●2/25 『アウト・トゥ・ランチ』50周年
ジャズ史上不朽の名作エリック・ドルフィーの『アウト・トゥ・ランチ』が録音(1964.2.25)以来50周年を迎え、米国のメディアでは改めてその意義が見直されている。19歳で抜擢されたトニー・ウィリアムスの他に、フレディ.ハバード(tp)、ボビー・ハッチャーソン(vib)、リチャード・デイヴィス(b)が参加。1964年に制作されたアルバムは他に、アルバート・アイラー『スピリチュアル・ユニティ』、ジョン・コルトレーン『至上の愛』、アンドリュー・ヒル『ポイント・オブ・ディパーチャー』など。
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●2/28 テレンス・ブランチャードがジャズ・オペラ
トランペット奏者のテレンス・ブランチャード(1962~) がジャズ・オペラ『チャンピオン:オペラ・イン・ジャズ』のレコーディングにあたり出資者を募集している。ガーシュインの『ポーギーとベス』以来のジャズ・オペラを目指すこの作品は、セントトーマス島出身のプロボクサー、エミール・グリフィス(1938~2013) の生涯をテーマにしたもの。グリフィスは世界ウェルター級とミドル級の2階級を制覇したものの、ベニー・バレットとの再挑戦でバレットを死に追いやり、終生罪悪感に苛まれる。また、晩年バイセクシャルであることをカミングアウト。
詳細は;http://www.indiegogo.com/projects/terence-blanchard-s-champion-an-opera-in-jazz-sound-recording
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●3/04 『ジャズ・インサイド・マガジン』3月号刊行
NYを中心にアメリカのジャズの現況にスポットを当てる月刊誌(プリント+デジタル)の3月号が刊行された。カヴァー・ストーリーはピアニストのダニーロ・ロペス。ロペスはパナマ出身で、ディジー・ガレスピー・バンドを経て、近年はウェイン・ショーター・カルテットのレギュラー・ピアニストとして定着している。マーク・アヴェニュー・レコードからソロ・アルバム『パナマ500』をリリースした。他に、インタビュー、CDレヴュー、ライヴ情報などを満載。
フリー・ダウンロードは;
http://jazzinsidemagazine.com/publications/guide/march-2014
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●3/04〜08 ニューポート・ジャズ・フェスティバル60周年
1954年にジョージ・ウィーンによって開催されたニューポート・ジャズ・フェスティバルが何度かの開催地の変更など歴史の変遷を経ながら今年60周年を迎える。3月4日から5日間にわたってNYのクラブ「ジャズ・スタンダード」を舞台に主催者ジョージ・ウィーン(88)をゲストに祝賀のギグが開かれた。参加したミュージシャンは、カリン・アリソン(vo)、ランディ・ブレッカー(tp)、アナト・コーエン(cl)、マーク・ウィットフィールド(g)、ベン・アリソン(b)、クラレンス・ペン(ds)。
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●3/06 米『ダウンビート』4月号刊行
米『ダウンビート』誌(81巻4号)が刊行。カヴァー・ストーリーは、アンブローズ・アキンムシーレ(1982~)。アンブローズは、2007年度「セロニアス・モンク国際ジャズ・コンペティション」で優勝と同年の「カーマイン・カルーソー国際ジャズ・トランペット・ソロ・コンペティション」でも優勝し、一躍ジャズ界の注目の的となったトランペッター。昨年9月、カルテットで初来日。
他に、ECMから新作『ワン・イズ・ジ・アザー』をリリースしたビリー・ハート、アラン・トゥサンなどを特集。
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●3/25 ザ・バッド・プラスが『春の祭典』リリース
2000年結成の人気ジャズ・ピアノ・トリオ「ザ・バッド・プラス」(イーサン・アイヴァーサンp、リード・アンダーソンb、デイヴィッド・キングds)が、昨年100周年を迎えたストラヴィンスキーのバレエ音楽『春の祭典』をリリースした。彼らの演奏はストラヴィンスキーの4手のピアノ・ヴァージョンをトリオ・ヴァージョンにアレンジしたもので、2011年からライヴで演奏を始め練り上げつつ録音に臨んだもの。
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●3/28 シーネ・エイにベン・ウェブスター賞
デンマークの歌姫シーネ・エイにベン・ウェブスター賞が授与された。この賞はジャズに貢献したデンマークのジャズ・ミュージシャンに授与されるもの。
折しも、シーネの新作『フェイス・ザ・ミュージック』が5月21日に国内発売予定で、新作リリースに合わせ、6月には来日コンサートが予定されている。
新作ではオリジナルの他に、ルグラン、バーンスタイン、ジョー・サンプルをカヴァーしているという。
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●3/29 ECMからポール・ブレイの新作
ECMからポール・ブレイの新作『プレイ・ブルー〜オスロ・コンサート』をリリース。2008年にオスロ・ジャズ・フェスティバルで行われたソロ・コンサートをヤン・エリック・コングスハウクとマンフレート・アイヒャーのゴールデン・コンビにより録音・制作されたもの。自作曲の他に、ソニー・ロリンズの<ペント・アップ・ハウス>が収録されている。ブレイは病気療養中のため、最後の録音になる可能性がある。
試聴は;http://player.ecmrecords.com/paul-bley--play-blue_oslo-concert
同時発売は、スイスのヴェラ・カペラー(p)とペーター・コンラディン・ツムトール(ds)のデュオによる『バビロン組曲』で、旧約聖書の預言書「ダニエル書」のなかのバビロンにまつわる預言に基づいたもの。
試聴は;http://player.ecmrecords.com/kappeler-zumthor--babylon-suite
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●4/30 インターナショナル・ジャズ・デイ
“インターナショナル・ジャズ・デイ“は、2011年11月のユネスコ総会で採択された国際記念日。ジャズを通して、世界中のひとびとが、教育、平和、団結、会話、協調を図ることを目的とする。ユネスコの親善大使ハービー・ハンコックを委員長とし、ユネスコとセロニアス・モンク・ジャズ機構が共催。第1回のホスト年はパリで、今年は大阪市がホスト・シティとなり、すべてのイベントが全世界に同時中継される。
詳細は;http://jazzday.com/
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●5/06 ソニー・ロリンズ『ロード・ショーズ Vol.3』リリース
好評のソニー・ロリンズ“ロード・ショーズ”シリーズ Vol.3は、2011年から翌年にかけてのコンサート録音のアンソロジー。録音地は、埼玉、トゥルーズ、マルセイユ、セントルイス。今まで未収録の<パタンジャリ>を初収録。リリースは自身のドキシー・レーベル、販売はソニー系列のOkeh。
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●5/18 ニューヨーク・アート・カルテットのドキュメンタリー
フリージャズの嚆矢のひとつとなったニューヨーク・アート・カルテット(ジョン・チカイts、ラズウェル・ラッドtb、レジー・ワークマンb、ミルフォード・グレイヴズds)のドキュメンタリー・フィルム『The Breath Courses Through Us』(監督:アラン・ロス)が結成50周年を機に完成、1964年から翌年まで短命に終わった彼らの貴重な記録をアーカイヴとして残す。プレミアは5月18日、ニューヨーク・フィルム・アーカイヴズにて。アミリ・バラカ他も参加した演奏の記録は『Call It Art』(5枚組LPセット)としてTriplePoint Recordsからリリースされている。
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●6/09〜13 CMSのスプリング・ワークショップ
カール・ベルガーが主宰するウッドストックのスプリング・ワークショップの詳細が発表された。講師陣は、ベルガー+イングリード・セルツォ夫妻に加え、ジョー・ロヴァーの、ヘンリー・スレッギル、タイショウン・ソーリー、マリリン・クリスペル、ピーター・アッペルバウム、ジュディ・シルヴァーノ、ウォーレン・スミス他。応募締切は5月19日。
詳細は;http://www.creativemusicfoundation.org/springworkshop2014.html
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追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley
:
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣
:
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi
#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻
音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美
カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子
及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)
オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)
:
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義
:
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄
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