●11/10 ジャズメイア・ホーン、サッシー・アウォード受賞

テキサス州ダラス生まれのヴォーカリスト、ジャズメイア・ホーンが<イースト・オブ・ザ・サン>を歌って第2回サラ・ヴォーン国際ジャズ・ヴォーカル・コンペティションで優勝、「サッシー・アウォード」を受賞、賞金5,000ドルを獲得した。コンペティションはニューアークのパフォーミング・アーツ・センターで開催され、アル・ジャロウやジャニス・シーゲルらが審査員に名を連ねている。ホーンは現在、マンハッタンのニュースクールに在学中。

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●11/15 『キース・ジャレット/コンサーツ』完全CD化

3枚組レコード・セットの一部「ブレゲンツ」(オーストリア)のみCD化され、 レコード2枚分を占める「ミュンヘン」のCD化が長らく待望されていたキース・ジャレット1981年のライヴ・アルバム『コンサーツ』が、遂に完全CD化、3枚組CDセットとして発売された。「ミュンヘン」は、キースが苦闘する創造の苦しみを捉えたドキュメントとして知られている。

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●11/18 エスペランサがメッセージ・ビデオ制作

グラミー受賞の人気ベーシスト/ヴォーカリストのエスペランサ・スポールディングがメッセージ・ビデオを制作、リリースした。“We Are America”と題されたこのビデオは、アメリカの恥部のひとつといわれるキューバ、グァンタナモ米軍基地にある収容所/刑務所の閉鎖を呼びかける内容。テロ容疑者を収容するこの施設では、被疑者がきわめて非人道的な扱いを受けているといわれ長らく問題視されているが、未だ閉鎖に至っていない。

ビデオは;
http://vimeo.com/79294714

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●11/26 チコ・ハミルトン逝く

現役最年長のドラマーとして活躍していたチコ・ハミルトンが老衰のためマンハッタンで亡くなった。享年92歳。チコはロサンゼルスの生まれで、チェロとフルートを交じえたクインテットによる抑制の利いたチェンバー・ジャズで一斉を風靡、クールな“ウェストコースト・ジャズ”の嚆矢となった。俳優や音楽で早くから映画にも係わり、「成功の甘き香り」などで知られる。自身のバンドからエリック・ドルフィー、チャールス・ロイド、ジム・ホールなどを輩出した。

関連記事は;
http://www.jazztokyo.com/rip/chico/chico.html
http://harumi.sunnyday.jp/JAZZTOKYO/gallery/gallery26.html

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●12/01 ダ・ヴィンチの「ヴィオラ・オルガニスタ」初演

レオナルド・ダ・ヴィンチが設計した楽器「ヴィオラ・オルガニスタ」がポーランドのピアニスト、スラウォミール・ツブツキ氏の手により建造され、設計から約500年後に初めて楽器として演奏された。外見はピアノに似ているが、音色はストリング・カルテットのようだ、と形容されている。

建造者による演奏は;
http://www.liveleak.com/view?i=e7e_1384820590

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●12/05 ネルソン・マンデーラ氏逝く

元南アフリカ大統領でノーベル平和賞受賞者のネルソン・マンデーラ氏が逝去。 享年95歳。反アパルトヘイト(人種隔離政策)に身を投じ、1964年に国家反逆罪に問われ終身刑の判決を受けたが、27年間の獄中生活を経て、1990年に釈放された。1994年に大統領選出、民族和解、経済復興などに尽力した後、1999年に引退。1993年にノーベル平和賞受賞。 セネガルのロックスター、ユッスー・ンドゥールに氏を讃える歌<ネルソン・マンデーラ>がある。(photo:Wikipedia)

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●12/06 スタン・トレイシー逝く

イギリス・ジャズ界で長らく隠然たる地位を占めていたピアニスト/コンポーザーのスタン・トレイシーが癌を患って他界、享年86歳。トレイシーはロンドンの生まれ。独学でピアノをマスター、モンクとエリントンの影響を受け、パーカッシヴな奏法を特徴とした。長らくロンドンのクラブ「ロニー・スコット」のハウス・ピアニストを務め、渡英してくる多くのアメリカのジャズ.ミュージシャンと手合わせをした。ディラン・トマスの詩を基に組曲を作曲、レコード化したこともある。

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●12/10 ボビー・ワトソンがキング博士演説50周年記念CDリリース

マーチン・ルーサー・キング博士のワシントン30万人行進における「私には夢がある(I Have a Dream)」演説から50年目にあたる今年、ボビー・ワトソン(as)が “The I Have a Dream Project”の下、記念アルバム『Check Cashing Day』をリリースした。タイトルの「小切手を現金化する日」は、演説の中の“我々は、この小切手を現金化するためにやって来た――自由という財産を、そして正義という保証を、要求に応じて受け取れる小切手を現金化するためにやって来たのだ。”(HuffingtonPost) からの引用。

演説のビデオと全文は;
http://www.huffingtonpost.jp/2013/08/25/martin_luther_king_n_3811698.html

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●12/10 ジム・ホール逝く

モダン・ジャズ・ギターの父といわれ、パット・メセニーなど多くのギタリストに影響を与えたジム・ホールがマンハッタンの自宅で眠りに就いたまま天国に召された。ホールは、1930年12月4日、NY州バッファローの生まれで、83歳の誕生日を迎えたばかりだった。ビル・エヴァンスとの『アンダーカレント』(1962)、ロン・カータとの『アローン・トゥギャザー』(1972)で話題となり、チェット・ベイカーを迎えた『アランフェス協奏曲』が大ヒット、自身のバンドで来日。2003年からはファンの投資でアルバムを制作するArtistShareでアルバムを制作していた。(photo: ⓒTakehiko Tak Tokiwa)

関連記事;
http://www.jazztokyo.com/rip/jim/jim.html

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●12/22 2013年度 NPR Music ジャズ批評家投票

全米137名のジャズ・ジャーナリストによるNPR(全米公共放送)Mssic ジャズ批評家投票によるベスト10が発表された。
1.Wayne Shorter『Without A Net』(Blue Note)
2.Craig Taborn Trio『Chants』(ECM)
3.Charles Lloyd/Jason Moran『Hagar's Song』(ECM)
4.Cécile McLorin Salvant『Woman Child』(Max Avenue)
5.Steve Coleman & Five Elements『Functional Arrhythmias』(Pi)
6.Tim Berne's Snakeoil『Shadow Man』(ECM)
7.Dave Douglas『Time Travel』(Greenleaf)
8.Terence Blanchard『Magnetic』
9. Darcy James Argue's Secret Society『Brooklyn Babylon』(New Amsterdam)
10. Mary Halvorson Septet『Illusionary Sea』(Firehouse 12)

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●1/04 フランク・ウェス追悼式

去る10月30日、90歳で他界した偉大なるマルチ・リード奏者フランク・ウェスの追悼式典が誕生日の来たる1月4日(1922年1月4日生まれ)、マンハッタンのジャズ教会、セント・ピータース・チャーチで行われる。
式典にはジミー・ヒース、ケニー・バロン、ジミー・オウエンス他多くのミュージシャンの参列、演奏が予定されているが、音楽監督にはジミー.オウエンスとジェリー・ダッジオンが指名されている。
なお、フランクの遺作となった『Magic 101』(IPO)が、NPRジャズ批評家投票の『最優秀作』の1枚に選出されている。(photo:Jazz Promo Service)

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●1/13 2014年度NEAジャズ・マスター・アウォード授与式生中継

1月13日、リンカーン・センターのF.P.ローズ・ホール内アレン・ルームで開催される2014年度NEAジャズ・マスター・アウォードの授与式と祝賀演奏の模様が、東部時間1月13日午後7:30からライヴ中継される。
視聴は;arts.gov/jazzmasterswebcast または、jalc.org/neajazzmasters. アーカイヴは、NEA の公式サイトから。 2014年度の受賞者は、アンソニー・ブラクストン、リチャード・デイヴィス、キース・ジャレット。

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●1/26 56回グラミー賞発表

第56回を迎える世界最高峰の音楽の祭典・グラミー賞のノミネーションが12月6日(日本時間7日)に発表され、JAY-Zが最多となる9ノミネートを果たした。
日本勢は、元外交官・阿曽沼和彦氏がプロデュースし、作曲家宅見将典氏が参加のレゲエ・アルバム『Reggae Connection』が最優秀レゲエ・アルバムにノミネートされた。また、今年9月にリリースされた喜多郎の『Final Call』が最優秀ニューエイジ・アルバムにノミネートされている。
なお、授賞式の模様はWOWOWが「生中継!第56回グラミー賞授賞式」を、2014年1月27日午前9時から、同時通訳で放送する。

詳細は;http://www.wowow.co.jp/music/grammy/

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●2/22〜23 日本の音楽シーンの混沌さと過剰さを再現するイベント「MultipleTap」、ロンドンで開催決定!

〈MultipleTap〉は、世界でも類を見ない日本の音楽シーンの混沌さと過剰さを、ロンドンから発信するイベント。出演するのは、ドラびでお、非常階段、初音階段、河端一(from Acid Mothers Temple)、伊東篤宏といったアーティストたちだ。なお、このイベントはクラウド・ファンディングを利用して行われ、チケットやライヴ当日の録音なども、当該サイトのみで配布されるとのこと。

MultipleTap

2014年2月22日(土)、23日(日)
会場:Cafe OTO(ロンドン)
http://multipletap.com/

出演 : ドラびでお/非常階段(JOJO広重、JUNKO、T.美川)/ JOJO広重(from 非常階段) /美川俊治(from Incapacitants,非常階段) /JUNKO(from 非常階段) /初音階段(JOJO広重、T.美川、白波多カミン)/河端一(from Acid Mothers Temple)/中村としまる/秋山徹次/伊東篤宏/田中悠美子/若林美保/石川高/大城真/PINJERK/川口貴大/毛利桂/康勝栄

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WEB shoppingJT jungle tomato

FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


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