●3/10 訃報 新宿ピットインの藤村保夫さんが逝去

かねてより病気療養中の藤村保夫さんが3月10日逝去。 藤村さんは40余年にわたり「新宿ピットイン」に勤務、新宿ピットインそして日本のジャズを支えてきた。藤村さんの謙虚で優しく、包容力のある人柄はピットインをホームとする多くのミュージシャンや訪れるお客に愛されていた。近年は音響部長としてPAオペレーターを務め、ピットインの音を創り上げた。PAオペレーターとしてのサウンドは『辛島文雄meets森山威男E.J.ブルース』『奥平真吾THE FORCE』などピットイン・ミュージックの『Live at PIT INN』シリーズの諸アルバムで偲ぶことができる。
(写真は氏が愛した新宿ピットインのカウンターで撮影したもの 撮影:望月由美)

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●3/12 DVD『ミシェル・ペトルチアーニ/情熱のピアニズム』リリース

1998年の暮れ、ツアー先で肺炎のため36年の短くも波乱に富んだ人生の幕を閉じたフランスの天才ピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニの生涯を綴ったドキュメンタリー。生来の骨形成不全症のため身長は1m、ガラスのような骨を持つ障害者だったが、“ピアノの化身”と讃えられたそのピアニズムは世界中のファンを魅了し続けた。

[3.303.2014] Page Top >

●3/13 小曽根真が「芸術選奨 文部科学大臣賞」を受賞

昨年、世界デビュー30周年を迎えたピアニストの小曽根真が「芸術選奨 文部科学大臣賞」を受賞した。主な受賞理由としては、ゲイリー・バートンとのデュオ・アルバム『TIME THREAD』(2013)および彼との日本ツアーの成果が挙げられている。加えて、ジャズとクラシックの間を軽快に往来し、ジャンルの壁をいとも楽しげにくぐり抜けて音楽への愛をアピールしたこと、パキート・デリヴェラを招いて共演した「クラリネット協奏曲」(モーツァルト)・「パガニーニの主題による狂詩曲」(ラフマニノフ)におけるソロ演奏などが、特筆すべき活動として称えられている。

Jazz Tokyo/関連リンク:
http://www.jazztokyo.com/live_report/report603.html
http://www.jazztokyo.com/live_report/report549.html
http://www.jazztokyo.com/five/five1012.html

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●4/03〜06 Jazz Week Tokyo 2014

既報の通り、渋谷オーチャードホールにて開催。5日の「A.C.ジョビンに捧ぐ」は、ジョビン没後20年の折りに、ボサノバを超えて広く音楽界に影響を与えたアントニオ・カルロス・ジョビンに捧げる一夜。ジョビンの孫のピアノ/キーボード/ヴォーカルのダニエル・ジョビンを迎えて、リー・リトナー、デイヴ・グルーシンを中心に、小野リサらが集う。

詳細は;http://jazzweektokyo.com/perfomance.html

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●4/06〜08 フレッド・ハーシュ・トリオ来日

2008年に病に倒れ、2010年に軌跡の復活を遂げたフレッド・ハーシュが、名盤『アライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』(2012) のトリオを再結成、来日する。エイベアとマクファーソンは晩年のアンドリュー・ヒルの共演者。VVでの演奏が再現されるなら、パーカーやモンク、オーネットなどの曲もカヴァーされるはず。

フレッド・ハーシュ・トリオ@丸の内コットン・クラブ
フレッド・ハーシュ(p)
ジョン・エイベア(b)
エリック・マクファーション(ds)

詳細は;http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/fred-hersch/

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●4/07〜16 ノルウェーからヤン・グンナル・ホフ(p) 来日

ホフは、1958年、北部ノルウェー、北極圏の街Bodo 生まれ。10歳からクラシック・ピアノを学び、1979年プロに。昨年、ノルウェーで最も著名なジャズ賞であるBuddy賞を受賞。本人曰く「いつもジャズ、クラシック、ポピュラーが交わるどこかに自分がいるという気がしていた。私にとっては、メロディーが音楽の中で最も力を発揮する」。切れの良いタッチと親しみ易いメロディーを身上とする。4/7神戸から4/16横浜まで10回公演。(写真提供:Office Ohsawa)

ツアーの詳細は;http://invs.exblog.jp/21691713/

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●4/10 庄司紗矢香&メナヘム・プレスラー デュオ・リサイタル

実力派ヴァイオリニスト庄司紗矢香が切望したプレスラーとのデュオが実現する。プレスラーは90歳を超えてなお現役で、伝説のボザール・トリオの名ピアニストとして名声を博した巨匠。奇跡の共演に熱い期待が集まる。

4/10 サントリーホール
曲目:モーツァルト、シューマン、ブラームス、シューベルト
詳細:http://amati-tokyo.com/performance/20111211.html

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●4/13 題名のない音楽会「大友良英とノイズ・ミュージック」

題名のない音楽会がNHKの朝ドラでブレイクした大友良英をゲストに迎え、「ノイズが音楽を豊かにする〜大友良英を作った3曲」を特集する。大友さんが、音楽家になる上で影響を受けた3曲を紹介しながら、ノイズ・ミュージックの魅力を紹介する。

4月13日(日) 09:00〜09:30 テレビ朝日
4月19日(土) 17:30〜18:00 BS朝日
4月20日(日) 23:00〜23:30 BS朝日

題名のない音楽会 http://www.tv-asahi.co.jp/daimei/
*再放送日程は http://www.bs-asahi.co.jp/daimei/ で事前に要確認

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●4/14 ナタリー・デセイ&フィリップ・カサール デュオ・リサイタル

現代屈指の歌姫デセイがカサールとともに豊潤な歌曲の世界へ誘う。

4/14 サントリーホール
曲目:クララ・シューマン、ブラームス、デュパルク、R・シュトラウス、プーランク、フォーレ、ドビュッシーなど。

詳細:http://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=178&lang=1

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●4/19 新国立劇場バレエ公演「ファスター/カルミナ・ブラーナ」

デヴィッド・ビントレー振り付けによる2本立て。『ファスター』は2012年ロンドン・オリンピックにちなみ「より速く、より高く、より強く」をテーマとした作品で日本初演。
『カルミナ・ブラーナ』は若い神学生たちが運命の女神に翻弄され、セックス、ドラッグ、ロックンロールにまみれてゆく様を描いたもので爆発的な話題に。3名のオペラ歌手と新国立合唱団も参加。

4/19 6時開演
4/20 2時開演
4/25 7時開演
4/26 2時開演
4/27 2時開演

詳細:http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/carmina_faster/

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●4/26〜5/06 川崎・しんゆり芸術祭2014「アルテリッカしんゆり」

2009年のGWからスタートした、川崎市新百合が丘を中心とする芸術祭。「しんゆり・芸術のまちづくり」フォーラムと連携した良質で、大人にも子供にも楽しめる地域主体の芸術イベント。主催は、日本映画大学佐藤忠男学長が務める実行委員会で、音楽、映画、演劇、伝統文化など、様々な分野をカバーする文字通りの芸術祭。クラシックは、藤原歌劇団 のオペラ「魔笛」、小林研一郎指揮による東京交響楽団、スターダンサーズ・バレエ団「白鳥の湖」他、ジャズは、国府弘子、佐山雅弘、渡辺香津美、守屋純子他、加えて、劇団民藝の「八月の鯨」、和太鼓、ミュージカル、落語、映画など。

詳細プログラムは;http://www.artericca-shinyuri.com/2014/program/index.php

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●4/27〜29 ジャズ・オーディトリア

ジャズを通じて、世界の文化に触れる。そんな場を作りたいという願いを込めて、神田淡路町に生まれた複合施設「Waterras(ワテラス)」で行われる入場無料のジャズ・イベント。
ユネスコが提唱する“ユネスコ・インターナショナル・ジャズ・デイに賛同し、ジャズを通じた交流を通して、国際平和と福祉促進を目指す。
出演は、エリック・ミヤシロ率いるブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ。ゲストは、小野リサ、クワジモード、寺久保エレナ。他に明治大学ビッグ・サウンズ・ソサエティ・オーケストラなど。

詳細は;http://jazzauditoria.com/

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●4/30 モイツァ・エルトマン(ソプラノ) &グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ) デュオ・リサイタル

話題のソプラノ、エルトマンとハープの貴公子メストレが極上の音楽を奏でる。

4/30  東京オペラシティコンサートホール
曲目:シューベルト、モーツァルト、ベッリーニ、R・シュトラウス、スメタナ、ヴェルディ、サリエリ、プッチーニなど。

詳細:http://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=182&lang=1

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●4/30 大阪でインターナショナル・ジャズ・デー・グローバル・コンサート

4月30日、第3回インターナショナル・ジャズ・デーに、メインイベントとなるグローバル・コンサートが大阪で開催され、その模様はJazzDay.com ( http://jazzday.com )で全世界にストリーミング配信される。

The International Jazz Day Global Concert 2014
2014年4月30日(祝・水) 19:00〜 大阪城公園内会場
出演ミュージシャン:ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、マーカス・ミラー、ケニー・ギャレット、ジョン・スコフィールド、ロイ・ハーグローヴ、エスペランサ・スポルディング、龝吉敏子、日野皓正、小曽根 真、レイラ・ハサウェイ、ディー・ディー・ブリッジウォーター、アール・クルー他

UNESCOとセロニアス・モンク・インスティテュート・オブ・ジャズのパートナーシップの下、UNESCOが制定したインターナショナル・ジャズ・デー。
今年も世界中で、アメリカ発祥の文化であるジャズで人と世界を結び、学校から社会まで幅広い層を結ぶさまざまなイベントが開催される。

詳細は:http://jazzday.com

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●5/03〜04 横山幸雄入魂のショパン2014

ゴールデンウィークに、ピアニスト横山幸雄が二日間で全217曲、21時間にわたるショパン/ピアノの世界に挑む。

5/03〜04 東京オペラシティコンサートホール 両日とも開演11時
詳細:http://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=201&lang=1

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●5/09 ボストン交響楽団

ロリン・マゼール率いるボストン交響楽団が15年ぶりに来日。

5/09 サントリーホール 
曲目:グリンカ、チャイコフスキー(vl、ジャニーヌ・ヤンセン)、ベルリオーズ
詳細:http://amati-tokyo.com/performance/20111210.html

5/10 サントリーホール 
曲目:モーツァルト、マーラー
詳細:http://amati-tokyo.com/performance/20111209.html

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●5/13〜15 マティアス・ゲルネ シューベルト3大歌曲の夕べ

バリトンのマティアス・ゲルネが5/13日から三夜にわたり、紀尾井ホールでシューベルトの3大歌曲を歌う。ピアノはアレクサンダー・シュマルツ。

5/13 歌曲集「美しき水車小屋の娘」D.795
5/14 歌曲集「冬の旅」D.911 
5/15 歌曲集「白鳥の歌」D.957

詳細:http://amati-tokyo.com/performance/20111207.html

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●5/14〜16 ジョシュア・レッドマン・カルテット来日

現代ジャズを牽引する実力派のひとり、ジョシュア・レッドマンがソロ名義では4年振りとなるブラッド・メルドー(p)との共演作『Walking Shadows』リリースを機に、俊英メンバーを率いて来日。

ジョシュア・レッドマン・カルテット・
w:アーロン・ゴールドバーグ(p)、リューベン・ロジャース(b) & マーカス・ギルモア(ds)
丸の内 コットン・クラブ

詳細は;http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/joshua-redman/

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●5/20〜22 ジャック・ディジョネット・トリオ来日

現代最高のドラマー、ジャック・ディジョネットがトリオで来日する。共演は、コルトレーンの次男ラヴィ・コルトレーン(1965~)とコルトレーン・カルテットのベーシスト、ジミー・ギャリソンの息子マシュー(マット)・ギャリソン(1970~)。このトリオは90年代にコルトレーン・トリビュート・コンサートに出演しているが、ツアーは初めて。ジャックが自身のリーダーでツアーに出るのは20年振りになる。

東京・青山 ブルーノート東京
詳細は;http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/jack-dejohnette/

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●6/02 フィラデルフィア管弦楽団

話題の俊英ヤニック・ネゼ=セガン率いるフィラデルフィア管弦楽団が東京で2公演。 諏訪内晶子を迎えてのチャイコフスキーの協奏曲も。

6/02 サントリーホール
曲目:チャイコフスキー
詳細:http://www.kajimotomusic.com/jp/concert/k=416/

6/03 サントリーホール
曲目:モーツァルト、マーラー
詳細:http://www.kajimotomusic.com/jp/concert/k=417/

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FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


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