッチb、ブライアン・ブレイドds。オルフェウスは1972年創立、40周年を迎える名門室内オケ。(Photo:Jazz Promo Services)


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FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


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