♩ 5/01 スイスIntakt Records5月新譜2タイトルをリリース

ヨーロッパだけではなくニューヨーク・シーンのキー・パーソンのCDも積極的にリリースしているIntakt Recordsの5月新譜は、イングリッド・ラウブロック・アンティハウスによる『ROULETTE OF THE CRADLE』とクリストフ・イリニガー・トリオの『OCTOPUS』の2タイトル。CDリリース・コンサートをイングリッド・ラウブロックは7月25日にニューヨークのコーネリア・ストリート・カフェで、クリストフ・イリニガー・トリオはニューヨーク・ブルックリンのシーズで行う。

http://www.intaktrec.ch/



[5.31.2015] Page Top >

♩ 5/04 『Jazz Inside Magazine』5月号刊行

NYを中心に全米のジャズ情報を網羅する無料のジャズ情報誌『ジャズ・インサイド・マガジン』の5月号 (Volume:6 Issue:10) が刊行された。64pのヴォリュームの5月号のカバー・ストーリーはトリオによる新作『Live at Cafe Vivaldi Vol.2』をリリースしたベテラン・ピアニスト/コンポーザーのロジャー・ダヴィッドソン。インタヴューは他にカリーン・アリソン、スタン・ゲッツの息子でドラマーのスティーヴ・ゲッツ、アルベアg、デボラ・ラッツvo。その他、CDレヴュー、コンサート/ライヴ情報などを満載。

無料ダウンロードは;
http://jazzinsidemagazine.com/publications/guide/may-2015

[5.31.2015] Page Top >

♩ 5/06 『DOWNBEAT』Magazine 6月号刊行

全米を中心に世界各国のジャズ情報を伝える最古のジャズ専門誌『DOWNBEAT』6月号 ((Volume 82, Number 6)) が刊行された。カバー・ストーリーは2月に2枚組の大作『アフロディジア』をリリースしたベーシスト/コンポーザー/プロデューサーのマーカス・ミラー。特集は、生誕100年を迎えたビリー・ホリデイ他。ブラインドフォールド・テストはウォレス・ルーニーtp。クラシック・インタヴューは、1967年6月、ダン・モーゲンスターンによるチコ・ハミルトンds。

[5.31.2015] Page Top >

♩ 5/14 “キング・オブ・ブルース”B.B.キング逝く

“キング・オブ・ブルース”と称されたブルースの巨星、B.B.キングがラス・ヴェガスの自宅で死去。享年89。自宅で介護を受けていたが、家族の主張により薬殺の疑いで地元の検視局が捜査中。
本名はライリーB。キング。ニックネームの“Blues Boy” が省略されてB.B.となった。都会的なセンスを持つブルースで広範な支持を得る。1964年の<ロック・ミー・ベイビー>が大ヒット。1970年、1993年、1998年にグラミー賞を受賞。1987年にロックの殿堂入りを果たし、1991年には全米無形遺産にも認定されている。

[5.31.2015] Page Top >

♩ 5/15 ECMがゲイリー・ピーコックの80歳バースデー・リリース

去る5月12日80歳を迎えたベーシスト ゲイリー・ピーコックの80歳を祝し、ECMが新作『ナウ・ディス』(ECM2428) をリリースした。アルバムは、マーク・コープランドp、ジョーイ・バロンdsからなるトリオで、2014年7月、オスロのレインボウ・スタジオでプロデューサー マンフレート・アイヒャー、エンジニア ヤン・エリック・コングスハウクの不動のコンビで録音された。
ピーコックのクラシック<Moor>や<Vignette>の他、スコット・ラファロの<Gloria’s Step>が収録されているのが注目される。

試聴サイト;
http://player.ecmrecords.com/peacock-2428

[5.31.2015] Page Top >

♩ 5/19 ブルース・ランドヴァル逝く

ブルーノート・レコードの顔としてジャズ界に多大な貢献をしたブルース・ランドヴァルが5月19日逝去した。死因は、パーキンソン病由来の多発性疾病。享年79。ランドヴァルのミュージック・マンとしてのキャリアは1960年のコロンビア・レコードへの入社から始まる。ウィントン・マルサリス、ハービー・ハンコックらと契約した後、1982年独立、エレクトラ/ミュージシャンを設立したが、2年後には念願のブルーノート・レーベル復活に立ち上がる。マイケル・カスクーナと手を組んで契約したミュージシャンは、ロバート・グラスパー、ジェイソン・モラーン、ノラ・ジョーンズ、アンブローズ・アキンムシレらの新進の他、ジョー・ヘンダーソン、ジョー・ロヴァーノ、ジョン・スコフィールドら多数。2010年以降は現役から引退していた。

[5.31.2015] Page Top >

♩ 5/21 菊地雅章リハビリ中

NY在住のピアニスト菊地雅章は、昨年12月体調を崩し入院、2月に退院したものの、その後、ロング・アイランドのセンターで体調の回復を期してリハビリを続けている。
なお、ECMで予定していた2012年にブルーノート東京で公演したTPTトリオ(トーマス・モーガンb、菊地Poo雅章p、トッド・ニューフェルドg)と菊地雅章ソロの欧州公演とレコーディングはとりあえずキャンセルとなった。

[5.31.2015] Page Top >

♩ 5/22〜23 ジョージ・ルイス『アフターワード』

ジョージ・ルイスの実験的オペラ『アフターワード、the AACM (as) Opera』のコンサート・ヴァージョンが5月22日と23日にニューヨークのルーレットで上演された。今回はデヴィッド・フルマー指揮、インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブルと3人の歌手によるもの。オペラのフル・バージョンは10月にシカゴ現代美術館で上演される予定。

[5.31.2015] Page Top >

♩ 5/22〜25 メールス・フェスティヴァル

今年のメールス・フェスティヴァルも成功裏に終了したが、主要なステージはARTEのサイトでストリーミングで見ることができる。
http://concert.arte.tv/fr/moers-festival

メールス・フェスティヴァル公式サイト
http://www.moers-festival.de/

[5.31.2015] Page Top >

 

♩ 5/23 ECMから5月新譜3作リリース

独ECM本社では5月新譜として以下の3作をリリースした。
1) 『Third Reel/Many More Days』(ECM2431)
スイス人とイタリア人によるトリオThird Reel のECM第2作。メンバーは、Nicolas Masson(ts,ss,cl)、Roberto Pianca(g)、Emanuele Maniscalco(ds,p)。1973年ルガノのRSIで録音。
試聴サイトは;
http://player.ecmrecords.com/third-reel-2431



2) 『David Torn/Only Sky』(ECM 2433)
プロデューサー、映画音楽作家、サウンドスケイプ・アーチストとしても活躍するデイヴィッド・トーンの2007年以来の新作。ギターとエレクトリック・ウードで広大な音世界を描き出す。
試聴サイトは;
http://player.ecmrecords.com/torn-2433



3) 『Dino Saluzzi/ Imagenes:Music for Piano』(ECM New Series 2379)
アルゼンチンのバンドネオン奏者ディノ・サルッシ80歳のバースデー・リリース。サルッシが1960年から2002年にかけて書きためたピアノのための音楽をアルゼンチンのピアニスト、オラシオ・ラヴァンデラが演奏。録音は、サルッシ立会いの下、2013年オスロでマンフレート・アイヒャーがプロデュース。
試聴サイトは;
http://player.ecmrecords.com/saluzzi-2379

[5.31.2015] Page Top >

♩ 6/04〜06 ミシャ・メンゲルベルグ 80歳バースデー記念イベント

エリック・ドルフィーの『ラスト・デイト』(1964/Limelight)とICPオーケストラでおなじみのオランダのピアニスト ミシャ・メンゲルベルグが、6月5日80歳の誕生日を迎える。
アムステルダムのジャズ・クラブ「ビムハウス」では6月4日から写真家/デザイナーのフランチェスカ・パテラによって各国の写真家が撮影したミシャの写真を展示するグループ展「MISHA CRISS CROSS」が催される(ミシャ自身は、高齢者特有の疾病で療養中)。この写真展にはミシャが愛した日本から望月由美と横井一江も参加が予定されている。
6月6日には、ジョージ・ルイス、ケヴィン・ホワイトヘッドなどによる「MISHA’S MIDDAG(ミシャの午後)」と題したシンポジウムが開催される。また、ビムハウスで開催されているDOEKフェスティヴァルでもこの日は「Misha Mengelberg: a celebration」と題したコンサートが行われる。出演はマイケル・ムーア、イングリッド・ラウブロック、ジェームス・フェイ他

なお、ミシャの1994年来日時の防府市カフェ・ラミレスでの豊住芳三郎dsとのデュオ演奏が『逍遥遊』(ちゃぷちゃぷレコード)としてCD化されている。
http://www.jazztokyo.com/column/mochizuki/chapter-007.html
http://www.jazztokyo.com/five/five1033.html
http://www.jazztokyo.com/five/five1026.html

[5.31.2015] Page Top >

♩ 6/05 アルバート“トゥーティ”ヒース 80歳バースデー・ライヴ

5月31日に80歳(傘寿)を迎えるドラマーのアルバート“トゥーティ”ヒースのバースデー・ライヴが6月5日、ディジーズ・クラブ・コカコーラで開かれ、アルのバンドにバッド・プラスのイーバン・アイヴァーソン(p)やベン・ストリート(b) らが参加する。アルは、パーシー(b)、ジミー(sax) の3兄弟“ヒース・ブラザース”の末弟。キャリアのスタート時に、コルトレーンの『Coltrane~1957 Album』(Prestige)や『Lush Life』(1960/Presiige)に参加している。現在は、ベン・ライリー、ビリー・ハート、ルイ・ヘイズらが参加するドラム・アンサンブル「The Whole Drum Truth」のリーダーを務める。

[5.31.2015] Page Top >

♩ 6/08 ルー・ソロフ 追悼コンサート

去る3月、71歳で急逝した人気トランペッター、ルー・ソロフを偲ぶコンサートが6月8日、マンハッタン・スクール・オブ・ミュージックのジョン.C.ボーデン・オーディトリアムで開かれる。参加が予定されている音楽仲間は、ウィントン・マルサリス、ランディ・ブレッカー、ジョン・ファディス、ウィル・リー、クリス・ポッターら。ソロフはBS&T始め、ギル・エヴァンス・オーケストラからマンハッタン・ジャズ・オーケストラまで、NYのジャズ・シーンの最前線で、また優れたスタジオ・ミュージシャン、教師として半世紀以上にわたって活躍した。

[5.31.2015] Page Top >

♩ 6/16 2015年度JJAジャズ・アウォード受賞パーティー

ジャズ界でもっとも信頼すべきジャズ・アウォードといわれる「JJAジャズ・アウォード」の2015年度のウィナーの受賞パーティーが6月16日、NYのクラブ「ブルーノート」で予定されている。今年19回目を迎えるこのアウォードは、JJA(ジャズ・ジャーナリスト・アソシエイション)が主宰するもので、アメリカを中心に各国のジャズ・ジャーナリストの投票でウィナーが決定する。
今年は、「永年功労賞」のランディ・ウェストン(89)を始め、「ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー」のジェイソン・モラーン、「レコード・オブ・ザ・イヤー」と「トリオ/デュオ」部門ダブル受賞のケニー・バロン、「ラージ・アンサンブル」部門のアルトゥーロ・オファリルなどピアノの当たり年といえる。初受賞は、「ギター部門」のメアリー・ハルヴァーソン、「ヴィブラフォン部門」のウォーレン・ウルフ。

ウィナーの詳細は;
http://www.jjajazzawards.org/p/2015.html

[5.31.2015] Page Top >

♩ 6/27 NEXUSがメイヴェリック・コンサート100周年記念公演に出演

NY州ウッドストックで毎年開かれるアメリカ最古の夏の室内楽フェスティバル「メイヴェリック・コンサート」が今年100周年を迎え、記念コンサートにパーカッション・アンサンブル「ネクサス」を迎える。「ネクサス」は、1971年カナダのトロントで6人のパーカッショニストにより結成されたアンサンブル。1990年に武満徹がオーケストラの協奏曲を献呈したが、来日公演も含め日本にもファンが多い。「ネクサス」は3人の創立メンバーが交代しているが、当夜のプログラムにはピーター・シッケルの新作『パーカッション・ソナタ第3番/メイヴェリック』のプレミアも予定されている。

[5.31.2015] Page Top >

♩ 7/01〜02 2015年度「アーティガン名声の殿堂」祝賀コンサート  山中千尋が出演

ジャズ・アット・リンカーン・センターが主宰する「アーティガン名声の殿堂」の2015年度の新たな殿堂入りミュージシャンが決定、7月1、2日の両日、ディジーズ・クラブ・コカコーラで祝賀コンサートが開かれる。2015年度の新たな殿堂入りミュージシャンは、デクスター・ゴードン、ジェームスP.ジョンソン、レニー・トリスターノの3名。7月1日は、デクスター.ゴードンとレニー・トリスターノが、2日はジェームスP.ジョンソンがそれぞれ祝賀されるが、ジョージ・ケイブルスらと共に山中千尋がハーレム・ストライド・ピアノを披露する。「アーティガン名声の殿堂」には、これまでに48名の伝説のミュージシャンが殿堂入りしている。

[5.31.2015] Page Top >

WEB shoppingJT jungle tomato

FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


Copyright (C) 2004-2015 JAZZTOKYO.
ALL RIGHTS RESERVED.