♩10/01 リトアニアのNoBusinessから新作6タイトル発売

リトアニア唯一のジャズ・レーベル NoBusinessレコードから新作6タイトルが一挙にリリースされた。
「Martin Kuchen, Jon Rune Strom, Tollef Ostvang /Melted Snow」(NBLP89)
「Giovanni Di Domenico, Peter Jacquemyn, Chris Corsano/A Little Off The Top」(NBLP88)
「Bobby Bradford=Frode Gjerstad Quartet/The Delaware River」(NBLP87)
「John Lindberg, Anil Eraslan /Juggling Kukla」(NBLP86)
「John Carter/Echoes from Rudolph’s」(NBCD80-81)
「Free Jazz Group Wiesbaden/ Frictions|Frictions Now」(NBCD79)
「Martin Kuchen, Johan Berthling, Steve Noble/Night in Europe」(NBCD78)
4作はLPのみの限定300枚。3作はCDのみ。最近の録音並ぶ中、ジョン・カーター(1929~1991)の『エコーズ・フロム・ルドルフス』は、クリネットの名手の77年のレアな録音でCD2枚組(一部ソプラノサックスも演奏)。

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♩10/22 NEAジャズ・マスター2016発表

“ジャズ界最高の栄誉”と称されるNEA(全米芸術協会)選出による2016年度の「ジャズ・マスター」に、ゲイリー・バートンvib、アーチー・シェップts、ファラオ・サンダースtsの3名のミュージシャンとJFA(全米ジャズ連盟)副会長のウェンディ・エクセンホーン(A.B.スペルマン賞)が決まった。エクセンホーン女史はJFAの副会長として困窮するジャズ・ミュージシャンの福祉活動に貢献してきた。
授与式と記念コンサートは来年4月4日、JFAの創立50周年記念式典と合わせてJFケネディ・センターで予定されている。

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♩10/22 マーク・マーフィー逝く

歌手のマーク・マーフィーが10月22日、長患いの末、ニュージャージー州イングルウッドの療養施設で他界、享年83。マーフィーは音楽一家に生まれ、幼少の頃からピアノを学び、10代でプロとして活動を始めた。一時、ヨーロッパに活動の場を求めたが、NYに戻ってからはステージ、録音、TVなどで幅広い活動を展開。ジャズに留まらずブラジル音楽に手を伸ばしたことも。スキャットやヴォカリーズで新境地を開拓し、一家を成した。ダウンビート誌の人気投票では、2000年からの4年連続を含む6度のウィナーを達成している。

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♩10/26 米「ダウンビート」誌第80回読者人気投票発表

89歳で現役を続ける歌手のトニー・ベネットが「名声の殿堂」入りを果たし、
チック・コリアが「アーチスト・オブ・ザ.・イヤー」、アルバム『トリロジー』の「アルバム・オブ・ザ・イヤー」への選出で2冠を制した。ジャズ・グループは“ブルーノート・ジャズ・フェスティバル・イン・ジャパン”に出演した「スナーキー・パピー」、ビッグバンドは「ジャズ・アット・リンカーン・センター・オーケストラ」で新旧が分けた。ピアノ:ハービー・ハンコック、ギター:パット・メセニー、アルトサックス:オーネット・コールマン、ソプラノ・サックス:ウェイン・ショーター、ドラムス:ジャック・ディジョネットとベテラン勢が占めたが、テナーサックス:クリス・ポッター、トロンボーン:トロンボーン・ショーティと若手が健闘した。

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♩10/31 ECMからノルウェーの女流サックス奏者が鮮烈デビュー

ECM最後の10月新譜として2枚組アルバムとして登場したのがノルウェーの
女流テナーサックス奏者メッテ・ヘンリエッテ・マルテドータ・レルヴォグ。アルバム・タイトルはなくアーチスト名のメッテ・ヘンリエッテのみ、アートワークは本人のポートレートと、ECMとしては異例の装い。トランペットとトロンボーンを含む2管編成の他にバンドネオンやチカダ.・カルテットが共演。
収録曲は15/20曲、しかも1分以下の短い演奏も多い。昨年5月8月にオスロでマンフレート・アイヒャーが制作。

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♩ 11/01 ビッグバンド「ニューヨーク・ジャズハーモニック」デビュー

11月1日、17人編成のビッグバンド「ニューヨーク・ジャズハーモニック」が、シンフォミー・スペースのレナード・ニモイ・タリア・シアターでデビューする。曲目は、音楽監督のロン・ワッサーマン作曲の組曲「ニューヨーク・ジャズの四季」。スペシャル・ゲストはガリシアン・バクパイプ奏者のクリスティーナ・ペイト。ワッサーマン氏はニューヨーク・シティバレー・オーケストラの首席コントラバス奏者で、次席音楽監督には2015年度のBMIチャーリー・パーカー賞受賞者の狭間美帆が就任。同バンドは年間4回のコンサートを予定している。

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♩11/02 ボブ・ベルデン追悼セレモニー

去る5月20日、急性心不全のため他界したテナーサックス奏者でコンポーザー/アレンジャー/プロデューサーとしても活躍、『ダリア』ではグラミー賞を受賞したボブ・ベルデン(享年58)を偲ぶ追悼セレモニーがNYマンハッタンのクラブ「ポアソン・ルージュ」で予定されている。家族、友人、ウォレス・ルーニーなどのミュージシャン、業界関係者など多数の参会が見込まれている。
ベルデンはブルーノートレーベルの完璧なコレクションの他、ジャズや現代音楽に関する該博な知識を活用、さまざまなプロジェクトを展開したことでも知られる。
https://www.youtube.com/watch?v=rLDVaDQnSes

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♩11/05〜08 ベルリンジャズ祭開催

11月5日から8日にかけてベルリンジャズ祭が開催された。今年から音楽監督を務めるのリチャード・ウィリアムス。ジョージ・E・ルイスが結成したスプリッター・オーケストラによる<クリエィテヴ・コンストラクション・セット>世界初演、ユリア・カーデル・トリオ、キース・ティペット・オクテット、チャールス・ロイド「ワイルド・マン・ダンス・プロジェクト」、ポール・ニルセン・ラヴ「ラージ・プロジェクト」などが出演。
開催期間中にアルバート・マンゲルスドルフ賞の授賞式が行われた。今年の受賞者はピアニストのアキム・カウフマン。
https://www.berlinerfestspiele.de/

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♩11/06「ミュージック・オブ・マイルス・デイヴィス&キャノンボール・アダレイ」コンサート

NEAジャズ・マスターのジミー・ヒース(ts)とバリー・ハリス?を含むクインテット(ボブ・クランショウb、アル・フォスターds、マイケル・マオスマンtp、スティーヴ・デイヴィスtb)によるマイルス・デイヴィスとキャノンボール・アダレイの音楽をフィーチャーしたコンサートが、11月6日、NY郊外のフラッシング・タウンホール・シアターで予定されている。

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♩11/13 ECMがジョン・アバークロンビーの旧作3作を初CD化

ECMを代表するギタリストのひとりジョン・アバークロンビーの78〜80年に制作したアルバム3作が初めてCD化、『ザ・ファースト・カルテット』として3枚組セットとして発売される。リッチー・バイラークp、ジョージ・ムラーツb、ピーター・ドナルドdsを含むカルテットによる『アーケード』、『ジョン・アバークロンビー・カルテット』、『M』の3作で『アーケード』のみ日本でCD化されたことがある。これらの3作は、プロデューサーのマンフレート・アイヒャーとカルテットのコ・リーダー格であったバイラークの音楽的な意見の対立が原因でCD化が見送られていたと言われている。

オマージュ:エバーハルト・ウェーバー

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♩11/22〜29 unerhort!フェスティヴァル開催

チューリッヒで11月22日から29日にかけてunerhort!フェスティヴァルが開催される。スイス在住のバリー・ガイ、ニック・ベルチェ、ベテラン勢ではオリヴァー・レイク、ウィリアム・パーカー、クレイグ・タボーン、フランスのミシェル・ポルタル〜ブルーノ・シュヴィヨン〜ダニエル・ユメールによるトリオ、そして、unerhort!フェスティヴァルに第1回から関わっているイレーネ・シュヴァイツァー、またメアリー・ハルバーソン&ZHdKワークショップ・バンド、トム・レイニー・トリオ・フィーチュアリング・ラウブロック−ハルバーソンなど本誌「Jazz Right Now」で取り上げられているニューヨークのミュージシャンなどが出演する。
http://unerhoert.ch/

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♩11/23『ハービー・ハンコック/処女航海』発売50周年記念コンサート

ハービー・ハンコックの名盤『処女航海』50周年を記念したコンサートが11月23日、NYのジャズ・アット・リンカーンセンター内「ディジーズ・クラブ・コカコーラ」で予定されている。MSM(マンハッタン・スクール・オブ・ミュージック・コンサート・ジャズバンド)による演奏で、編曲はMSMのマイク・ホロバー。7:30、9:30の2ショウ。

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♩2016/1/29 限定版デラックス・ボックス・セット「Celebrate Ornette」リリース

去る6月11日他界したジャズの革命児オーネット・コールマンを記念するボックス・セットが来年1月29日にSong Xレコードから限定版としてリリースされるが、すでに予約受付が始まっている。この企画はオーネットの生前から始まっていたが、他界を受けて、急遽追悼コンサートの模様も追加収録されることになった。演奏には多数のトップクラスのジャズ・ミュージシャンが参加している。企画監修は息子のデナード・コールマンで、ボックス・セットはLP4枚、CD3枚、DVD2枚に多数の写真を含む解説書で構成されている。
予約受付は;
http://www.pledgemusic.com/projects/ornettecoleman

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WEB shoppingJT jungle tomato

FIVE by FIVE 注目の新譜


NEW1.31 '16

追悼特集
ポール・ブレイ Paul Bley

FIVE by FIVE
#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』(ピットインレーベル) 望月由美
#1278『David Gilmore / Energies Of Change』(Evolutionary Music) 常盤武
#1279『William Hooker / LIGHT. The Early Years 1975-1989』(NoBusiness Records) 斎藤聡
#1280『Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz / Protean Reality』(Clean Feed) 剛田 武
#1281『Gabriel Vicens / Days』(Inner Circle Music) マイケル・ホプキンス
#1282『Chris Pitsiokos,Noah Punkt,Philipp Scholtz / Protean Reality』 (Clean Feed) ブルース・リー・ギャランター
#1283『Nakama/Before the Storm』(Nakama Records) 細田政嗣


COLUMN
JAZZ RIGHT NOW - Report from New York
今ここにあるリアル・ジャズ − ニューヨークからのレポート
by シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley,剛田武 Takeshi Goda, 齊藤聡 Akira Saito & 蓮見令麻 Rema Hasumi

#10 Contents
・トランスワールド・コネクション 剛田武
・連載第10回:ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 シスコ・ブラッドリー
・ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま
第1回 伝統と前衛をつなぐ声 − アナイス・マヴィエル 蓮見令麻


音の見える風景
「Chapter 42 川嶋哲郎」望月由美

カンサス・シティの人と音楽
#47. チャック・へディックス氏との“オーニソロジー”:チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉 竹村洋子

及川公生の聴きどころチェック
#263 『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』 (Pit Inn Music)
#264 『ジョルジュ・ケイジョ 千葉広樹 町田良夫/ルミナント』 (Amorfon)
#265 『中村照夫ライジング・サン・バンド/NY Groove』 (Ratspack)
#266 『ニコライ・ヘス・トリオfeat. マリリン・マズール/ラプソディ〜ハンマースホイの印象』 (Cloud)
#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』 (ECM/ユニバーサルミュージック)

オスロに学ぶ
Vol.27「Nakama Records」田中鮎美

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説
#4『Paul Bley /Bebop BeBop BeBop BeBop』 (Steeple Chase)

INTERVIEW
#70 (Archive) ポール・ブレイ (Part 1) 須藤伸義
#71 (Archive) ポール・ブレイ (Part 2) 須藤伸義

CONCERT/LIVE REPORT
#871「コジマサナエ=橋爪亮督=大野こうじ New Year Special Live!!!」平井康嗣
#872「そのようにきこえるなにものか Things to Hear - Just As」安藤誠
#873「デヴィッド・サンボーン」神野秀雄
#874「マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット」神野秀雄
#875「ノーマ・ウィンストン・トリオ」神野秀雄


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